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Q&A

 

Q.双子の卵はなぜできる?

A.卵を産み出したばかりの若い鶏は産卵リズムやホルモンが不安定なためにできると言われています。

これは、2個または3個の卵黄が同時に排卵されたりした場合、これらが一緒に卵白に包まれてしまったためです。

日齢が増えて鶏の体が完成されていくと、二黄卵は減ります。

Q.たまごの上手な保存方法は?

A.卵を冷蔵庫に保管するときは、卵の丸いほうを上にしておいてください。

尖った方を下にして保管する理由は、外部からの細菌の影響を受けやすい殻と黄身を近づけないようにするためです。

また、尖っているほうが強度があるので、そちらを下にしたほうが割れにくいという理由もあります。

また、ひびが入っている卵はできるだけ早めに調理したほうがいいです。

Q.たまごはガンを予防する?

A.メチオニンは必須アミノ酸のひとつで、がん予防に大きな働きをします。

また、ビタミンA、B2、E、カロチンなどの発ガンを抑えるビタミン類も豊富です。

さらに総コレステロール180mg未満の人はガンになりやすい傾向にあると言われていますので、コレステロールが豊富に含まれている卵はその予防に効果があるといえます。

Q.たまごは脳出血を予防する?

A.血管を強くするにはコレステロールやリン脂質が必要で、卵はこれらを含んでいます。

コレステロールは脳卒中を起こす悪玉のように考えられていますが、人間の体を保つためには欠かせない栄養素です。

体に入ったコレステロールは肝臓がバランスをとってくれますし、また、肝機能を改善する効能を持つ卵黄コリンもコレステロールを調整するなどの新陳代謝機能を促してくれます。

Q.たまごは肝臓をアルコールから守る?

A.卵には肝臓でアルコールが分解されるときに必要な成分であるメチオニンが多く含まれています。

ビタミンB1(アルコールの燃焼を助けます)、B2(アルコールを分解する酵素の成分の一つ)も卵に多く入っており、これらも肝臓がアルコールを分解するときの助けとなります。

Q.たまごは骨粗しょう症を予防する?

A.人間の体が骨を作る上で必要な栄養素としてはカルシウムが有名ですが、ビタミンC、D、Kさらに鉄分、マグネシウム、亜鉛、リンなどが必要となります。

その中で、卵はビタミンC以外の栄養素を持っており、骨を丈夫にするために役立つのです。

Q.たまごは風邪にいい?

A.卵の白身に含まれている酵素リゾチームは、細菌を溶かす酵素なのです。

この特徴のため、風邪薬にも使われているほどで、また、免疫力を高める効果もあります。

Q.黄身についている白いひも状のものを食べても大丈夫?

A.白いひも状のものは、カラザと言います。カラザは主にたんぱく質です。

そして、このカラザの中に含まれているシアル酸に抗ガン作用がありますので、 健康を考えるのでしたらそのままお召し上がりください。

ちなみに、カラザは卵黄を卵の真ん中に吊り下げるためにあります。

異物ではありません。

Q.有精卵は無精卵より栄養がある?

A.有精卵と無精卵の栄養を比較しても、両者にほとんど差はありません。

雄を飼わなければならない分卵価が高いだけなのです。

Q.たまごは調理法によって消化時間が違う?

A.卵は加熱すると、白身は消化しやすくなりますが、黄身は逆に消化しにくくなります。

目安として、温泉卵は45分、生卵は2時間30分、卵焼きが2時間45分、ゆで卵は3時間15分です。

Q.白身が濁っているたまごは大丈夫?

A.卵白が薄く濁っている卵は新鮮である証拠です。

新鮮な卵の卵白には炭酸ガスが多く含まれているためで、このガスは時間経過とともに排出されて抜けていき、透明になっていきます。

もちろん、食べても大丈夫です。

ただ、ゆで卵には向きませんので、数日おいてください。

Q.コレステロールについて

A.人が摂取しているコレステロールは、1日に約100mg~400mg。

これに対し、Mの鶏卵(約60g)に含まれるコレステロールは、240mg~300mg。

品種による差はあまりありません。

この含有量の多さが、「卵を食べるとコレステロールが増える」という話になります。

しかし、1日に必要なコレステロールは、その80%が体内で作られていて、 健康な人は体が血中コレステロールを調節してくれるため、過度に気にする必要はありません。

また、コレステロールの高い人が動脈硬化になりやすいことを知っている人は多いのですが、 コレステロールの低い人が肺炎や脳卒中、ガンになりやすいことを知っている人は少ないようです。

コレステロールは、塩分などと同じように、多くても体に悪く、少なくても悪いのです。

Q.ゆで卵の作り方

A.ゆで卵は、簡単な料理の代表と言えるものですが、上手に作るには、それなりのコツがあります。

まず、卵は産卵してから1週間たったものにしましょう。

その卵を、冷蔵庫から取り出し、水に浸して常温に近づけてからにしましょう。

水は卵がかぶる程度に入れる程度にしましょう。

この水には、少し塩を入れてください。

沸騰するまでは、箸で時々動かしてください。黄身が真中にきます。

沸騰後は中火に保ちます。

時間は柔らかめにするときは、3分。半熟は5分。固ゆでは8分。15分以上ゆでると、卵白の硫黄分を含むアミノ酸が、鉄分やカロチノイド色素などと化学反応を起こしてしまうために、黄身が黒っぽくなります。

それを防ぐためにも、ゆで終わったら、水に入れて冷やしてください。

Q.遺伝子組み換え作物

A.遺伝子汲み替えと卵は、一見何も関係ないように見えます。

しかし、養鶏場で飼育されている鶏の餌には、多くのトウモロコシが入っています。

このため、鶏が食べるトウモロコシと産まれる卵とは、無関係ではないのです。

遺伝子組み換え作物は「GM作物」と呼ばれますが、最近の卵パッケージにも「NON-GM」(GM作物を不使用)の文字が見られます。

GM作物が人体に影響があるかどうかは、まだ未知の部分が多いと思う人も多く、生産者は遺伝子組み換え作物を使っていないことも多いです。

Q.血の入った卵は大丈夫?

A.黄身の表面に血がついていることがありますが、それを血卵といいます。

これは親鳥の卵巣あるいは輸卵管の毛細血管が傷つき、そこから流れ出した血液が卵に付着したものです。

生のまま食しても、なんら問題ございません。