私が養鶏業を初めて約四十年が経ちました。

自宅は茨城県つくば市、農場は茨城県かすみがうら市にあります。

そこに約一万羽の鶏を飼っています。

近年、養鶏業は、収益を上げるために大規模な鶏卵生産工場（窓がなく鶏は狭いケージに数羽ずつ何十万、何百万羽と飼われ卵の集卵、給餌、糞の処理はすべて自動、空調、光等もコンピューターで制御されている）が増えている。

たまごは、タオルと同じ工業製品化されている。

しかし、私は規模拡大、生産コスト削減ではなく、品質よい卵を生産し、生産コストに見合った値段で販売することことに取り組んだ。

「いいエサと正しい飼い方をすれば、いい卵を産む」エサの中身と飼い方にこだわる。

養鶏仲間との月に一度の情報交換（養鶏を始まって以来）を通じてエサの配合を徹底的に研究した。

その結果、健康な鶏の飼育、良質な卵の生産ができた。さっそく「海藻卵」と名付けて商標も取得した。