トリーシャちゃん参上!

トリーシャ:ふわ〜〜〜〜。←大あくび。
シェリル:うわあ…。

シェリル:すごい口…食べられちゃいそう…。
トリーシャ:そう?

トリーシャ:シェリルだったら食っちゃいたい。
シェリル:なに言ってるのよ。

トリーシャ:…ってアレフくんが。
シェリル:きゃー!!
アレフ:言ってねー!!


トリーシャ:昨日流れ星を見つけてね。

トリーシャ:一生懸命お願い事しちゃった。
シェリル:そう。

シェリル:(トリーシャちゃんにもこんな一面があるのね…)それで、なんてお願いしたの?

トリーシャ:「明日の数学の時間さされませんように」って。
シェリル:うわ、なんか現実的すぎていや…。


(学校の机を拭き掃除しているトリーシャ)
シェリル:どうしたの?

トリーシャ:ボクの机、なんか汚くてさ。
シェリル:きっとそれは…。

シェリル:テストのたびに答え机に書いてるからでしょ。
トリーシャ:そうか、それもあったか。

トリーシャ:てっきりボクは寝た時たれたヨダレのシミかと…。
シェリル:家の枕すごそうね…。


エル:もうすぐ夏だな…。
シェリル:薄着になるわね…。
トリーシャ:水着も着るね…。

エル:二の腕とかたるんじゃってさ…。
シェリル:私は全身…。
トリーシャ:ボクもだよ。これじゃ水着着れないよ…。

アレフ:みんな、気にすることないって。俺は全然そんなの気にしないぜ。

トリーシャ:プールに一緒に行く予定じゃない人は黙ってて!(三人でアレフをにらむ)
アレフ:はい…。


トリーシャ:ふわ〜。←あくび。
シェリル:どうしたの、寝不足?

トリーシャ:うん、ちょっとね。
シェリル:どうせくだらないことしてたんでしょう?

トリーシャ:(あっさりと)まあね。(シェリルこける)

トリーシャ:くだらないことに全力投球するの好きなんだよね、ボク。
シェリル:大いばりで言うことじゃないわよ…。


トリーシャ:シェリルはやさしくって頭がよくって…。

トリーシャ:ボクから見ても、とてもいい子です。

トリーシャ:これからもずっと仲良しでいてね。
シェリル:もちろんよ。

トリーシャ:毎日「宿題みーせて☆」って言っても仲良しでいてね。
シェリル:できるだけ自分でしてきてね…。


日焼けしたアレフ:おいーっす。
シェリル:あっ、おはようございます、アレフくん。

エル:すごい焼けたなあ…。
日焼けしたアレフ:だろお?

トリーシャ:なんか悪さして全裸で逆さづりされてたとか?(こけるシェリルとエル)
日焼けしたアレフ:なんでよ!?

トリーシャ:あっ、全裸で隣のお姉さん家一日中のぞいてたとか?(さらにこけるシェリルとエル)
日焼けしたアレフ:だからどうして全裸なんだよ!?


(学校にて)
トリーシャ:いい天気だねー。
シェリル:そうね。

トリーシャ:なのにボクたちは学校の中…。
シェリル:もったいないくらいの天気よね。

トリーシャ:えーい、学校なんて抜け出して、2人で愛の逃避行ー!!

トリーシャ&シェリル:…愛!?←2人で同時ツッコミ。


アレフ:はあ…。
トリーシャ:どうしたのアレフくん?

アレフ:なんか最近疲れが抜けなくてさ。
トリーシャ:ふーん、大丈夫?

トリーシャ:そう言えばシェリルが「私をあげる」って言ってたよ。←大ウソ。
アレフ:(急に立ち上がり)なにい!!

トリーシャ:(アレフに追いかけられながら)めっちゃ元気じゃん。
*アレフはいきなりシェリルに抱きついてビンタされました。


(アレフが真面目な顔をしている…)
トリーシャ:あっ…。

トリーシャ:(普段は明るいアレフくんが真剣な顔して…なにを考えてるんだろう?)

アレフ:(ぼそりと)…どっかにいい女いないかなあ…。

トリーシャ:ほら、やっぱり女のことだった。はい、出して出して。(トリーシャに金を払うシェリルたち)
アレフ:賭けるな!しかも当てるなー!!


シェリル:トリーシャちゃん、ペン貸してくれる?
トリーシャ:どーぞ。

シェリル:(トリーシャちゃんはいつもいろんな色のペンをたくさん持ってきてる…)

シェリル:(下線とかチェックとかに役に立つのよね。私も持ってこようかしら…)

シェリル:(なのになぜ持ち主は『爪に塗って遊ぶ』以外使わないのかしら…)
トリーシャ:ほーら、レインボーだよ。


トリーシャ:あーあ、真っ暗になっちゃった。まいったなあ…。

トリーシャ:こんな夜道女の子1人じゃ、すっごく危険だよねー。

アレフ:トリーシャ、今帰りか?もう遅いし送っていこうか?

トリーシャ:うわあっ、もっと危険だあー!!(逃げるように全力疾走)
アレフ:なんで!?


トリーシャ:うーん、いかん。この冬ちょっと食べ過ぎた。

トリーシャ:というわけでダイエットしようと思ってるんだけど。
シェリル:するほど太ってないわよ。

トリーシャ:いーや、絶対やるんだから!
シェリル:どうも決意が固そうね…。

シェリル:でもケーキ屋さんでする話じゃないと思うわよ…。
トリーシャ:えっ?


(荷物を運んでいるトリーシャ)
アレフ:トリーシャ、重そうだね。
トリーシャ:ううん、大丈夫。

アレフ:持ってやるよ。
トリーシャ:いいよ。これ軽いから。

トリーシャ:アレフくんの性格くらい。
アレフ:や、やだなあ、ジェントルマンに向かって。

トリーシャ:んじゃ、アレフくんの尻くらい。
アレフ:むちゃくちゃ軽そうだな…。


アレフ:あっ…。←貧血で倒れた。
トリーシャ:あっ!

トリーシャ:大丈夫?アレフくん、起きれる?起きれる?
シェリル:ダメよトリーシャちゃん、無理に起こしちゃ。

トリーシャ:あっ、ものすごい美人さんだ。
アレフ:(起き上がって)えっ、どこどこ!?(シェリルこける)

アレフ:あら?←ひどくなった。
トリーシャ:あら?
シェリル:ダメだって言ったでしょう!


(学校の生徒会役員募集の張り紙が張ってある)
トリーシャ:ほう。

トリーシャ:ボク、立候補してみようかな。
シェリル:えーっ!?

トリーシャ:みんなのために明るい学校を作ってみせるよ!
シェリル:本気なの、トリーシャちゃん?

トリーシャ:まず、テスト廃止!
シェリル:自分のためじゃないの…。


トリーシャ:あ…あああ…。←急にがくんとなる。
シェリル:ど、どうしたのトリーシャちゃん!?

トリーシャ:せ、背中が…。
シェリル:背中がどうしたの!?

トリーシャ:かゆい。(シェリルこける)

トリーシャ:でも昨日体育で鉄棒やったから腕が動かない…。
シェリル:ビックリさせないでよ…。←そう言うシェリルも腕が動かない。


トリーシャ:今日は冷えるなあ。
アレフ:あっ。

アレフ:(上着のボタンを外しながら)じゃあ俺が…。
トリーシャ:きゃああ!

アレフ:違う違う。内ポケットにカイロ入れてたから。
トリーシャ:なーんだ、びっくりした。

アレフ:今の俺は暖かいぞぉ。(トリーシャに抱きつこうとする)
トリーシャ:結局そーなるのか!(アレフにチョップ)


トリーシャ:(封筒を差し出し)アレフくん、これ!!
アレフ:えっ?

トリーシャ:(顔を赤くして)は…早く読んでみて…。
アレフ:う、うん。

(中には1枚、「バスガス爆発」と書かれた紙が…)

アレフ:えっ、なにこのバツガツバスハ…いや、ガスバツ…。
トリーシャ:下手やのう。


トリーシャ:(数学のノートを持って)シェーリル。
シェリル:なに?宿題なら見せないわよ。

トリーシャ:違うよ、見てもらうのはボクの方。
シェリル:あっ、答えあわせね。いいわよ。

(ノートの中には漫画が描かれていた…)

トリーシャ:前の時間ひまだったから描いてみたんだ。
シェリル:(結局宿題見せなきゃいけないようね…)


アレフ:あっ、ネコだ。

アレフ:おーよしよし。おまえ、どこのネコだ?
トリーシャ:そのネコ朝見たんだけどさあ…。

トリーシャ:オスネコさんだったよ。
アレフ:そ…それがなにか?

トリーシャ:ああ、アレフくん、顔がかわいけりゃなんでもいいんだっけ。
アレフ:ど…どーゆー意味かな、だから?


トリーシャ:昨日、アレフくんとデートする夢見たんだ。
シェリル:へえ、そうなの。

アレフ:(夢で見るということは少しはそーゆー願望が?トリーシャ、俺に気があったりして)

トリーシャ:もー最悪〜。(アレフ、派手にずっこける)

トリーシャ:ほら、悪い夢は人に言った方がいいって言うでしょ?(アレフ、派手にのたうち回る)


(アレフが小さい女の子と話している…)
トリーシャ:!

トリーシャ:アレフくんのバカーっ!(アレフにチョップ)

トリーシャ:こんな小さい子にまで手を出してどーするんだよー!!(チョップの嵐)

女の子:やっとナンパに成功したんだからジャマしないでよ。←こっちが仕掛けた。
トリーシャ:えっ!?


トリーシャ:(転んで)あいたっ!
シェリル:きゃあ!大丈夫!?

アレフ:ありゃ、血が出てら。
シェリル:あっ、アレフくん、トリーシャちゃんをおぶってくれませんか?

アレフ:こんなのたいしたことないじゃん。
シェリル:そんな…冷たすぎます!

アレフ:唾つけときゃなおるよ。どれ俺が…。(トリーシャの傷をなめようとする)
(げしいっ!)←チョップ炸裂。


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