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茨城：茅葺き屋根 (Thatched Roof, Ibaraki)
今回の写真はちょっと今までと違います。茨城の茅葺き屋根とか書いてますが、単に私の住んでる家です。茅葺きなんです。今日、葺替えが終了しました。準備も含めて、ほぼ3ヶ月かかりました。普通、こんなに早く完成しません。茅を集めるのは大抵1年位かかるんです。で、家ですが、古いです。先日、専門の方に見ていただいたところ、建築部材は250年位前のものらしいです。江戸初期から中期です。そんな所に住んでいます。でもこの葺替えも、もしかしたらこれで最後かも知れません。ちなみにここをクリックすれば、別ウィンドウで、葺替え作業を始めた頃の写真が見られます。 　写真中央に写っているのは、西側の棟（"ぐし"と呼んでます）の部分です。藁をびっしり詰めたところを剪定鋏で彫込んで、墨付けしてあります。どうやら亀が彫ってあるらしいです。この様に水に関わるものを彫込むのは、火災除けのおまじないの為です。その上の文字は寿だと職人さんが言っていました。この作業の様子は、2000年6月にINAXギャラリーでVTR展示されました。
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