SUPER MAGIC EMPIRE〜「ロマンシングSa・Ga2」より

○前書き

 1993年にスーパーファミコンで発売されたロールプレイングゲーム「ロマンシングSa・Ga2」。発売から十年が過ぎた今で
も十分に遊べる傑作であります。もう何度もクリアしたゲームですが、あるゲーム本にこのゲームを術法(つまりは魔法のこと)のみ
でクリアしたというレポートが載っていて、「これなら俺にもできるんじゃないか?」と思い、自分でもやってみることにしました。
これはそのプレイレポートです。今回自分で決めたルールはただ一つ。「戦闘中に術法、防御、退却以外の行動はしない(混乱時は除
く)」です。件の本ではもっと厳しいルールを課していましたが、そこまで厳しくする必要はないだろうと思い、それ以外は何でもあ
りにしました(ただしバグ技は使用不可)。

 さて、術法帝国は混乱した世界に平和をもたらすことができるのか。一緒に見ていきましょう。


○1000年〜1003年

 ゲームをスタートすると、最終皇帝の性別を選択して名前をつけることになる。術法使いということで、男よりも魔力の高い女の皇
帝を選択。名前は…「マリア」に決定(ここに来る人の大半には由来がバレバレ…)。ただし彼女が登場するのは物語の終盤も終盤。
今回はそこに行くまでどれだけ時間がかかるかなあ…。

 そして本格的にゲームスタート。自分の好きなパーティで好きなように話を作れるのがこのゲームの特徴だが、序盤に限りパーティ
メンバーは固定されている。皇帝レオンとその次男ジェラール、他三名である。さて、スタート時彼らは「封印の地」というダンジョ
ンにいるのだが、この時術が使えるのはレオンしかいない。したがって他の四人は毎回「防御」。しかもレオンの持っている天の術法
「ライトボール」は全体に攻撃はできるものの威力がかなり低い。よってあまり敵を倒せないうちに術ポイント(術を使うために必要
なポイント。以下「術P」)が尽きた。幸いこのダンジョンは一階層で「脱出すればクリア」という物なので、さっさと出て、主人公
たちの属するバレンヌ帝国の本拠地である「アバロン」に帰った。

 アバロンの宮殿に帰ると一度パーティは解散する。レオンがオアイーブとかいう女魔術師と話をしている間、ジェラールを操作する
ことになる。宮殿内で宮廷魔術師女のエメラルドに火の術法「ファイアーボール」を教えてもらった。どうせ後で封印する術だけど、
ともかく今は必要だ。

 その後、再びパーティは五人に戻り、プレイヤーが操作するキャラもレオンに戻った。この後彼らは「ウォッチマンの巣」というダ
ンジョンにいるモンスターを退治しに行く。さてその前に、術の使えないパーティメンバーをリストラするか。五人のうち術の使えな
いヤツらは三人いるが、今現在、仲間にできるキャラクターのうち術が使えるのは宮廷魔術師男女の二人。したがって三人のうち外す
のは体力的に劣る二人にする。ところで、外すってどうするのか?…早い話が、殺すのである。いらないキャラは殺す、ある意味この
ゲームの基本である(本当か?)。そんなわけで先頭にいるキャラが攻撃を受けやすい「インペリアルクロス」という陣形を組み、殺
したいキャラ−帝国猟兵女テレーズ、帝国軽装歩兵男ジェイムズの防具を外して一人ずつ続けざまに抹殺。彼らの代わりに宮廷魔術師
男のアリエス、同じく女のエメラルドを仲間に入れた。帝国重装歩兵のベアにはしばらくインペリアルクロスの先頭で、文字通りパー
ティの盾になってもらおう(もちろんする行動は防御のみ)。

 さて、術の使える人員が増えたところで、ウォッチマンの巣にてヒットポイント(体力のこと。以下HP)および術のレベル上げを
慣行。ダンジョンの入り口近く(とは言っても最深部まで行ってもすぐに帰れる深さだが)で戦闘をし、術Pがなくなったらアバロン
に帰って宿屋で回復。これをしばらく繰り返したのだが、やたらとゾンビ系の敵には苦労してしまった。ともかく数十回も戦闘を繰り
返すと、五人は結構強くなった。ある程度まで成長したところでいよいよこのダンジョンのボス、ウォッチマン×数匹と対決。…ライ
トボールやその他の攻撃術を鍛えまくっていたせいか、楽勝だった。

 ウォッチマンを撃退し意気揚揚とアバロンに帰ると街は襲撃されていた。街中に誰か倒れている。レオンの長男でジェラールの兄、
ヴィクトールだった。彼は「七英雄」(過去にこの世界を平和に導いたという七人の英雄。今となっては、人々の平和を脅かすモンス
ターでしかない)の一人クジンシーにやられたらしい。そしてそのままヴィクトールは死亡。怒りに燃えるレオンは、ヴィクトールの
弔い合戦だとジェラールを引き連れてクジンシーの待ち構える「ソーモン」という街へ向かった。
 ソーモンにあるクジンシーの館の中で敵を蹴散らしながら進むレオンたち。術Pが切れるかもしれないと思ったが、そのようなこと
もなくクジンシーに会えた。ここでクジンシーと初対決。しかしこの戦いでレオンは「ソウルスティール」という技をくらって死んで
しまうのでした(イベントであるため回避不可)。

 クジンシーに敗れ、アバロンへ強制送還されたジェラールたち。ここでジェラールは、レオンがオアイーブに教えてもらった、皇帝
の力を次の皇帝に受け継がせるという「伝承法」を使ってレオンのHPとライトボールおよび天の術法レベルを引き継いだ。おっと、
もう一つ引き継ぐ物があったんだ。レオンがクジンシーからくらったソウルスティールの見切りだ。これがあればジェラールがこの技
をくらうことはない。なお、もともとジェラールの持っていた火の術はそのままだ。さて、ここでアバロンに攻め込んできたゴブリン
軍団を撃退しなければならないのであるが、困ったことが起きた。今パーティ内にいるメンバーの他に、術法を使えるキャラクターが
いないのである。それで誰を入れようかと考えたのだが…重装歩兵に次いでHPの高いフリーファイター男のヘクターを入れて防御だ
けをさせることにした。が、彼は攻め込んできたゴブリンを倒さなければ仲間になってくれない。そこでとりあえずモンスターどもと
は四人パーティで戦うことにした。ここでもライトボールが大活躍だった。

 無事ゴブリンを蹴散らすとヘクターを仲間にすることができる。彼を入れた五人(うち防御以外の行動ができるのは三人)でゴブリ
ンの住んでいる巣に攻め込んでこれも撃退。ここのボスであるキングは戦闘中隊列の後ろにいるが、盾になっているゴブリンどもなど
ライトボールでせん滅できる。裸になったキングにジェラールおよびエメラルドのファイアーボールやアリエスのウィンドカッターが
炸裂してあっさりと倒すことができた。

 一度アバロンに戻って術Pを回復したら、続いていよいよクジンシーとのリターンマッチだ。前と同じようにソーモンへ攻め込む。
当然、館の作りは同じだ。その中を駆け上り、再びクジンシーと対決。こいつの必殺技ソウルスティールはすでに見切っているので後
は実力勝負。これまでに鍛え上げていた術のおかげで思ったよりも楽に勝てた。

 クジンシーを倒すと、自動的に一年経過し、ジェラールの見た目も変わる。ある意味ここからが本番である。まず、術研究所を建設
に着手。これができると全ての属性の術が覚えられるようになる上、フリーメイジ(男と女)というクラスを仲間にすることができる
のだ。さて、建設を指示してから数回戦闘を行うといよいよ研究所が完成した。ここで火の術法使いだったジェラールに水の術法を覚
えさせることにした。このゲームでは同じキャラクターが相反する属性の術(火と水、風と地。普通にプレイする分には天には逆属性
はない)を覚えることはできない。それまで火の術法を持っていたジェラールに水の術法を覚えさせると、当然火の術法は忘れてしま
う。だが最終的には火よりも水の方が使えるようになるのでこれでいい。それとジェラールに地の術法を覚えさせた。…地の基本術で
ある「金剛力」は仲間の腕力を上げる物で、使ったところで全く意味はないが、意味はなくても使わなければこの属性は成長しない。
成長させるのだ、後々のために!それとアリエスとエメラルドには天の術を覚えさせた。

 さて、一通りの術がそろった。この後にすることは…ヘクターのリストラ。彼の装備をひん剥いて、インペリアルクロスの先頭に置
いた。数回の戦闘後に、ヘクター死亡。代わりにフリーメイジ女のアイリスを仲間に入れ、彼女にも天の術を覚えさせた。これで五人
パーティ中四人が術法使いになった。しかも各人が覚えているのが「水・地・天」「水・風・天」「火・地・天」「火・風・天」とい
うこのバランスのよさ!あ、ベアくんはまだしばらく盾になっててね。

 その後ジェラール一行は南バレンヌ地方へと向かった。ここには七英雄の一人ボクオーンの手下がいる「運河要塞」、格闘家たちの
修業場「龍の穴」、そして彼らが倒せなくて困っているモンスターのいる「モンスターの巣」がある。まずはモンスターの巣を攻略す
るため、そいつらと戦っている格闘家の元へ向かった。龍の穴で格闘家と話すと、二階にいる「ブヨブヨしたヤツ」を倒してくれと言
われた。というわけで巣に行って戦ったのだが、このゼラチナスマターというモンスターは打撃には強いが術法には耐性がない。思っ
たよりも簡単に倒せた。さて、これで格闘家との約束を果たしたので彼らの所へ戻ってもいいのだが、実はこの奥にもまたボスがいる
のだ。調子に乗ったジェラールたちはそいつまで倒してしまった。この状態で格闘家の所に戻ると、「このままでは面子がたたん」と
怒った彼に勝負を挑まれる。ここでは彼と皇帝のタイマン勝負。格闘家は相手の直接攻撃をはじき返す「カウンター」という技を多用
してくるが、術法使いのジェラールには無意味。たまに出してくる攻撃も、ライトボールの追加効果で盲目になっているためほとんど
当たらない。結局、いささかのダメージは受けたものの彼に勝利した。格闘家がジェラールに敗れると、この龍の穴で修業していた他
の格闘家たちがいなくなってしまった。衰退させてしまってすまぬ(謝るぐらいなら約束守れよな)。

 南バレンヌのモンスターを退治すると、さらにその南のルドンという地方に進出することができる。ここには宝石鉱山があるが、モ
ンスターに支配されてしまっているという。そこで皇帝一行はそのモンスターを退治。こうしてルドン地方を征圧すると共に帝国の財
源を増やしたのでした。

 ではそろそろこの時代にケリをつけるとしようか。運河要塞の攻略だ。ただし、闇雲に突っ込んでいって攻略できるほどこの要塞は
甘くはない。下準備として、アバロンの地下にいるシティシーフという連中を仲間にしなければならない。アバロン宮殿にある皇帝の
部屋で眠りにつくと、夜中にジェラールが目を覚ます。夜中にアバロンの街にある武器屋の煙突から屋根の上に出ることができ、屋根
伝いに進んでいった部屋で女の子を見つけた。彼女は、最近アバロンの街を騒がせているキャットという盗賊。ジェラールから逃げた
キャットだったが、途中でモンスターに襲われていた。彼女を助けるジェラール。この時キャットは自分の居場所に関する情報を教え
てくれるが、翌朝、その情報を元にシティシーフの隠れ家を発見した。シーフのリーダーである男に運河要塞攻略の協力を持ちかける
が、だったら下水道にいるモンスターを倒してこいと言われる。その言葉に従いモンスターを倒すと、キャットが手助けをしてくれる
ようになる。彼女は運河要塞の秘密の通路を発見してくれて、しかも正しい道筋がわかるように目印まで置いてきてくれた。この方法
だと要塞内にボス以外の敵が出なくなるのでとってもお得。ヴァイカー、リザード、パイロレクスというモンスターで構成されるボス
も術法で蹴散らした。これで運河要塞は墜ち、一気に175年が経過した。


○1178年〜1181年

 年代ジャンプすると、この時代で活躍する新しい皇帝を選択することになる。もちろん最終的には魔術師系のキャラを選択するのだ
が、その前にいろいろなキャラを皇帝にして戦力アップを図る。まずはシティシーフ女のビーバーがいたので彼女を選択。すぐさまク
ラス固有の陣形「フリーファイト−1」を取得。使わないけどね。あ、ロンギット海って海で武装商船団って連中とのトラブルが発生
してたんだっけ。そしてこの皇帝なら色仕掛けでヤツらの集会所の見張りをだまくらかせる。というわけで集会所のあるモーベルムと
いう街へ行きさっそく実行。本当の本拠地であるヌオノへの行き方を盗み聞きした。そしてこれで彼女はお役御免。一人で戦闘に突入
させ、全滅(一人しかいない状態でそいつが死ねば、全滅だ)。

 パーティが全滅すると四人の候補の中から次の皇帝を選択する。その中に格闘家フリッツがいた。面子をつぶしてしまっても彼らが
皇位継承の候補に上がることがあり、しかも一度皇帝に選ぶと龍の穴が復興する。こうするとこれ以降は格闘家を仲間にすることがで
きる。帝国重装歩兵よりもHPのある彼らは、インペリアルクロスの先頭で盾にするのにもってこいだ。もちろん選択し、皇帝のHP
が一気に跳ね上がった。そして固有陣形の「龍陣」を入手して殺した。

 その後も何人かの皇帝を一人で戦闘に突入させ、殺した。なお、殺す場所は決まってルドン地方にある「ルドン高原」だ。いつもプ
レイするたび、「ルドン高原は、皇帝の墓場と化した!」なんて映画のキャッチコピーみたいな状況になる。で、最終的にこの時代で
活躍させる皇帝が決定した。フリーメイジ皇帝アルゴル。じじいである。そして格闘家(盾用)+術法使い三人のパーティ(術の使え
る四人の術属性は先述と同じ4パターン)を作り、本格的に世界を回ることにした。

 まずは武装商船団問題を解決させるかね。早いところこのクラスを皇帝にしたいし。というわけで、盗み聞きして情報を得た道を通
りヌオノへ…行く前に、モーベルムにいる武装商船団の下っ端に、問題解決の協力を要請してみよう。こうすると「メッシナ鉱山」と
いう鉱山にいるモンスターを退治してくるよう言われる。わざわざこんなことをしたのは、このダンジョンにあるアイテム狙い。すぐ
さま向かってボスを撃退。帰りに敵のいなくなったダンジョンで悠々と宝箱を開けた。

 鉱山を開放したら、いよいよヌオノに乗り込もう。ルドン地方にあるティファールという街の酒場のじじいに獣道である「ハリア半
島」への行き方を教えてもらってこちらから進む。獣道だけあってモンスターがうじゃうじゃいたが、これを撃退しながら進んでいく
と突然街に出た。ここが今回の目的地ヌオノである。一番大きな建物にいる武装商船団のリーダーに話しかけると、無条件で降伏して
くれる。彼に「武装商船団の服従」を言い渡すとそれに従ってくれた(ちなみにこの要求以外の降伏の条件もあるのだが、これを選ぶ
と一番収入が高くなる)。こうして帝国は商船団問題を解決し、この地方を統一した。

 さーて次はどこに行こうか。あっ、ルドン高原からさらに南のナゼールって地方に行けるようになってるんだった。というわけでて
くてく歩いてその地方へ。この地方にある村は、そこから北にある街と交易をしていたが、間にモンスターの巣ができてしまったため
にそれがストップしているという。これも人助けだというわけでモンスターの巣である「東のダンジョン」へ向かった。…ここのボス
強え!最初に到達したレベルではどうやっても倒せなかったので、仕方なくザコ敵と戦闘を繰り返してHPと術レベルを上げた。ある
程度まで鍛えたところでボスと再戦。どうにか一人も戦闘不能にすることなく倒すことができた。
 東のダンジョンをクリアすると、村の老人が「海風貝」というアイテムを売ってくれるようになっていた。後々の円滑な旅のために
必要なアイテムなので購入。それから村の子供が、「ムーの越冬地」という場所の情報を教えてくれた。「ムー」とは動物の種類で、
この動物を育てながら生活している民族はサイゴ族というらしい。で、その越冬地に行くと彼らもまたモンスターに悩まされていた。
皇帝一行がそいつらの退治を申し出ると、巣である「南のダンジョン」の場所を教えてくれた。なぜかここのボスは思いの他弱く、簡
単にダンジョンクリア。サイゴ族の村に戻ってリーダーにそのことを報告しよう。…待てよ、これでこの地方は統一できるけど、そう
したら年代ジャンプしちゃわないか?今の時代でカンバーランドという国の王様が皇帝に会いたがってると言っているので、年代ジャ
ンプをしたらその国が滅びてしまうのはわかっている。さあどうしようか。…ま、滅亡してもいいか。そうなった後でもカンバーラン
ドの統一はできるんだし。

 …結局、年代ジャンプしませんでした。まだアルゴルの時代は続くようだ。で、彼が突然「大学を作る」とか言い出した。建設資金
はあるので発注を依頼。何度か戦闘してるうちにできるだろう。それで久しぶりに術研究所に行ってみると、天の術法の「太陽光線」
を覚えられるようになっていた。現時点では最高の攻撃力を持つ術法(ただし火に耐性のある敵には効かないが)なので盾キャラ以外
の四人に覚えさせた。そして各人の術レベルを上げるためにひたすら戦闘!今の段階では攻撃系の術法のない水や地のレベルが上がり
にくいが、それでも耐えて使っていくしかない。
 とかやっているうちに大学完成。だがこの段階では学生がほとんどいない。皇帝が大学に入学すれば学生が増えると言われたので、
試験を受ける。あっさり合格して、さっそく入学。一度画面を切り替えてすぐさま戻ってみると、一瞬で学生が増えていた。で、その
中に一人サボっているヤツを発見。話しかけると巧みな話術で皇帝は彼に丸め込まれてしまった(と言う表現は微妙に違うかも…)。
そしてこれ以降、軍師というクラスを仲間にすることができるようになった。ただしこの時代ではまだ仲間にしない。年代ジャンプ後
に活躍してもらうことにしよう。

 その後も術レベルアップのための戦闘を続け、全属性3段階目まで使えるようにした。3段階目の術で使えるのは火の「フレイムウ
イップ」。太陽光線と同じく火に耐性のある敵には効かないが、攻撃力が高く、うまく行けば敵を麻痺させることができる。火の術法
を使える二人にこれを覚えさせた後、いよいよカンバーランドへ向かった。

 カンバーランドの都市「ダグラス」の城で、この国を治める王様が皇帝一行を迎えてくれて、自分の後継ぎを誰にすべきかという相
談をしてくる。長兄の武勇ゲオルグ、長女の聡明なソフィア、王様のお気に入り末っ子トーマのうち誰を選んでもいいのだが、とりあ
えずソフィアを選択。後継ぎにするのにふさわしいが、とうが立っているのにまだ独身なのが気がかりだと言われた。その翌朝、いき
なり王様死亡。皇帝が後継ぎに選択した、とうの立っているソフィアの納めている「フォーファー」という街へ行って彼女に話を聞く
と、これはカンバーランド乗っ取りを企てる何者かの陰謀だと言う。それで兄のゲオルグへ行ってそのことを報告していると、トーマ
が監禁されたという情報と、南にある「長城」にモンスターが攻め込んできたという連絡が続けざまに入った。とりあえずモンスター
を制圧しなければトーマを助けられないのでそいつらを退治しに行く。長城の地下に、デューンウォームという大きな蛇がいた。こい
つがここのボスだ。それともう一体、お供のモンスターが出てきたのだが、1ターン目にそれぞれにフレイムウイップを使うと両方麻
痺した。こうなれば後はやりたい放題。太陽光線やウィンドカッターで叩きのめしてやった。
 長城を制圧すると今度はダグラス城に捕らえられているトーマを助けに行くことになる。城の正門には強力な敵が待ち構えているの
で、近くにある茂みから隠し通路を通り城の中へ。その中にも敵はいるのだが、ここで出てくる鬼系の敵に大苦戦をしてしまった。そ
れでもどうにか先に進み、地下牢にいたトーマを助け出した。
 トーマが救出されたことで、今回の事件の黒幕がわかった。宰相のサイフリートという人物だ。そしてヤツはカンバーランドの最北
にある砦に逃げ込んだらしい。こうなれば後はそいつを倒しに砦に乗り込むだけ。ここにはまた後で来れるので(しかもその時敵は出
なくなる)、とりあえず途中の宝箱は無視して最深部へ。いた、サイフリートだ。話しかけると皇帝の首を土産に七英雄に取り入るな
んて言って襲い掛かってきた。サイフリート本人の他にお供が数体出てきたのだが、ライトボールによる盲目およびフレイムウイップ
による麻痺のおかげで意外と簡単に全滅させることができた。この火の術がここまで使えるとは知らなかったぞ。そして内乱が収まっ
たことでカンバーランドは帝国の支配下に置かれることとなり、同時にホーリーオーダー男&女というクラスが加わった。剣使いの男
はともかく女の方は魔力が高い術のエキスパートなので今後利用価値がある。さらにここでやっと年代ジャンプが起き、一気に223
年の時が過ぎた。


○1404年〜1406年

 年代ジャンプが発生したために新たな皇帝を選ぶことになったのだが、またもや格闘家がいた。HPを上げるためにそいつを選択し
たのだが、ここで側近からさまざまな情報が入った。宝石鉱山で工夫が急死したとか、武装商船団が独立しただとか、ソーモンにいる
ヒラガという発明家が何か発明しただとかだ。ヒラガの所にはこの皇帝で行った方がいいのでさっそく訪問。「人力風起こし」という
アイテムを入手した。これは後々の時代で使う物だ。

 さて、ヒラガのアイテムを入手したら格闘家皇帝に用はないので、すぐに抹殺。さらにその後、目的のクラスが候補に上がるまでひ
たすら肉弾戦系のクラスを選んでは殺した。その際、陣形を持っているクラスが皇帝になった時には新陣形を開発させた。

 そしてようやく出てきた、軍師ハクヤク。皇帝に選んで「鳳天舞の陣」という陣形を入手。彼がこの時代を統べる皇帝なので、よう
やく五人パーティを作ることにした。例によって属性バランスの取れた四人の術法使い+盾用の格闘家だ。術研究所で各人に術を覚え
させて、防具を整えたらいよいよ出発することにした。その前に、運河要塞のあった所にできた「ミラマー」という街に橋を作ろう。
ソーモンのヒラガに話しかけるとあっという間に橋ができた。皇帝はこの橋に「レオンブリッジ」という名前をつけた。

 では、まず武装商船団の独立問題を解決させようか。モーベルムの集会所に行くと、リーダーがことのあらましを説明してくれた。
七英雄の一人スービエがバックについている、ギャロンとかいう男に商船団を乗っ取られたと言うのだ。ギャロンはヌオノにいるが今
は楽な方法でそこへ行くことはできない。ハリア半島から行くと言うと、ティファールの酒場のじじいが道を知っていると言われた。
もう知ってるっつーの。というわけで数百年前と同じ道を通ってヌオノに乗り込む。まずはギャロンと直接対決をして、逃げるギャロ
ンをどんどん追い詰める。そして結局ヤツは船でこのヌオノから逃げ出し、この問題は解決した。なお、追いかけている最中に宝箱か
ら「詩人のファゴット」というアイテムを入手。これは数百年後に使うので忘れないようにしなければ。

 次の問題は宝石鉱山の工夫急死事件。問題になっている鉱山に行くと、前に行ったよりも先に行けるようになっていた。モンスター
を蹴散らして進んでいくと、動かない敵を発見。ボスだな。こいつを倒すとその後ろに巨大な宝石を見つけた。これが工夫が倒れた原
因、「魔石」と呼ばれる石だ。すぐに叩き壊し、そのかけらを持ち帰った。はい、これでこの件は解決したと。

 で、この時代でできることが少なくなってきた。次にどこかのエリアを統一してしまったらまた年代ジャンプが起きてしまうかもし
れない。この時代のうちに全属性の4段階目の術まで使えるようにしておきたい。というわけでレベル上げ用の戦闘開始。何度も何度
も何度も何度も戦闘を繰り返していると、来たあ!地の術法「ストーンシャワー」!待望の敵全体に攻撃ができる術だ。しかも威力は
かなり高く、さらに使用術Pがそれほど多くないというものすごく使い勝手のいい術だ。打撃に強い一部の敵には効かないものの、そ
れを補って余りある。さっそく地の術が使える二人に覚えさせた。そしてこれ以降、一体ずつ敵を倒していた戦法が一転、1ターンで
数匹の敵をまとめて倒せるようになった。一気に形成逆転だ。

 ただ戦闘を繰り返すのにも飽きてきたので、適当に世界中を放浪していると、ミラマーのレオンブリッジが何者かによって壊されて
しまっていた。もう何度もプレイしているので犯人はわかっている。アバロン宮殿の倉庫から以前に買った海風貝を引き出して、「ワ
イリンガ湖」という湖に向かうと、そこの洞窟に巨大な生物がいた。これは「海の主」と呼ばれる生き物。海風貝はこいつと話をする
ためのアイテムだったのだ。で、話をつけて二度と橋を壊さないように約束させた。

 とか何とかやっているうちに、全ての4段階目の術が使えるようになった。合成術(相反しない二つの属性の術をミックスさせて作
る新たな術)もいくつか作れるようになってきた。もうそろそろこの時代を終わりにしていいだろう。年代ジャンプを起こすのに、一
番手っ取り早い方法は…砂漠地帯の統一だな。統一条件が「テレルテバ」という街にある塔に巣くっているザコモンスターを倒すこと
だし。というわけでさっそくテレルテバに向かい、塔を昇った。ここにいるボスは七英雄のノエルの手下だが、所詮ザコなのであっさ
りと退治。これでこの街は救われ、砂漠地帯の統一と相成った。そして、250年の年代ジャンプが発生した。


○1656年〜1658年

 この世代でどうしても皇帝にしたいクラスがあったが、年代ジャンプ直後に出てきた四人の中にそのクラスがいなかったので適当な
ヤツを選んだ。するとすぐさま宮殿にモンスターがやってきたという報告が!しかし彼(?)は敵でなく、前の年代で話をつけた海の
主の使い。ロンギット海でやむことなく続いている嵐の原因がこれまた前の年代でヌオノから追放したギャロンの亡霊だということを
教えてくれて、しかもそいつのいる「沈没船」(もちろん水中にある)に行くためのアイテムである「人魚薬」をくれた。あれ?こう
なってしまうと自分で人魚薬を作れなくなってしまうんじゃないか?その確認のために、この薬を作る発端となるイベント(通称「人
魚イベント」)が発生するかどうか、ロンギット海にある「マーメイド」という街へ行ってみた。…やっぱりイベントは発生しなかっ
た。ゲームクリアに必要なイベントではないものの、発生しないとやっぱり悔しい。

 その悔しさはともかく、今のこの皇帝は使わないのでルドン高原で殺した。だが次の候補にもお目当てのクラスはいなかった。その
次にも、その次にも…。というわけで何人もの皇帝を殺すことになってしまった。

 それはそうと、何度も皇位継承をしている途中であることを思い出した。テレルテバを統一すると、砂漠に時々現れては消える「移
動湖」という湖の中にある人物が現れるようになるのだ。彼らに会いに行こう。首尾よく移動湖を見つけ、中に入ってみる。実はこの
湖は戦闘回数によって入れるかどうかが決められるのだが、運がよかったのか一発で入れた。んで、その湖に隣接している建物の中で
ある二人の人物が戦っていた。皇帝が仲裁に入ったのだが、実は片方は七英雄の一人、ノエル!そしてもう一人は砂漠の民のシャール
カーンという男。シャールカーンがノエルに「テレルテバから手を引け!」と言うと、皇帝が「テレルテバは私が解放したわ」と言っ
た。…解放したのはあんたじゃなくて250年前の皇帝だろ?それはともかく、ここでノエルにテレルテバで手下に何をさせていたか
を問い詰めると、少し調べたいことがあり…などと言われた。さらにノエルはテレルテバから撤退するのでそれでいいかと、非常に紳
士的な態度で言ってきた。こう下手に出られては、こちらとしても無駄なケンカを吹っかけるわけにいかない。申し出を了承した。な
お、ノエルと話をつけることによりシャールカーンがデザートガードというクラスとして仲間になる。それとついでにその場にいた古
代人から、彼らの時代に作られた遺跡があるという情報を入手した。まだ行かないけどね。

 それからもう一つ思い出したことがあった。今の時代ならソーモンのヒラガの所にアレがあるかもしれないと思い行ってみた。で、
やっぱりあったよコッペリア。ヒラガの作った自動人形で、パーティに入れることができる。コマンド入力ができず、体術に長けてい
る。…体術しか使えないんじゃあ、今回のプレイで仲間に入れることはできないな。こいつを仲間にしておくと、後の世代でほろりと
するイベントがあるんだけどなあ。ん?ちょっと待て。「コマンド入力ができない」=「混乱」と考えれば、最初に定めたルールに反
することはないんじゃないか?自分でそう結論を出して、彼女(実はコッペリアの性別は女)をパーティに入れた。で、ここまで悩ん
でおいて何だけど、皇帝ともどもすぐに殺してしまったりするのであった(鬼)。

 そんなこんなのうちに、ようやく狙いのクラスが皇位継承候補に現れた。武装商船団だ。彼−ガマを皇帝にして、さっそくアバロン
宮殿で新陣形「ラピッドストリーム」を入手した。これこそがこのゲーム最強の陣形。と言うのも、この陣形を組むと戦闘中に毎ター
ン無条件で先制攻撃ができるのである!

 で、武装商船団というのは斧が得意なクラスであり、魔力はそれほど高くない。ラピッドストリームさえ入手してしまえば、今回の
プレイでは皇帝をやらせていても(と言うよりパーティに入れても)メリットはない。すぐさま殺して次の皇帝を…と言いたいところ
なのだが、実はこのクラスが皇帝の時にしか発生しないイベントがあるのである。しかも戦闘があるイベントなので一人ではきつい。
というわけで四人の術法使いを仲間にし、五人パーティを結成。これまでの格闘家の代わりに武装商船団皇帝が入ったパーティになっ
たわけだ。
 必要な術および防具の準備をして陣形をラピッドストリームにしたら、この皇帝専用イベントを発生させるとしよう。カンバーラン
ドのフォーファーにある港で、「コムルーン海峡」という荒れる海に挑む船乗りを探している。これに挑戦できるのは海の男である武
装商船団だけなのだ。というわけでさっそく海峡越えに向かう。途中にモンスターが待ち構えているのだが、陣形のおかげで先制攻撃
ができるのでストーンシャワーで一網打尽にすることができる。なお、ガマも先代から引き継いだこの術法を使えるが、やはり魔力が
低いだけあって大ダメージは望めない。いつもなら斧の必殺技でバキバキやらせているクラスなのになあ。
 とか何とかやっているうちに海峡を越えた。ここは「コムルーン島」という島の「ツキジマ」という街。もちろんこの島でもイベン
トは起きるのだが、とりあえずこの皇帝でやるべきことはもう終わった。なので、敵の攻撃が皇帝に集中する陣形、鳳天舞の陣を使っ
てガマを抹殺した。

 パーティが全滅した場合と違い、皇帝が死んだ時にはその時のパーティにいるメンバーの中から次の皇帝を選ぶことになる。それで
選択したのは軍師のチュウタツ。その後宮廷魔術師女のルビーを補充し、ついにここで初の全員魔術師パーティが誕生した。

 ところで、人魚イベントは発生しなかったが、気まぐれで人魚薬を作ってくれる魔女のいる「魔女のほこら」に行ってみた。すると
作って欲しい薬の中に人魚薬があった。イベントは発生しなくても薬だけは作ってくれるらしい。すでに海の主の使いからもらってい
るので作る必要もないのだが、その過程で仲間にできるクラスがあるので作ることにした。

 その前に沈没船にいるギャロンを倒しに行くことにした。この船はマップがものすごく複雑で、下手をすると無限ループに陥ってし
まう。特に今回は術法オンリーのプレイであるため、迷っているうちに術Pが切れてしまったらにっちもさっちも行かなくなってしま
うので攻略本を見ながら慎重に進んだ(一応、術Pを回復させるアイテムは持ってきてるけどね)。そして沈没船の最下層でギャロン
の亡霊を発見。戦いを挑むがムチャクチャ弱くあっさりと撃退。こうなるとほとんどの敵が出現しなくなるので、帰りは楽々と地上に
戻った。
 地上に戻り、マーメイドの近くにある「トバ」という街のパブにいたナタリーという女性に話しかけた。彼女は職業「海女」。嵐を
止めてくれたお礼に帝国の役に立てることがあれば協力しようと申し出てくれた。これで海女が仲間になり、同時にこの地域を統一す
ることができた。

 それじゃそろそろ人魚薬作りに着手しようか。この薬を作るにはいくつかのアイテムが必要になる。まずは「海ツバメの巣」。トバ
の街の断崖絶壁にある。モンスターを倒しつつ先に進み、手に入れた。

 次に必要なのはルドン高原にある「アクア湖」という湖の水、その名も「アクア湖の水」(そのままだ)。しかしこれを手に入れる
ためには、アクア湖の主である種族ネレイド(ようは人魚)の信頼を得る必要がある。で、そのためには「月光のクシ」というアイテ
ムが必要になるのだが、これを入手するには結構長い手順を踏まなければならないのだ。
 月光のクシを作れるのは「サバンナ」の地下に住むモールというモグラ人間たちだけなのだが、この時点で彼らは白アリに襲われて
いる。それを助けるためには白アリのボスであるクィーンを倒さなければならないので倒しに行く。こいつにはスタン(そのターンだ
け行動不能にする)が効くので、その効果がある水と風の合成術「サイクロンスクィーズ」を使う。これが意外にもよく効き、その他
四人の攻撃と組み合わせてノーダメージでクィーンを倒すことができた。
 クィーンを倒すと襲われていたモール族に平和が戻る。こうなるとこのモールの中の一人が月光のクシを作ってくれるようになる。
さっそく発注…したかったのだが、そのためには月の明かりが必要だと言われた。その明かりを集める「モールのつぼ」というアイテ
ムがあるというので借りた。それで、どこで集められるかと言うと、実はアバロンの宿屋。この宿屋は「満月亭」という名前だったり
する。これで月の明かりが集まったのでモールの所に行くと、これと10000クラウン(「クラウン」はこの世界の通貨単位)で月
光のクシを作ってくれた。ところで、今後モールを仲間にすることができるようになったのはおまけ。
 作ってもらった月光のクシを持ってアクア湖に行き、湖の中に投げ入れる。これで湖の水がきれいになり、ネレイドの信頼を得るこ
とができた。というわけでアクア湖の水をもらえたばかりか、以降彼女たちを仲間にすることができるようになった。

 さて、人魚薬を作るの必要なアイテムはあと一つ。「卵のカラ」というアイテムだ。それで、これを入手するための情報を持ってい
るのはサバンナにいるハンター。なので彼に話しかけたところ…サバンナが統一され、年代ジャンプが起きてしまった。ちょっと待っ
てくれ、まだこの時代でやり残したことがあるんだよ!というわけでリセットリセット。仕方がないので卵のカラはあきらめ、やり残
したことをやることにした。

 やり残したことというのはつまりは術のレベル上げ。この時代で全部の術を覚えて、同時に全部の合成術を作れるようにしておきた
い。そんなわけでまたまたレベル上げのための戦闘を繰り返した。そしてそのうち来たぞ来たぞ!天の術法「ギャラクシィ」!敵全体
に攻撃できる、最強威力の術である。天の術は全員使えるので、さっそく全員に覚えさせた。これまでストーンシャワーの効かない敵
には苦労させられてきたが、これでそいつらにも楽勝!ただ、ちょっと消費術Pが多いのが難点かな。
 そんなこんなで幾多の敵をギャラクシィで蹴散らしつつ、その他の術のレベルも上げていった。そしてついに全術が使えるようにな
り、全ての合成術の開発もさせた(ただし、この時代に開発させた術が使えるようになるのは次の世代から)。HPも高くなったし、
これで心置きなく年代ジャンプができる。てなわけで改めてサバンナのハンターに話しかけてエリア統一&年代ジャンプを起こした。


○1908年〜1910年

 年代ジャンプで250年が経過した。そしていつものように皇帝選択…なのだが、前の時代でコッペリアを(一時的にだけど)仲間
に入れていたので、彼女が皇位継承候補に挙がる。とりあえず選ぶ。こうするとコッペリアは「自我」を持ち、コマンド入力ができる
ようになる。とは言ってもこいつは魔力が低く、術法を使わせるのに向いてない。というわけで抹殺した(ひでぇ!)。

 コッペリア亡き後はいつも通りに何人も皇位継承。今回も皇帝にしたいクラスがいたんだよ。そのクラスは海女。マライアという海
女が出てきたので選択した。海女の固有陣形「パワーレイズ」は皇帝の術の威力を上げる効果があり、術法オンリーでやっている今回
のプレイでは使えるかも…と思ったが、ラピッドストリームのアドバンテージの前ではそんな物は霞んでしまうのだった。

 ところでこの年代の宮廷魔術師男はキグナスというキャラだった。そこで迷わず天と水の合成術「ダイヤモンドダスト」を覚えさせ
た。…ああ言ったさ、言ってみたさ。「舞え白鳥!ダイヤモンドダストーっ!!」とな!(爆)ちなみにこの術は、あまり威力はない
もののそこそこ使える。
 その後、他三名を仲間に加えて全員にギャラクシィを、地の術が使えるヤツにはストーンシャワーを覚えさせる。それから水の術が
使えるキャラには、この属性の最上位術「クイックタイム」を覚えさせた。実は、この術法こそがこのゲーム最強の術だったりする。
系統としては補助術法なのだが、これを唱えるとその次のターンは敵が行動できなくなる。そして敵が動けないターンで同じ術を使う
とその次も敵は動けない。さらに次のターンでもこれを使うと…。これでこの術の強さがわかっただろう。先制攻撃のできるラピッド
ストリームと組み合わせると、事実上敵に何もさせず倒すことができるのだ!ところでこの術の弱点は消費術Pの多さ。一度使っただ
けで36もの術Pを消費する(ちなみにギャラクシィの消費術Pは13)。この術を使うために最大術Pをどんどん上げていかねば。
 それと、火の術が使える二人には天と火の合成術である「クリムゾンフレア」を覚えさせる。火に強い敵には効果がないが、そうで
ないモンスター一体に対してはギャラクシィ以上のダメージを与えられるという攻撃術だ。…ん?クリムゾン?クリムゾン。クリムゾ
ン!「せっかくだから、俺はこの赤の術法を選ぶぜ!」とか言ってみたりして(一部笑)。

 その他各人に必要な術を覚えさせた。一人のキャラは八つまでしか術を覚えられないので取捨選択に苦労する。それから防具を装備
させて、世界を回り始めた。まず、前の世代で手に入れられなかった卵のカラを入手すべく、サバンナのハンターの所に行った。…情
報はもらえなかった。一度魔女のほこらで話を聞いてから聞き直してみてもダメ。結局人魚薬は作れないようだ。ま、ネレイドとモー
ルを仲間にするのが目的だったし、いっか。

 次はコムルーン島でも統一してみるか。そう思ったので島とは反対方向にあるジャングル「サラマット」に向かった(え?)。実は
このジャングルに島で必要になるアイテムが落ちているのだ。石でできた船、「石船」(そのまんまだ!)を拾う。そして捨てる(え
えっ!?)。捨てた理由は数行後。ところでモンスターに襲われている女性がいたので助けると、村まで来てくれと言われた。ここは
女性だけの村。皇帝が男性以外でないと入れない。この村より南にある「エイルネップ」という村の男たちが「女王様」と呼ばれる女
に骨抜きにされてしまったためにそいつを倒すため独立したという。そこの長は先ほど助けたジャンヌという女性。ジャンヌは女王様
の正体が七英雄の一人ロックブーケだと教えてくれた。さらに彼女はアマゾネスというクラスとして仲間になると誓ってくれた。

 サラマットの件はとりあえず後回しにして、まずはコムルーン島攻略のためにアバロンへ戻った。宮殿の倉庫に行くと、先ほど捨て
た石船が入っていた。どんな原理かはわからないが、捨てたアイテムは全てここにワープするようになっている。ちなみに一度捨てた
理由というのは、この船を持っていると歩く速度が半分になってしまい、敵と遭遇することが多くなってしまうからだ。アバロンから
なら敵のいない所だけを通ってコムルーン島に行くことができる。
 で、フォーファーを経由してコムルーン島のツキジマに来た。この島には「コムルーン火山」という活火山があって、ツキジマの人
たちはそれにおびえながら暮らしている…はずだったが、ここに来る時期が遅かったためすでに火山は魔術師とやらの手によって止め
られていた。それならもう問題はないかと言えばそうではなく、最近地震が頻発しているという。果たしてその原因は?
 ところで、ツキジマで火の中でも平気な連中が住んでいる村の情報を得る。石船は、その村「ゼミオ」に行くために必要なアイテム
だったのだが…火山が止まっている今の状況ではそれがなくても行けてしまう!なので持ってるだけ無駄!捨ててアバロンの倉庫へ強
制転送。そしてこの村に住む火トカゲ人間サラマンダー族の族長から、地震の原因は強引に火山を押さえ付けているせいだと聞かされ
た。しかもこのままでは反動で大噴火が起きるとも。そうなったらツキジマは滅びるので、街の人を逃がせと言われた。ツキジマの町
長にそのことを報告するも従おうとしない。そこで皇帝の命令ということで強制的に退避させたのだが、この時点ではこの島は帝国の
領土じゃないんだから命令も何もないんじゃないか?(でも命令には従ったみなさん)
 ツキジマの人々を逃がした後に再度ゼミオへ。大噴火が起きる前に火口を押さえつけている「岩」を破壊すればあるいは助かるかも
しれないと言うサラマンダー。そしてそれをやろうと申し出る皇帝。それならばとサラマンダーが岩を砕くための武器「コムルーンハ
ンマー」をくれた。いいよ、こんなの使わないから。
 ハンマーをもらったら火山に向かった。結構敵が多い。そして火口につくと、岩はモンスターに守られていた。とは言え、我らギャ
ラクシィ部隊の敵ではない。全員でこの術法を連発すると、2ターンで岩破壊。だから言ったでしょ、ハンマーなんかいらないって。
 その後またまたゼミオへ行くと、その周囲が真っ赤な溶岩で取り囲まれていた。これでは、族長のサラマンダーに報告をしに行けな
い。ここだ、ここで石船を持ってくるんだ!いったんアバロンに帰り、倉庫に転送されていた石船を引き出しまた戻る。するとこの船
で溶岩の上を進行できるようになった。そして族長に岩を砕いたことを報告する。これで彼らをパーティに入れられるようになった。
族長の「仲間が必要な時はいつでも来い。今、そんな気持ちになった」ってセリフは渋い!
 ところで、火山の噴火を止めてもまだこの島でやることが残っている。かつて火山を押さえつけた魔術師を問い詰めにいかなければ
ならない。ヤツは島の西にある「魔術師の砦」にいる。モンスターに襲われたり、無限ループに惑わされたりしながらどうにか砦の最
上階へ。ここで魔術師はその思惑を明かす。この島の近くに沈んだ島があって、そこには失われた古代の魔術について書かれた魔術書
があるという。コムルーン火山が爆発すれば島が浮上するかもしれないと考えていたそうだ。たった一冊の魔術書のために島の人々の
暮らしを壊そうとしたのかと怒る皇帝。これに対し魔術師は、「術こそすべて、と言ってもキサマのようなおろか者には理解できまい
がな。術の素晴らしさ、おのが肉体で味わうがよい!」と言い返してきた。そしてそのまま戦闘。…クリムゾンフレア&ギャラクシィ
で1ターンで撃破した。はっ、術の素晴らしさを味わったのはおまえだったようだな。
 魔術師を倒した後砦を後にし、ツキジマへ戻ると、町の人は全員帰ってきていた。それで町長に話しかけると、この島を帝国の領土
としてお納めくださいと言われた。これにてコムルーン島は統一されたのである。

 さて、かなりの地域を帝国の統一下に置いたのだが、実はいまだにクジンシーを除く七英雄を一人も倒していない。そしてこの時点
で残っているエリアは彼らを倒さねば統一できない地域ばかりだ。今ならばもう七英雄を倒せるだけの力はついているだろう。という
わけでヤツらをぶっ倒し始めることにした。首を洗って待っていやがれ!

 まず皇帝一行が狙いをつけたのは、七英雄のリーダーで、彼らの中でも最強と言われているワグナス。頭を失えば組織とは弱いもの
よ。もっとも、こいつが七英雄を統制できているかは疑問だがそれはさておき。ワグナスの支配している「ヤウダ地方」にはテレルテ
バから船で行くことになる。そしてついたのは「ユウヤン」という街。なおこの地域は全体がジャパニーズテイストである。この街の
パブ(と言うか居酒屋)で素敵な曲を演奏した詩人が北の方に向かったという話を聞いた。せっかくだから皇帝たちは彼を追いかける
ことにした。ところがこの詩人さんはかなりのおっちょこちょいで、行く先々で自分の楽器を落としてしまっている。数百年前にヌオ
ノで拾ったファゴットもその一つだ。楽器は全部で五つ。ゼミオ、アバロン、モール族の巣を回って四つまで手に入れた。
 ここまでは全部敵のいない場所にあったので入手が楽だった。しかし最後の一つ「詩人のフルート」は敵のいるダンジョンの最深部
に落ちている。その名も「詩人のどうくつ」。…これだとまるで詩人の潜伏している根城のようだ。それはともかくこのダンジョンの
奥深くでフルートを見つけた。これで全部の楽器がそろったが、結局詩人さんには会えずじまいだった。

 楽器がそろったので再度ヤウダ地方へ向かう。「チョントウ城」という城で、この国を治めるアト王という王様に会った。…はっき
り言って(と言うかはっきり言わなくても)バカ殿である。皇帝を追い返し、ワグナスと手を組もうとする彼に愛想をつかし離反して
いく家来たち。しかし、セキシュウサイという人だけはそんなアト王を見限ることなく最後まで忠義を尽くすのであった。
 セキシュウサイは「リャンシャン」という街に住んでいるのだが、彼と話をしに行ってみた。アト王を見限ることをすすめる皇帝だ
がセキシュウサイの忠義心は鉄のように固い。「次は戦場で相まみえましょうぞ」としか言わなかった。
 その後もう一度チョントウ城に行くとモンスターがあふれ返っていた。敵を倒しながら最上階に行くと、ボス敵が待ち構えていた。
そいつを撃破しさらに奥に行くとセキシュウサイがいた。ここで彼と戦うことになってしまう。回避はできないので、泣く泣くギャラ
クシィで瞬殺した。最期の言葉がアト王だけは助けてやってくれと言う辺り、最後の最後まで忠義の人だった。そのアト王を殺すか助
けるかの選択肢が出るが、セキシュウサイに免じて王の命だけは助けることにした。
 そしてリャンシャンに戻ってみた。以前はセキシュウサイがいた所に別の侍風の若者がいた。話を聞くと彼はセキシュウサイの孫の
ジュウベイで、今後イーストガードというクラスとして帝国に尽力してくれると言う。ありがたい。もっとも、魔力の低いクラスだか
ら使わないんだけどね。
 それはそうと、リャンシャンの人に話を聞くとワグナスのいる「ハクロ城」という城の場所が判明した。さっそく向かう。城の外壁
をぐるりと大回りしなければならない作りだが、それでも固定敵の所までたどりつき、倒す。そこでワグナス登場。このまま戦闘かと
思いきや、ヤツは逃げやがった。そしてその直後に大きな地震が!ワグナスの逃げた扉の向こうに行ってみると、城の中心部が消えて
なくなっていた!どうやら空に浮かび上がって「浮遊城」となったらしい。さてさて、どうすればこの城に攻め込めるのか…。
 ところで、数百年前にソーモンのヒラガから入手した人力風起こしを覚えているだろうか。実はこれが浮遊城へ行くのに必要なアイ
テムだったのだ。というわけでさっそく倉庫から引き出し使おうとしたのだが…使えねえ!?そうだった、このアイテムはある程度腕
力のある皇帝でないと使えないんだった。海女皇帝はそれに該当しないようだ。
 人力風起こしで浮遊城に行けないとなると、別の手を使うしかない。そこでその「別の手」を使うべく、五つの詩人の楽器を持って
「チカパ山」という山に登ることにした。山頂でパーティ五人がそれぞれ楽器を演奏すると優雅な音楽が流れた。Sa・Gaシリーズ
伝統の曲、「伝説は始まる」だ。その音に誘われて、何かが現れた。この山に住む鳥人間のイーリスという種族だ。これで彼女(?)
たちも帝国の仲間になった。それで、イーリスに頼めば浮遊城まで皇帝一行を連れていってくれるのだが、ここに来るまでに結構術P
を消費してしまった。このまま浮遊城を攻略に行くのはきついので、やめた。イーリスを皇帝にすればチカパ山を経由することなく直
接浮遊城に飛んでいけるので、次の世代でそれをやることにした。

 というわけでこの年代でワグナスを倒すのはあきらめた。それじゃあ誰を倒そうかと選んだのが、ステップにいるボクオーン。こい
つは「地上戦艦」という船でステップを侵攻している。ボクオーンを倒すためには、今は止まっているその船を動かさねばならない。
ステップにいるノーマッドに話しかけるとこれから地上戦艦を襲撃すると言われたのでついていった。すると、船が動き出した。第一
段階終了。次にアバロンの大学にいる軍師に話しかけると、ボクオーンを倒すいい作戦があると言われたのでその作戦を実行すること
にした。この作戦がうまく行って皇帝たちは地上戦艦内に潜入成功。その最深部でボクオーンを見つけたので戦闘開始。こいつの攻撃
は大剣技の「水鳥剣」と小剣技の「マリオネット」なのだが、前者は天の術法「ソードバリア」があれば完全に防げるし、後者は行動
の終わったキャラには無意味なので陣形をラピッドストリームにしておけば問題ない。そんなわけで全くダメージを受けずにボクオー
ンを倒したのであった。これでステップに平和が戻りこの地域も統一されたのだが、その結果、ノーマッドの男女を仲間にできるよう
になり、これで全てのクラスが仲間となったのである(書き忘れてたけど、インペリアルガードも結成させてた)。

 ところで、ステップを統一しても年代ジャンプは起こらなかった。もう一人七英雄を倒す必要があるようだ。ワグナスはあきらめて
るし、男がパーティにいるのでロックブーケは遠慮したい。ノエルはロックブーケを倒さないと戦ってくれない。そうなると残るはダ
ンターグとスービエの二人なのだが、毎回スービエを一番最後に残すと決めているので、次のターゲットはダンターグに大決定!「子
供と子ムー」というダンジョンの奥にいたこいつを、ラピッドギャラクシィで抹殺した。これでやっと年代ジャンプ発生。次は168
年後だ。


○2079年〜2081年

 先述の通り、この年代ではイーリスを皇帝にすることに決めていたのだが、その前に一度も皇帝になっていないクラスを全部皇帝に
することにした。もちろん目的は全陣形をそろえること。とは言えなかなか狙い通りに継承候補に挙がってくれず、結局何十人もの皇
帝を殺してしまった。最終的には全ての陣形がそろい、その後イーリスが出てきたので皇帝にした(ずっとやってれば絶対にいつかは
絶対に起きることなのだが)。
 そんなこんなでイーリス皇帝クラウディアが誕生した。もともとイーリスは風の術を得意とするクラスだが、前の皇帝が地の術を覚
えていたために強制的に地の術使いにさせられてしまった。彼女としても不本意であろうが、ここは涙を飲んでストーンシャワーを炸
裂させてもらおう。魔力は高い部類に入るのでダメージも高いぞ。
 その後、女性魔術師ばかりを仲間にした。この時代でロックブーケを倒すからね。というわけで、全員男性以外のパーティが誕生。
「全員女性パーティ」でないのは、皇帝の性別が「不明」だからだ。

 で、必要な術をそろえて浮遊城へ。皇帝が自分の背中に他の四人を乗せているということなので、城に飛んでは行けたが体力の限界
で帰れないということ。ともかくワグナスに会いに行くしかない。
 浮遊城内を進んでいると、当然のことながら敵に遭遇。もちろん陣形はラピッドストリームにしておいたのだが、ある敵と戦ってい
る時に1ターンで倒せなかった。そして敵の攻撃。ダメージが1000を越えた!?これまでは同じ敵から同じ攻撃を受けてもこんな
ダメージは受けなかったのに…。そこでリセットをして、ステータスを見てみた。…防具を装備し忘れてた。仕方ない、アバロンには
戻れないし、このまま進もう。なーに、1ターンで倒せるように強力な術法を惜しげもなく使っていけばいいだけの話さ!術Pが切れ
たら、アイテムで回復すればいいことだしね!
 とかやっているうちにワグナスの所についた。ここまで術Pが切れなかったのはよかったよ。もうここまで来たら、宿屋と同じ効果
のある「結界石」を使った後にワグナスと戦ってやる!ちなみに、ワグナスに話しかけるといくつか選択肢が出てきて、その中の「も
う帰る」を選ぶと本当に地上まで送り届けてくれる。だが、アイテムを使った後にこれを選ぶなど愚の骨頂。違う選択肢を選んで戦闘
に突入だ!んで、もちろんやることはラピッドクイック。動けないワグナスにギャラクシィやクリムゾンフレアを浴びせまくって撃破
した(卑怯と言われても、こうでもしないと倒せないんだよ!)。そしてこれでヤウダ地方を統一だ!

 ヤウダを統一すると、自動的に皇帝はアバロンの宮殿に戻る。そこで彼女が世界中の仲間をアバロンに住まわせるための市街地を作
ると言い出した。これができるとパーティメンバーを集めるのに世界を回る必要がなくなる。非常に便利なのでさっそく作ってもらう
ことにした(と言ってもこれを活用できるのは次の世代のみなのだが)。

 そうだ、防具を装備させるの忘れてたよ。丸裸でもボスを倒せることは実証されたけど、やっぱりつけてた方がいい。そこで倉庫に
行くと、何か見覚えのある物が安置されていた。コッペリアじゃないか!調べてみると、「こわれた人形」という表示が出て、悲しい
音楽がかかった。昔のSa・Gaシリーズで流れた「涙を拭いて」という曲だ。これだよ、これを見るためにコッペリアを仲間に入れ
たり皇帝にしたりしたんだよ(これだけのためにすぐさま殺された彼女には気の毒だが…)。

 そんな悲しいイベントを発生させた後、防具を装備し次の七英雄退治に出かけることにした。先述の条件から、次に倒せるのはロッ
クブーケのみ。彼女のいるエイルネップに向かい、そこにある神殿の入り口をふさいでいる守護者をラピッドクイックで倒した。無限
ループを脱出したその先に進むと突如謎のビジョンが現れた。内容はよくわからなかったが、別の場所に塔があることはわかった。
 そこでその「沈んだ塔」に行ってみた。敵を蹴散らすと最深部にドラゴン、水竜がいた。こいつと戦闘になるかと思ったが、そうは
ならなかった。水竜はこの塔が何なのかを教えてくれたのだ。この塔はこの世界を作った古代人たちが別の世界に移動するために作っ
た物だという。それはそれで興味深い話だったが、それがわかってもこの地域の統一には関係がなかった。
 ここでストーリーが進展しないということは、話を進めるためにはエイルネップにある塔に行かなければなるまい。この中には女王
様、すなわちロックブーケがいる。その場でぶっ倒してやろうかと思って塔に乗り込んだのだが、ここでは女王様に逃げられてしまっ
た。おのれ、待ちやがれ!神殿に入れないのをどうにかしてと言っていたのでまずはそこに行ってみた。いなかった。それならと沈ん
だ塔の方に行ってみた。さっき話を聞かせてくれた水竜の背後にロックブーケが見える。それで水竜に話しかけると…今度は戦闘にな
りやがった!とりあえず伝家の宝刀ラピッドクイックで倒す。邪魔者はいなくなった。さあロックブーケ、覚悟しろ!…と思ったのだ
が、こいつを倒すと年代ジャンプを起こしてしまうかも。この代でもう少し術レベルの底上げをしたかったので、しばらく倒さないこ
とにした。わずかだが命が長らえてよかったな。

 ところで、金が余ってきたので武器開発に着手した。使わないけどね(なお、防具の方はほとんど開発済み)。

 そうだ、チカパ山の向こうに「忘れられた町」っていう町があったんだ。行ってみようか。そこには何とオアイーブがいた。最初に
会ってからもう1000年以上過ぎている。久しぶりだな。そこで彼女はアバロンの皇帝に伝承法を教えた理由と、七英雄は本体を滅
さない限り何度でもよみがえるという話をした。そのうち倒したはずのクジンシーが復活するとも。おお、もう何回もプレイしている
けど、ここでこの話を聞くのは初めてだ。というのも、これはワグナスを倒さないと聞けない話で、これまで最終皇帝以外の代でヤツ
を倒したことがなかったからだった。
 また、この町では七英雄の詳細についても聞けた。首謀者はワグナスとノエルで、その他は暴れ者のダンターグ、ズル賢いボクオー
ン、嫌われ者のクジンシー、ワグナスのいとこのスービエ、ノエルの妹ロックブーケだということだ。…真ん中の三人はなんだかろく
でもない連中だよな…。

 それと、この町でかつてここの住人が作った遺跡の話も聞いた。その他の場所でも古代人の遺跡について聞いていたのだが行ってな
かったので、この際だから全部行ってみることにした。「氷の遺跡」、「砂の遺跡」、「雪の遺跡」の三つだ。特に雪の遺跡にはたく
さんのお金と強い武器防具が眠っている。ここの最強の敵である黒竜をラピッドクイックで倒して、「竜麟の剣」という武器を入手。
武器なので今回は使わないが、ともかく持っているだけでステータスになるアイテムだ。

 その後はひたすら術レベル上げ。全員の全部の術がレベル40になるまで戦い、そうしたらロックブーケを倒しに行った。沈んだ塔
の秘密を手に入れたと話すロックブーケ。そんな彼女にその秘密とは何か教えなさいと言う皇帝。…あのー、確か水竜に聞いたはずで
は?ともかくそのままロックブーケと戦闘。彼女の得意技「テンプテーション」は男以外には通用しない。クイックタイムなしでやっ
つけ、サラマットも帝国の領土になった。そしてこれでついに全地域を統一することに成功したのである!


○2331年〜2334年

 250年が経過した。これまでは年代ジャンプ後には四人の皇位継承候補が出てきたのだが、今回は一人だけだった。その名はマリ
ア。ゲームスタート時に性別を選択して名前をつけた最終皇帝が、ついに登場したのである。あれから1300年以上たっている。い
やー、長かったなあ。で、その彼女の元に手紙が届けられた。差出人はクジンシー。こちらもついに復活したか!手紙の内容は、レオ
ンの封印したダンジョンで待つという内容だった。

 さて、この最後の時代用のパーティを作るとするか。残り四人のうち二人は決まっている。軍師コウメイと、イーリスのスカイア。
なぜこの二人かと言うと、彼らが術を使うと、同じレベルで同じ魔力の他のキャラよりも威力がアップするのである。それであと二人
は誰にしようかと考え、魔力が高い二人にすることにした。攻略本と首っ引きで、魔力が高いのは誰かを見極める。よーしわかった、
宮廷魔術師男のライブラと、ホーリーオーダー女のソフィアに決まりだ!
 そして彼ら四人を仲間にすべく皇帝は走った。ホーリーオーダー以外はアバロンにいるのだが。このゲームでは一つにパーティに二
人以上同じクラスを入れることはできないので、お目当てのキャラでない時はそいつを殺してそのクラスの次のキャラにバトンを渡す
ことにする。これをやるのに便利なのは水の術法「霧隠れ」。戦闘中に対象キャラの身を隠す術で、隠れたキャラは敵の攻撃の目標に
ならない=隠れてないキャラに攻撃が集中するのだ。これで不要キャラを抹殺して必要なヤツが出るまで粘る。そしてついにお目当て
の四人が集結した。なお、その過程でホーリーオーダーにいる「マリア」という女性が仲間になってしまい、一時的にパーティ内で同
じ名前のキャラが二人になってしまったのはちょっとした笑い話。

 そんなわけでマリア、ライブラ、スカイア、ソフィア、コウメイ(仲間になった順)というパーティが完成した。まず全員に水の術
を覚えさせた。特にコウメイは初めは火の術を持っていたのだが、クイックタイムのために強引に水の術使いにした。あとは全員が天
の術を使えるようにした他、マリア、ソフィア、コウメイが地、ライブラ、スカイアが風の術使いである。
 必要な術をそろえたので次は防具である。しかしここで待てよと思った。これまではとにかく防御力重視の装備をさせてきたが、ザ
コ敵は1ターンで倒すようにするしボスにはラピッドクイックを使う。実際ワグナスなんかは防具なしで倒してるんだし、防御のため
の防具はいらないんじゃないかと。というわけで、防具の中で防御力は低くてもいいから魔力を上げることのできる物を選んで各人に
装備させた。その結果コウメイなんかもともと25だった魔力が+5されて30に!こいつはすごいぜ!(by超人機メタルダー)

 さて、準備ができたのであちこちに行きました。復活したクジンシーを倒しました。サバンナからアバロンの地下に引っ越してきて
いた白アリをやっつけました。妹ロックブーケの敵討ちに燃えるノエルお兄ちゃんを返り討ちにしてあげました。全部ラピッドクイッ
クです。悪いかよ!(開き直り)

 ノエルを倒してアバロンに戻ると、側近から報告が入った。ナゼール地方のさらに南の「ナゼール海峡」の向こう側にモンスターが
ぞくぞく集結しているという話だ。いよいよ後は最終決戦を残すのみとなったわけだ。だがどうせなら最強のパーティを作り上げてか
らラストバトルに挑みたい。そこで術レベル上げのための戦闘をすることにした。場所はジェラールの時代にボスを倒したゴブリンの
穴。ここはボスを倒しても一部のモンスターは残っている。特に無機質系最強のモンスター「ゴールドバウム」はそれほど強くないく
せにおいしい敵だ。しかも一度に三匹出てくることもある。こいつらを何十匹、何百匹と狩り、全員術Pは最大値の250、全術のレ
ベルは50、HPは999という最強の術法パーティが完成した。これで心置きなく「ラストダンジョン」に行けるぞ!ちなみにこの
時点での帝国の所持金は16065240クラウンだった。

 というわけでいよいよラストダンジョンへ。全系統の敵が出現するが、そんな連中、我らの敵ではない!邪魔するモンスターを排除
しつつ最深部についた。「この先は引き返せないぞ」という表示が出たのでその手前でセーブ。最終セーブ時間は37時間30分だっ
たが、リセットなどを含めると45時間ぐらいはプレイしているだろう。そして、以下が最終パラメーターだ。
名前
魔力
防御ギャラクシィで与えるダメージ
マリア
24+4
27
3800
ライブラ
23
68
3700
スカイア
24+4
18
4500
ソフィア
24+2
30
3900
コウメイ
25+5
5000
 最後の「ギャラクシィで与えるダメージ」は各人のおおよその平均値なのだが、マリア、魔力が高いくせに攻撃力は下から二番目か
よ。ともかくラストバトルでは与えるダメージが低い順にクイックタイムを使わせることにした。ついでにラピッドストリームの陣形
では行動する順番を自分で決められるので(皇帝は常に最初)、マリア、コウメイ、スカイア、ソフィア、ライブラの順で行動させる
ことにした。
 おっと、ラストバトルの前にもう一戦あったんだった。最後の七英雄スービエを倒さなければならない。万全を期して、ラピッドク
イックギャラクシィを使ったのだが…2ターン目の最初、マリアのギャラクシィでスービエは倒れた。と、いうことは、ライブラにク
イックタイムでなくギャラクシィを唱えさせれば1ターンで倒せるんじゃないか?そう思ってリセットしてやり直したところ…その通
りになった。弱いぞスービエ!それでも七英雄の一人か!(こちらが強過ぎるという説もあり)
 ともかくこれで本当に残るは最終決戦のみ。各人たったの13しか術Pを消費はしていないが、とりあえず結界石を使った。そして
いよいよ七英雄本体との対決!いきなりラピッドクイックギャラクシィを使用。その後もライブラがクイックタイムを唱え続けて敵の
動きを完全に封じ込めている間に他の四人がギャラクシィの波状攻撃。確実にダメージは蓄積されてはいるはずだが、まだ倒せない。
そのうちライブラの術Pが36を切った。なのでクイックタイム係をマリアに代えてライブラにはギャラクシィを唱えさせることにし
た。そしてついに!七英雄はその肉体を維持できなくなるほどダメージを受け、崩れ去ったのでありました〜!

 とうとうやった。術だけでこのゲームをクリアしたのだ。スタッフロールが流れ終わった後に次々と現れる歴代皇帝の奇跡。全て魔
術師皇帝だ。ひょっとすると、今まで何度もプレイした中でもっとも感動的なクリアかもしれない。ありがとう、数々の大いなる術法
たちよ!今度プレイする時は武器との併用になるだろうが、術の強さは忘れず進めていくよ!


○後日談

 さて、一度は七英雄を倒しはした。だが、クイックタイム係は二人で十分だった。ということは、五人中三人には水でなく火の術を
使わせていいんじゃないか?敵一体に対しては、ギャラクシィよりもクリムゾンフレアの方が高いダメージを与えられる。この術を使
えばもっと早いターンで最終ボスをせん滅できるのではないだろうか。そう思って最後のセーブをしたデータを立ち上げ直し、ラスト
ダンジョンを後にしてアバロンに帰った。そして、スカイア、ソフィア、コウメイの三人に火の基本術ファイアーボールと合成術クリ
ムゾンフレアを覚えさせた。
 水の術を忘れて火の術を覚え直すと術レベルが下がってしまう。50から33まで落ちてしまった。試しにこの状態で七英雄に戦い
を挑んでみたところ…クイックタイム係その1のライブラの術Pが36を下回った次のターン、彼のギャラクシィで七英雄は倒れた。
これだと皇帝マリアもクリムゾンフレアでいいんじゃないか?ということで彼女も水の術を忘れさせ火の術使いに転身!

 これで五人中四人が火の術を使えるようになったわけだが、下がった術レベルと最大術Pを上げ直さなければならない。なお、途中
で術Pの数値が245/241という変な表示になった。すぐに最大値が上がって普通に戻ったけど。で、その後はまたゴブリンの穴
で鍛えまくった。その結果四人の火の術のレベルが50になったので改めて最終ボス退治に出かける。ちなみにこの時、帝国の金庫に
あったお金は16065240クラウン…って、最初にラストダンジョンに行った時と同じ額じゃないか!どうやらこれがカウンター
ストップの限界値のようだ。

 さて、以前と同じようにラストダンジョンを進んでスービエの前で最後のセーブを終えた。その時のプレイ時間は40時間50分。
約3時間半でレベルの上げ直しが完了したわけだ。そして、この時の各人のパラメーターは−。
名前
魔力
防御
クリムゾンフレアで与えるダメージ
マリア
24+4
12
4600
ライブラ
23
68
スカイア
24+4
18
5500
ソフィア
24+4
47
5100
コウメイ
25+5
6300
 …何かコウメイが化け物じみてるよな。今までやったどのプレイの中でもこんなダメージを与えられるキャラはいなかったよ。
 そんな最強の術師を携えた最強の魔術師軍団が再度七英雄に挑む…前にスービエがいたんだっけ。が、1ターン撃破はおろか行動順
番がライブラに回る前に倒してしまった。クリムゾンフレア×4でまさに瞬殺してしまったってこと!ギャラクシィ×5で倒された時
よりも悲しさが増してるよな、スービエ…。
 クイックタイム係のライブラが術Pを消費しなかったので、結界石も使わずにそのまま七英雄に挑んだ。もちろん戦術はラピッドク
イッククリムゾン(しかない)。ライブラがクイックタイムを使えなくなったその次のターン、皇帝のクリムゾンフレアが敵を打ち倒
したぁ!結局、レベル33の火の術使いが三人いた時とターン数は同じ、人数にして三人ほど早く倒せただけであったが、それでもこ
の術の強さをまざまざと見せつけられた思いだったとさ。


図書室へ