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愛用のタイプライター



アトリエの私


プロフィール

はじめまして こんにちは。私は渡辺良子と申します。

 生まれて間もなくの高熱で脳性小児マヒになり、手足が思うように動かず言葉も話せません。足だけは自由に動かせますので、学問も家庭で学びました。文字ボードを使って会話は出来ます。

 19才の時、今は亡き眼科医だった父に、電動式タイプライターを買ってもらいました。最初のうちは手紙を書く程度でしたが、10年後には日記も書きはじめました。

 そんな時、このタイプライターで絵が描ける事を教えられ、たまたま時間に余裕のあった時、ふと頭に浮かんだ「チューリップ」を描いてみたら自分でも予想しなかった絵が描けました。

 それからは試行錯誤の連続で、誰にも教わる事なく、自分でよりよい描画方法を見つけながら書いてきました。「タイプアート」の描画方法の事は、別のコーナーにのせましたので見て下さい。

 こうして、少しづつ描きためた絵 が、みんなに知られるようになると、今度は作品を展覧会に出品するよう勧められて、言われるままに出品したところ、思い掛けなくいろいろな賞をいただけました。賞を頂いた作品も含めて「作品コーナー」をご覧下さい。

 作品が100点を越えたのを機会に、94年には画集も出せました。そして97年には、作品をいつでも見ていただけるように、父の診察室だった建物を改築して「ギャラリー」もオープンする事ができました。

 ギャラリーの名前の「おっこの室」というのは、亡くなった父が私を「おっこ」とよんで可愛がってくれたからです。ギャラリーを作る時、迷わず「おっこの室(へや)」と決めました。

 今回、もっとたくさんの方に私の絵を見ていただきたくてこのホームページを作る事にしました。
 どうぞごゆっくりご覧になって、ご感想をおよせ下さい。そして、できればギャラリーに遊びにおいで下さい。お待ちしております。

肢体不自由児・者の美術展
厚生大臣賞受賞作
花「アネモネ」