ランちゃんの犬生
 2006年10月27日~2021年8月1日 14歳9か月の犬生


 子供が、幼稚園年長さんの時、犬の写真集を、買ってあげました。毎日、毎日、娘の睦っちゃんは、その写真集を、眺めていました。
1月の、お正月を過ぎた頃、突然睦っちゃんが、「犬が、欲しい」、育てたいと、言い出したのです。

「小さくて、白くて、女の子で、ポメラニアン」・・・それが、必須との事でした。

 1月6日(土)に、守谷市に、小型犬専門のペットショップが、あるというので、午後に、二人で、出かけました。
そんな、条件が、揃っている犬なんて、いないよって、向かう車の中で、睦っちゃんに、言いきかせたのを、覚えています。

 ペットショップに着きました。トイプードルが、沢山いました。ふと、一番上の段を、見たら、「その子」が、いたんです。
「小さくて、白くて、女の子で、ポメラニアン」が!!!!! いるじゃーんっと、真っ先に、睦っちゃんの、手を握ってしまったのは、私でした。
その仔犬も、「私、やっと見つけてもらったの?」っと、ウルウルしていたのを、覚えています。

(右の写真は、ペットショップで、ケースから、出されて、私達に、顔を、最初に向けてくれた時の写真です。)

 2007年1月17日に、我が家に、来ました。ミーミー泣いてばかりで、私は、着ていたトレーナーを、脱いで、それで、抱きしめてしまいました。
室内犬を、育てるのは、初めてなので、緊張しました。

 ランは、私の、子育てを、手伝ってくれた貴重な犬でした。欧州の言い伝えに、「子供が、生まれたら、犬を飼いなさい」というのが、有ります。
子供が、幼少期の頃を、見守ってくれて、子供が、成長期の時は、良き相談相手になってくれる。そして、子供が、青年期になった時、亡くなって、
命の大切さを教えてくれる・・・まさに、ランの、犬生が、それでした。

 子育てをしていて、辛かった事・・・小学1年生の時の、モンスターペアレントの存在に傷つき悩み、2年生の時の腹膜炎に、大慌てして・・・
だけど、ふと、横を見ると、いつも、ランが、いてくれたから、気持ちが、緩和されました。


 ランは、家族の、全てを、見ていた犬でした。私の知らない、睦っちゃんの事、私に見せたくない弘二君の苦悩、私の心の時間帯
 全てを、知っていたけど、誰にも他言しない、それを、自分一人で、記憶して、お空に、旅たちました。。
 誰からも、「可愛いね」 「美人さんだね」 「キレイだね」って、褒められるだらけの、ランでしたから、本当に、気品が、有りました。
 犬も、褒められると、そういう性格、ステキな、プラス思考になるんですね~

 ランは、心臓病と、腎臓病を、持っていました。最期の時を、お話してしまいますが、わずか、1日患って、亡くなりました。
14歳9か月の犬生でした。人間でいうと、90歳以上です。亡くなる前日まで、普通に、生活していました。
ただ、この夏の暑い日に、エアコンは、つけていたのですが、ドアが、少し開いていたんです。たった、その隙間風の暑い風に当たってしまったのかなって、
熱中症か罹ってしまいました。それで、一気に、病気が、やって来た感じです。悔やむに悔やまれない事でした。だけど、それは、悔やんでも、しょうがないです。
最期は、心不全でした。 8月1日(日)明け方に、病院で、息を静かに引き取りました。 最善の治療を、受ける事が、出来て、安心したんだと思います。

 ランが、この約15年間、私達と、過ごしてくれた事は、ごく普通・自然でした。いつも、ランが、いてくれたから、私達、家族は、笑顔で、何でも、話し合えて、
考える事が、出来て、乗り越える事が、出来て、ランが、いたから、辛い事も、辛いよって、言えたし、だけど、乗り越える事が、出来たしさっ!
ランの存在、大きかったよ。  これからも、ランに教えてもらった事、沢山、生かして行くからね!

 完全な室内犬でした。外での、お散歩は、しなかったので、ランは、他の犬ちゃんと、ちょっと、会話が、ズレるかもしれません。家の中で、行きたい場所に、行って、コロンって、寝そべって、添いたい家族の傍に行って、甘えていました。 自由でしたね。 いつも、家にいてくれました。
だけど、部屋に入る時は、「いいの?」って、首をかしげてくれるんです。この姿は、今も、ドア付近に、写ってしまいます。

 ラン、この家に、来てくれて、本当に、有難う。 私達も、幸せだったけど、あなたも、幸せだったでしょう
本当に、毎日、「ラーン♥」と、呼んでいたのが、いつまでも、思い出します。


ラン、本当に、ステキな犬生でした


              




ランちゃんへ・・・ランラン




ミミ月丘へ