弦エニシ&me   その5

今回は、おもしろい、お話に、しましょう。
何と、競馬のお話。
弦先生は、とにかく、土日は、競馬が、大好きでした。

「勝馬」という、競馬新聞が、愛読新聞でした。
私が日曜日、出勤すると、テーブルに、赤のボールペンで、予測済みの、
新聞が、置いてありました。
たぶん、タロットで、殆どのレースを、かけていたのだと、思います。

これって、内緒よねー。でも、喋っちゃうわ。

スターは、それぞれの、占い師さんが、御客様を、つかんで、いたので、混みあっていました。

おもしろかった風景が、ありました。
さすが、弦エニシ、時々、万馬券を、当てていました。
嬉しいのが、わかるのよ。人目を気にして、ささーっと、トイレに、隠れちゃうの。
喜びを、隠すために。
私は、プププっと、笑うしか、無かったです。

それで、そういう日は、毎回、私が、帰る時、呼ばれるの。
「ちょっと、ミミちゃん」って。
何ですか?

「これ、御小遣い、今日、万馬券、当てたから♡」
いいんですかー?こんな、私に。

有難かったです。即行で、ティッシュに、くるんで、バッグの底に、押し込んで、
店を、後にしました。

スターには、いろんな、個性的な方々が、きていましたね。
シャンソン歌手でもあり、多彩な、趣味を、持っいた弦先生でしたから、
毎回、お店に、出勤するのが、楽しかったです。
絵も、独特の、才能が、有りました。フォーチュンカフェ スターの、オリジナル・ロゴが、
手書きだったのには、びっくりしました。

そして、今年の11月、カードを、整理している時、弦先生、自ら描いた「タロットカード 22枚」を、発見しました。
白黒で、描かれていて、ダイナミックな、絵です。すごく、魅了される絵です。
これ、世に出したかったのかな?
私、この22枚の、カードの絵と、一枚一枚、語りました。
うん、わかった・・・私、決意しました。

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