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【開催趣旨】
地球温暖化を防止するため、世界的にCO2排出量の削減が求められている。船舶の運航においても例外でなく、国際海事機関(IMO)では,新造船を対象にエネルギー効率設計指標(EEDI:トン×マイル当たりのCO2排出量)を段階的に規制し,Phase-3の最終段階においてはEEDIを現行レベルの30%減とするルールが確定した。しかし一方で、船舶の主機出力を極度に削減すると、悪天候時において回避操船ができず、海難事故を招く恐れも懸念される。このため、最低主機出力の確保が重要になるが、これを決めるには、荒天下における船舶の性能のみならず、操船方法についても十分把握しておく必要がある。このため、日本船舶海洋工学会では平成26年から荒天下における船舶の性能についてストラテジー研究委員会を立ち上げ検討を行ってきた。また、日本航海学会においても荒天時の操船方法についてプロジェクト研究会で検討を重ねてきた。
本シンポジウムはこれらの研究成果について、両学会員のみならず広く社会に発信することを目的として、日本船舶海洋工学会と日本航海学会が以下の内容で共催する。
【開催日時】
2016年3月18日(金)10:00〜17:00
【開催場所】
東京海洋大学 越中島会館講堂
JR 京葉線・武蔵野線「越中島駅」(各駅停車のみ) 2番出口 徒歩約2分
東京メトロ 東西線・都営地下鉄 大江戸線 「門前仲町駅」4番出口 徒歩約10分
東京メトロ 有楽町線・都営地下鉄 大江戸線「月島駅」2番出口 徒歩約10分
【スケジュール】
10:00〜10:05
開会の挨拶 日本航海学会 中村 紳也 会長
10:05〜10:40
EEDIと最低出力ガイドラインに関する国際動向 国土交通省 貴島 高啓
10:40〜11:10
最低主機出力に関する基準の動向 日本海事協会 三宅 竜二
11:10〜11:40
主機最大出力を削減した場合の操縦性能全般 北海道大学 芳村 康男
11:40〜12:20
荒天中の水槽実験結果とシミュレーション 大阪大学 梅田 直哉
12:20〜13:20
昼食(各自)
13:20〜14:05
荒天中のシミュレータ実験モデルの検討 広島大学 安川 宏紀
14:05〜14:50
荒天中のシミュレータ実験結果と評価 東京海洋大学 矢吹 英雄
14:50〜15:30
操船者へのアンケート結果 東京海洋大学 南 清和
15:30〜15:50
休憩
15:50〜16:35
ウェザールーチングによる荒天回避方法 神戸大学 小林英一、東京海洋大学 庄司るり
16:35〜16:50
総合討論 広島大学 安川 宏紀
16:50〜17:00
まとめ・閉会の挨拶 広島大学 安川 宏紀
17:30〜19:00
情報交流会
【参加費】
(講演会/当日支払)
日本船舶海洋工学会・日本航海学会正会員: 2,000円
日本船舶海洋工学会・日本航海学会学生員: 無料
非会員: 4,000円
非会員(学生): 無料
(情報交流会/当日支払)
1,000円
【参加お申込み】
参加お申込みの方は2月29日(月)までに「参加申込み受付フォーム」よりお申込下さい。
【問い合せ先】
日本船舶海洋工学会 東部支部事務局
〒105-0012 東京都港区芝大門2-12-9
浜松町矢崎ホワイトビル 3階
TEL:03-3438-2014/2015, FAX:03-3438-2016
E-mail:e.office@jasnaoe.or.jp