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当会では、日本財団より助成金の交付を受け、
次世代を担う子ども達に造船業を通してものづくりの素晴らしさを知ってもらうため、
また地域住民の方々には、造船業が地場産業としての重要な産業であることを再確認してもらうために
「進水式や造船所の見学会」を行っています。
2019年9月に、須崎市立須崎中学校2年生、多ノ郷小学校5年生を対象に
「ものづくり体験講座」が開講しました!
この講座は、造船業の盛んな地域で、地元の重要産業である造船について学びながら、
造船業はもちろん理数系の教科にも興味関心を持ってもらうため、
また、将来の進路を考えるきっかけにしてほしいという願いの元実施しています。
【10月8日(火) 校外学習】
◎新高知重工(株)
会議室での講義では、コンビニのパンを例に、船が私達の生活に欠かせないことを
改めて教わりました。
80%以上を輸入に頼っている小麦を、船ではなく飛行機で運んだとすると
コンビニのパンの値段はなんと10倍近く、1,000円ほどにもなってしまうそうです!
その後、いよいよ船造りの現場を見学!
建屋の中では溶接作業をしている様子や、船台ではちょうど組み立て途中の船も
見ることができました。
◎須崎総合高校
須崎工業高校と須崎高校が合併し新しくなった校舎で、各学科の実習室を見学しました。
電気制御で規則正しく動くロボット製作、測量、溶接や工作機械の操作など・・・
高校でこんな専門的な技能を身につけられるなんて、就職にも有利に間違いありません!
須崎中学校の皆さんは、造船実習室で「粘土船作り」に挑戦。
粘土の塊を水に浮くように形造り、浮力を体感してもらいました。
◎住友大阪セメント(株)
地元にある大きな会社として、その存在は皆さんよく知っているようでしたが
今回は、その工場ではどのようにしてセメントが造られているのかを
教えてもらいました。
セメントの材料となる石灰石や石炭、また、できあがったセメントも船で運ばれています!
モルタルを型に流し込み、「しんじょうくん」の人形を作る体験もしました。
地元の会社や学校、実際に船を造っている現場を見学し、
船やものづくりについて身近に感じてもらえたでしょうか?
見学先の皆様、貴重な経験をありがとうございました!