名古屋登山記・第二章

 2004年のゴールデンウィークに名古屋へ出かけた際のレポートです。

 *文中に時々出てくる「前回」というのは2003年に名古屋へ行った際のことです。詳細はこちらをご覧ください。
 *文中でリンクの張ってある部分をクリックすると画像が見られます。


 5月3日月曜日。朝のうちにホームページの更新を済ませた後、夕方近くまで寝ていました。起きたら風呂に入り、兄に車で駅まで
送っていってもらいました。電車に乗ってアバラ(注・秋葉原のこと)についたのが19時ごろ。アバラのゲーセンで猛者と格闘して
(無論ゲームでですよ)、閉店になったら近くのネットカフェに行ってインターネットをしたり寝たりしました。

 翌朝、5時30分ごろにネットカフェを出ました。その時東京は、雨は降っていなかったものの天気が悪かったです。そしてこれか
ら私が向かう先は東京駅。アバラからは駅二つなので、45分にはついてしまいました。今回同行する人との待ち合わせの時間は6時
30分なので、まだ時間があります。まさかもう来てたりはしないよなあと思いつつホームをうろついていました。で、何往復かして
いるうちにまず一人発見。同行者の一人、くたぽでぃさん(以下くたさん)です。そして話をしているうちに別の同行者から携帯電話
にメールが。今駅についたという連絡だったので、自分たちはもうホームにいると返信しました。そしてその数分後にその人登場。こ
のけーしちさんと合流できたことで、ここで集まるメンバーがそろいました。時間もちょうど電車の発車時刻となりましたので、三人
で電車に乗り込みました。さあ、いよいよ名古屋へ出発です。
 さて、今回は東京から名古屋まで「各駅停車」の電車を乗り継いで6時間以上かけて行くという苦行を実行いたしました。こんなあ
る意味アホなことの(と言うか今回の旅自体の)提案者は私です。金ねーんだよ!(逆ギレ)それはともかく、電車の中では最初のう
ちは与太話に花を咲かせていました。そしてここで発覚した事実。この三人、全員が携帯ゲームのワンダースワンを持ってきていた!
(カラー×2、クリスタル×1)何じゃこの集団は!(笑)あと、けーしちさんが持ってきた「へぇボタン」(ガチャガチャで出るよ
うな小さいの)が所構わず鳴ってみんな笑っていました。
 …と騒がしかったのも最初のうちだけ。やはり朝早くに出発した上にかなりの長旅なので、みんないつの間にか眠ってしまっていま
した。で、時々目を開けると窓の外は雨。なんだかかなり不安です。とりあえず乗換駅を乗り過ごすということもなく、ゆっくりでは
ありますが確実に名古屋に近づいていきました。

 そして12時40分、ついに名古屋駅に到着!ここでもう一人の同行者と合流するんですが…駅構内にて三人で迷いました(爆)。
それでこちらから携帯に電話をして、それでもいくらか手間取りながらどうにか会えました。最後に来たのは、越後屋善兵衛さん(以
下越後屋さん)です。さあ、これで全員集合です。なお、名古屋の天気は雨が降ったりやんだりでした。
 全員そろったところでこれから目的地に直行するかどうかというのを話し合った結果、少し時間つぶしをすることにしました。これ
から行く場所に完全な空腹ではよろしくないので、少しばかりのパンを腹に詰め込むことにしました。で、その後によく考えるとけー
しちさんと越後屋さんが初対面だったので、それも含めて各人の自己紹介をしました。そうそう、ここで私が持ってきたお土産を大公
開。茨城名物(半分嘘)、甘い甘いMAXコーヒーだあ!(爆)このコーヒーを一人に二本ずつ持ってきたんですが、さすがに一本で
いいと言われました(けーしちさんは二本受け取ってくれました)。
 MAX分配(笑)の後、名古屋駅近くのデパートで海洋堂フィギュア博覧会というのをやっていると越後屋さんが言ったので、四人
で行ってみました。そこそこおもしろかったです。

 フィギュアを見ていい感じに時間がつぶれました。というわけでいよいよ今回のメインの目的地へと向かいます。名古屋駅から地下
鉄に乗っていりなかという駅へ。出発が14時、到着が14時20分ぐらいでした。この時点では雨はかなり小降りになっていたんで
すが…。
 駅についたら十分ほど歩きました。そしてついに見えました。名古屋の誇る名物喫茶店、「山」こと「マウンテン」の看板です!つ
いに来ましたマウンテン。前回の初登山が2003年のゴールデンウィークだったので、ちょうどぴったり一年ぶりです。まずは持っ
てきたデジカメで外観と店の外で育てられているサボテン、それから「営業中」の看板を撮影しました。その後、店の外までできてい
る行列に並びました。なおこの時点で雨は先ほどよりも若干強くなっていました。
 列に並んでいる時の出来事を報告します。まず私たちの後ろに並んだ人が一緒に来た人に向かって「この喫茶店って有名なの?」と
聞いていました。愚問なり!有名でなければこんな天気の日にこんなに人が来るわけがなかろうが!あと、私たちの前にいた団体さん
の中に赤ん坊連れの人がいました。小さなうちから山に連れてくるとは、すごい英才教育です。それと並んでいる時の最大の出来事と
言えば、けーしちさんが店の外にあるゴミ箱にある物を見つけたことです。あれは空き缶みたいだけど…あの黄色いカラーはもしや?
そして確認してみると、やっぱりそれはMAXコーヒーでした。実は今回私がMAXを持ってきたのは、この店のメニューにある有名
な超甘口料理を食べた後で、同じく甘さが有名なMAXコーヒーを飲むとどうなるかということを試したかったからなのですが、ここ
にその空き缶があるということは、同じことをした人がいるということです。おそらく私と同じ茨城県人か、あるいは千葉県民でしょ
う(MAXは主としてこのニ県でしか売ってません)。恐るべしMAX、そして山!ところで、並んでいる間に雨はどんどんと強くな
り、それで屋根の下へ緊急避難しました。
 とかやっている間に、ようやく店内に入れました。15時10分ぐらいだったでしょうか。しかし中に入れただけでまだテーブルに
はつかせてもらえません。今度は入り口の近くで待機です。そこで待っていると、私の目に入ってくる物がありました。前回来た時に
買った「甘口抹茶小倉スパ携帯ストラップ」がまだ残っていたのです。この時点で四〜五本ぐらいあったでしょうか。それを見たけー
しちさんは、「帰りに買ってこうっと」と言いました。
 そして、15時20分ごろ、ようやくテーブルにつくことができました。テーブルについたらさっそくメニューのオーダーです。ま
ず私は「甘口バナナスパ」とコーラを注文しました。くたさんは以前にこの店に来た時に登頂(完食のこと)できなかった「甘口抹茶
小倉スパ」
を頼んでリベンジ祈願。初登山のけーしちさんは「甘口いちごスパ」(前回の登山で私が登頂に成功した料理)を頼みまし
た。名古屋人の越後屋さんは、「イタリアーノ辛口」という普通のスパを注文です。そして最後にデザートとして四人で一つの(お約
束)「青リンゴフラッペ」をオーダーしました。
 ところで、注文した物を待っている間に隣の団体さんのテーブルにいちごフラッペが登場しました。その雪山の標高にびびるくたさ
んとけーしちさん。なお、そのテーブルの人は一斉に携帯電話やデジカメでそれを撮影していました。カメラ類の発達により、もはや
この店で写真を撮るというのは常識となりつつあるようです。
 あと、私たちが店内にいる間は、抹茶スパよりもいちごスパの注文の方が多かったように感じられました。抹茶スパがこの店の真の
看板メニューとは言え、この時期だけは春限定の商品であるいちごスパの方がよく出るようです。
 とか何とかやっている間に、私たちが注文した物(コーラを含む)が次々とテーブルに運ばれてきました。それぞれ食べられる前の
状態の写真を撮った後、いよいよ食べます。まずはバナナスパを一口。…あんめあ〜!!昨年食べたいちごスパよりも甘さは上かもし
れません。なお、これらは共通して、麺に砂糖が練り込んであるようです。そしてさらにバナナスパにはトッピングが乗っています。
半分に切ったバナナはただ温かくなるだけなのでまだいいのですが、問題はチョコレートです。何の変哲もない普通のチョコレートで
すが、温かいスパゲッティの上では当然のように溶けます。溶けたチョコが麺に絡まると、パスタの甘さはさらにアップします(つい
でにバナナも甘くなります)。いちごスパにはまだ甘さを中和できるフルーツが結構乗っていたのですが、バナナスパにはほとんどあ
りません。コーラを中和剤にしても、半分ぐらいで、なんとなく限界が見えてしまったような気がしました。しかし「漢」として安易
に投げ出すわけにはいきません。どうにか食べ進めていきました。
 ところで他の三人はどうなっていたかと言うと、まずゲテモノでない料理を頼んだ越後屋さんは余裕で登頂成功(少しもらった「普
通」のパスタはすごくおいしかったです)。抹茶スパを頼んだくたさんは屈辱の2合目遭難。前に来た時よりも食べられなかったとい
うのは本人にとっても予想外だったようです。そしてけーしちさんですが…初登山にもかかわらず、なかなかのペースでいちごスパを
食べています。とは言えさすがに6号目ぐらいから甘さがきつくなってきたようです。と、ここでけーしちさん、スパに塩をかけるこ
とになりました。しかしこれはある意味博打でした。例えばスイカに少量の塩をかけると甘味が増してしまいます。もしこのスパでそ
れが起きれば、もう目も当てられない味となるでしょう。しかし彼はやりました。塩を振りかけたのです。そして麺を一口。結果は…
バツです!もう食えたもんじゃないとのこと!やっちったーっ!けーしちさんの初登山もここまでか…と私が思ったその時、彼は次の
行動に出ました。なんと、さらに塩をかけたのです。なるほど、再度スイカを例に挙げれば、あまりたくさんの塩をかけ過ぎたスイカ
は逆にしょっぱくなります。どうせこのままじゃいちごスパ食えないんだからということでヤケになったわけではないのでしょうが、
けーしちさんはさらに塩を振りかけました。そしてまたパスタを口に。…奇跡は起きました。どうにか食べられる味になったとのこと
です。嘘ぉと思いましたが、そのおかげでスタート時よりも若干遅いぐらいのスピードで、いちごスパが減っていきました。このペー
スなら登頂できるでしょう。しかしこれ、もう普通の人間の食べる物じゃねーな…(いちごスパ自体がそんな料理じゃないのかという
ことは言わないでください)。
 さて、こうなったら私も負けられない。どうにかしてバナナスパを食べ切らなければ。とは言ったものの、口の中はもう甘さでいっ
ぱいです。腹にはまだ入るのに、この甘さのせいで食欲が出ないんです。…じゃあ、口の中の甘さをリセットすれば?そう思った私は
席を立ち、トイレ−正確にはトイレの手洗い場に行きました。そしてそこでうがいを敢行!そして三度ほどうがいをすると、口の中の
甘さがかなりなくなりました(これだけやっても「完全には」甘さが消えなかったのはある意味恐ろしかった…)。こうなったらもう
こっちの物です。席に戻って再びバナナスパを食べ始めました。おお、行ける。これなら行けるぞ。そして数分後、ついにトッピング
のバナナも含めて、皿が空になりました。多少卑怯くさい手だったかもしれませんが、ともかく昨年に続いて連続で登頂に成功したの
です!
 ところでけーしちさんはと言うと、塩いちごスパを順調に減らしていき、こちらも最後には登頂できました。なお、この後私とけー
しちさんは当初から計画していた「食後のMAXコーヒー」をやってみました。結果はと言うと…甘くない!あのMAXがごく普通の
コーヒーになり下がってしまったのです!つまりMAXコーヒーVS山の勝負はMAXの敗北ということ…。恐るべし、山!
 あっ、けーしちさんがいちごスパを食べ終えるか終えないかの時に青リンゴフラッペが来たので四人で食べました。量はともかく味
は普通なので、これだけの人数がいれば雪山も楽々制覇です。
 話は変わりますが、食べている最中に電話がかかってきていたようです。かかってきた時は気づかなかったのですが、ふと携帯の画
面を見たら着信ありの表示が。で、誰がかけてきたかと言うと…去年一緒にこの店に来たらぴどりさんからでした。今回も誘ってはい
たのですが、都合により参加できなかったんです。それでこちらから電話をして、その時の状況を説明しました。
 全てのオーダーを食べ終えました。結果、四人中三人が登頂に成功です。そして精算をして店を出ようとしたのですが、帰りがけに
けーしちさんが宣言通りストラップを購入しました(二本)。そしてこれで店にあるストラップはなくなりました。そして店を出た私
は、あのゴミ箱に店の中で飲んだMAXの空き缶を捨てました。けーしちさんも捨てました。と、ここでけーしちさん、何かを思いつ
きました。そして何をしたかと言うと、三本のMAX空き缶でトライアングルを作ったのです。それを見た私は言いました。「これが
本当のMAXフィールドだね」と(「爆竜戦隊アバレンジャー」を見てなかった人にはわからないネタ、すみません)。
 というわけでこれにて今回の登山は終了となったのですが、まだ雨は降っています。それで鞄の中から折りたたみ傘を取り出して…
と思ったら傘がない!?入れ忘れてた!?仕方がないので、とりあえず傘に入れてもらって、途中で安いビニール傘を買いました。

 さて、登山は終わりました。この後は夜になったらカラオケという予定ですが、それは23時からです。山を出たのが17時30分
ぐらいだったので、すごい時間が空いています。それでとりあえず地元民の越後屋さんの誘導で行動することになりました。まず地下
鉄で大須観音という所まで行き、そこから上前津まで歩きました。ここは言ってみれば東京上野にあるアメ横のような商店街で、アー
ケードになっていたので雨もしのげました。
 そんなこんなで歩いたり地下鉄に乗ったりで、越後屋さんに予約しておいてもらったカラオケ店のある栄まで来ました。で、その店
に近い居酒屋で飲むことにしました。とは言えまだ山で食べた物が消化されていないため、それほど飲み食いはしませんでしたが(抹
茶スパをほとんど食べられなかったくたさんはたくさん食べていました)。そして、ここで新たな提案が。「明日、もう一度山に行こ
う」。関東組の私たち三人はもちろんOK。越後屋さんはちょっと行けないということでした。残念。ところでこの店に「マウンテン
サラダ」というメニューがあったので頼んでみました。確かに普通のサラダよりかはいささか量がありましたが、あの程度で「マウン
テン」を名乗るなんてぇのは甘過ぎると思いました。
 さて、居酒屋を出てもまだ23時まで時間があります。それで時間までゲーセン組と漫画喫茶組に別れることになり、私とけーしち
さんが前者、くたさんと越後屋さんが後者となり行動しました。ゲーセンでは適当にプレイしました。とりあえずけーしちさんと二人
でZガンダムの協力プレイをできたのでよかったです。
 それでそのうち時間になりました。予定通り徹カラに突入。一発目に越後屋さんの「日本ブレイク工業社歌」で幕を開けた狂乱の宴
(おい)は例によって特撮&アニメソング祭り。私もまずは剣とデカレンの主題歌を熱唱。その後も、とにかくいろいろ歌いました。
でもさすがに朝5時ともなると全員ダウン。閉店の6時までの約一時間は四人で爆睡していました。

 朝6時、カラオケを出ました。雨は降っていませんでした。ここで越後屋さんはお別れです。お疲れ様でした&ありがとうございま
した。三人になった後、まだ朝も早いということで近くの漫画喫茶に行って3時間ほど時間をつぶしました。
 9時ごろに店を出ると、そのまま歩きで名古屋駅まで向かいました。その途中、とあるビルで変なオブジェを見つけました。それは
どう見ても「麺」。これは間違いなく山のパスタに対するリスペクトだと、勝手に思い込んでしまいました。もちろんその店からかな
り離れた街だったので、そんなはずはないんですが。
 そして歩いているうちに名古屋駅につきました。駅についたら新幹線の自由席の切符を買いました。今日もまた山に行って、その後
で行きと同じような交通手段で帰った日には東京につくのは日が変わってからになってしまう危険性もあります。全員翌日の6日から
仕事なので、そんなことはできません。というわけで急きょ新幹線で帰ることにしたのです。その後、駅構内で朝食に名古屋名物の味
噌かつときしめんがセットになったメニューを食べました(朝から重いな…)。味噌かつはおいしかったですが、個人的に味噌の味が
少し強過ぎるかなと思いました。きしめんは腰があっておいしかったです。
 食べる物を食べたら駅からちょっと歩いた所にあるボーリング場に行って3ゲームほどプレイして腹ごなし(なお、場所は名古屋駅
内の観光案内所で聞きました)。それが終わったら再度駅に戻ってきてお土産を買いました。

 さて、運動などをしたおかげでいい具合におなかがこなれてきました。もう山に行ってもいいだろうということで前日と同じルート
で店に向かいました。なお、その日は雨の降る心配はない天気でした。
 そしてついにまた山に来ました。今日は昨日よりかなり空いていました。連休の最終日ということも関係していたのでしょう。なお
さすがにMAXフィールドは撤去されていました(笑)。で、並ばずに店内に入れましたが、入ってからテーブルにつくまで少しかか
りました。ところでレジの近くを見てみると、昨日けーしちさんが買ってなくなったはずの例のストラップが大量に補充されていまし
た。「限定生産」とか言いつつ、結構残ってるようです(笑)。それから待たされている間に先に注文を取られたのですが、今回私た
ちは全員、「普通のメニュー」を頼もうとここに来る前から決めていました。それで結局私が「ミートスパ」、くたさんが「クリーム
めんたい」
、けーしちさんが「ローズスパ」をそれぞれ注文しました。いずれも普通で す(ただ、ローズスパは詳細不明なため、もし
かしたら変なメニューの方じゃないかとけーしちさんが不安がっていました)。それとやっぱりお約束で、全員で一つの雪山を注文。
今回は「夕張メロンフラッペ」にしました。
 入り口近くで待つこと数分、席に通されました。今日は奥の方にある部屋に通されたのですが、この部屋のイスは他の部屋の物よりよかったので気持ちよかったです。それとこの部屋で変なディスプレイを発見。「甘口戦隊アマレンジャー」と書かれたその紙には、
この店の甘口メニュー五傑のイラストが描かれていました。
 さて、それからしばらくして頼んだ物が来ました。前日よりも混んでいなかったせいでしょう、待ち時間が少なかったです。そして
例によって写真を撮影後、各人食べ始めました。さて、私のミートスパは…うめええっ!いや、本当においしいんですよこれが。とて
もいちごやバナナや抹茶のスパを作る人が作った料理とは思えないほどに。くたさんやけーしちさんの頼んだ物(結局、ローズスパは
まともな方のメニューでした)もすごくうまい!この店の料理はまともなメニューであってもその量がハンパではないのですが、味が
まともならこの程度の量、私にはどうと言うことはありませんでした(ただ、異様にグリーンピースが多かったように思えました。全
部食べましたけど)。なんだかすごい得した気分になりました。というわけで各人、ミートスパ登頂クリームめんたい登頂ローズ
スパ登頂
と相成りました。もちろん、その後夕張メロンフラッペも三人がかりで制覇です。
 それから、隣のテーブルにいたお客さんなんですが、話を聞いていると、そのうち一人は初登山のようでした。にもかかわらずその
人、抹茶スパを「苦しい」だの「辛い」だの一言ももらさずに平然と平らげていました。すげえ!こんなのを見られて、またも得した
気分になりました。あとそれとは別に家族連れのお客さんがいて、その中の女の子がフラッペを頼んでいました。それが運ばれて来た
時のその娘や家族の顔、すごかったです。彼女は一人で雪山に挑戦していましたが、あれは途中で遭難するか、他の人の助けを借りる
かしたでしょう。その結末を見ることなく退店してしまったので予測に過ぎませんが。
 その後、精算。今日はくたさんがストラップを購入しました。15時30分ごろに店を出ていりなか駅を目指したんですが…迷いま
した(爆)。曲がるべき道をまっすぐ行ってしまったようです。それで交番で道をたずね、結局、当初の目的地であったいりなかより
も一つ先の八事という駅から地下鉄に乗って名古屋に戻りました。ここで我々は、昨日は地元民の越後屋さんがいてどれだけ助かった
のかということを改めて思い知らされた気分になりました。

 まあ、そんなこんなで名古屋駅につき、16時45分ごろに出る新幹線に乗りました。これで名古屋とはお別れです。グッバイ名古
屋、また来るぜ。そんな思いが胸の中にありました。ところで新幹線はとても混んでいて、とても席に座れる状態ではありませんでし
た。それで最初は通路に立っていたのですが、そのうち我慢できなくなり、床に座り込んでしまいました。周囲の人たち、迷惑だった
でしょうか。だったらごめんなさい。
 立ってようが床に座ってようが、新幹線は走ります。東京駅についたのは18時30分。さすがに早い!前の日に6時間かけた旅が
バカらしく思えるほどでした(いや、あれはあれで楽しかったですが)。それでそこで我々は解散しました。名残惜しかったですが、
始まりがあれば終わりがあるのが世の常です。それぞれの道を歩き始めました(注・そんな大層なことじゃない)。その後一人になっ
た私は18時45分発の電車に乗って家路につきました。最終的に家についたのは21時ちょっと過ぎ。その日やっていた「トリビア
の泉」を見ながら旅の事後処理などをしました。…そういえば、けーしちさんの「へぇボタン」がなくなったって言ってたけど、見つ
かったのかな(どーでもいー話を書くな)。

 以上が、二度目の名古屋旅行のレポートです。前回よりもいろいろな意味で充実した旅となりました。予想外のことも多くあったけ
ど、それもまた旅の楽しさってもんです。さあ、果たして来年はあるのか。あるとすれば、次は何を食べるのか。こんな含みのある引
き方で、レポートを終了させていただきます。さ、余って持ち帰ってきたMAXコーヒー飲もうっと。


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