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ログ番号: 期 間: |
151 Nov 8, 1997 |
- - | 200 Dec 3, 1997 |
アレグロの8分休符でブレスがとれるなんて、すごい。私なんて、そんなまね、しようと 思っても出来ないから、彼はその素晴らしいブレスの技術を磨くべきでしょう。 ちなみに,私だったら、何も考えなければ1拍目の休符でブレスを取るでしょうし (たぶん浅野君ところのtrb氏もそうしてると思うけどな..),もう少し考えて2拍目の 裏の喰い付きを良くしようと思えばやっぱり、前の小節でブレスでしょう。 あと、自分の場合だけかも知れないけど、休符を「ン」で感じると遅くなるので、 テンポが早いときは「ス」で感じることにしてます。発音も、「パ」だと,何となく音が 出にくい様な気がして「タ」で感じてます。だから私の場合あのリズムは、 「ウンスタータアター」になります。この感じ方の弱点は、複雑なリズムの時,「ン」で 吹くのか「ス」で吹くのかわかんなくなるところです。
下の、自分の発言の最後の文,すでに何だかわからなくなっていました。正しくは, この感じ方の弱点は、複雑なリズムの時,「タ」で吹くのか「ス」で吹くのかわかんなく なるところです。 でした。
1拍目でブレスをするのでしょうが、1.5拍分ブレスができると思っていると 音が出るのが遅くなるのではないでしょうか。 1拍目の早い時期にブレスを終わって、舌も、タンギングのできる状態の位置に早く セットしておく、たぶん、きちんとできてる人は、無意識にこうなっているのだと思います。 森光君からも一言ありそうですね〜。 牛久大仏も拝観させていただきました。 >4階、5階では仏舎利(お釈迦様のご遺骨) が公開され、窓からは筑波山や霞ヶ浦、 >快晴の日は遠く富士山まで見渡すことができる。ひと廻りすると、まさに荘厳な気 >持ちになれそうだ。 荘厳な気持ちに「なれそうだ」ってところが、なんとも微妙な味わい。 「なれる」のと「なれそう」なのは、ずいぶん違いますね〜。 ところで、ウサギはわかるけど、リスって、人間が近づいても逃げないの? さて、今日は夕方から日本人学校の図書室にて、日本人会の新入会員によるミーティング が行われました。日本人との接触は、業務上も必要なので、月会費7ドル(単身会 員)で入りました。在留邦人が約100人で、たいていは2〜3年の任期で入れ替わる ので、今年の新入会員も30名近くいます。議題は何かというと、日本人会の忘年 会(12月6日)での新人ショーの出し物の相談です。30分くらいの時間が割り 当てられるのだそうです。お芝居あり、歌あり、踊りありの、ミュージカルをやる ことになったのですが、どうなるんでしょう。言うのは簡単だけれど。これから毎 週土曜日の午後には練習があるようです。ミュージカルといっても、中味を考えた り役割を割り振ったりするのは日本人学校の先生の仕事。大変そうです。まあ、こ ちらでは数少ない日本人ですから、オツキアイも大切。 今日はゴハンを炊いたのに、夕方の日本人会のミーティングの後で食事に誘われた ので、ふらふらとついていってしまいました。外食の機会も逃しがたいので。今日 は中華料理店に行きました。中国語を話す人々も来ていましたが、「西洋人」も来 ていました。子供連れもいました。繁盛していました。中国人はブカレストの自分 のうちでチンゲンサイなどを栽培しているそうです。「チャイニーズキャベツ」の 炒め物は、白菜かと思ったら、キャベツと白菜の中間のような味と歯ざわりでした。 餃子、炒飯、鶏とナッツの炒め物、豚肉の揚げたのの甘酢風味(酢豚の豚だけ)、 肉とタマネギの炒め物、などを食べました。4人で行って、1人75000レイ、1000 円くらい払いました。 こちらでは駐車場のスペースがないので、みんな路上駐車です。レストランでは、 それぞれ車の係を雇っていて、その人が客の車を外で見張っています。今日の長城 飯店の車の係の人は、長城飯店という文字のある赤いタスキをかけていました。こ ういう人にもチップを払って帰るのがこちらのやり方のようです。
今日は日本人学校の学習発表会。5年生2人を筆頭に、1年生まで、全校生徒9人 の学校です。低学年4人、中学年3人、高学年2人、それぞれの劇や音楽、全員合 唱、全員での英語劇、ルーマニアのダンス。司会進行は日本語とルーマニア語で行 われますが、これも子供たち。会場の外には展示発表。公園でとれた松茸の展示も ありました。日本だったらその他大勢かもしれない子供でも、みんながいろいろ大 役を果たします。観客は父兄(全員合唱では父兄も舞台上で歌いました)の他、イ タリア人学校、地元の第19小学校などの日頃つきあいのある子供たち、その付き 添い、ブカレスト大学の学生、在留日本人など、100人近く来ていました。大使 夫妻も来ていました。 夕方からは裏千家の茶道のデモンストレーション。裏千家は普及活動として、こう して各国を回っているのだそうです。ルーマニアには去年初めて来たとか。 国立劇場の小ホール(舞台と観客席の区別なし)に、6畳の茶室と床の間が作られ て、そこで茶の湯についての説明、お手前の実演などがおこなわれました。茶室の 3方を囲むかたちで300ほどの座席が設けられているのですが、ルーマニア人で 満員でした。もちろん、ブカ大の学生の顔も見えました。昨日、一昨日もそれぞれ 別の場所でデモンストレーションがあったのですが、どこも盛況だったとか。歴史 などを家元がざっと説明して、あとは質問に答えていくかたち。 茶道に近いと思うのはクラシック音楽。クラシック音楽が、単純に歌って踊る民族 音楽とは一線を画してもっと高い次元を表現しうる点、キリスト教という宗教の影 響なしには語れない点、などが、茶道の、単なる毎日の日常のお茶とは異なってい て、さらに、仏教の影響の中で発展してきた、という点と共通するものがあるので はないか、と、家元は言っていました。 観客は真剣に聞いていますし、質問もどんどん出てきます。私もこういう機会は初 めてなので勉強になりました。「主人と客人は話をしないのか」「抹茶には医学的 効果があるのか」「現代の日本でも、茶道の精神はいきているのか」「お菓子に絵 が描いてあったが、何か意味があるのか」などなど。 質疑応答の一方で、全員にお菓子とお茶が順にふるまわれます。日本から7人、そ して去年の裏千家のデモンストレーションをきっかけに、ルーマニアで茶道を勉強 している学生が数人、観客にお菓子を配ったり、抹茶茶碗を運んだりします。この 学生というのは、多くはブカ大の日本語学科の学生です。3日間のデモンストレー ションの間に、女子学生は着物を一回ずつ着せてもらったようでした。今日は、2 年生と3年生の学生が1人ずつ着ていました。2年生のほうは金髪ですが、鮮やか なオレンジの着物がよく似合っていました。黒い髪の3年生も、淡い色の着物がよ く似合っていました。彼らも質疑応答の時間の中では、茶室で客になったり、主人 としてお茶をたてたりしていました。 こういう催しを見ると、ルーマニアでの日本への関心の高さに驚かされます。そし て、観客の質の高さにも驚かされます。
浦和フィルのビオラ弾きが、今カイロに語学留学しています。 ビオラパートは彼女と私が減ったので人集めに大変です。 彼女が浦和フィルのMLにカイロの物価のレポートをしてくれました。 そこで、カイロとブカレストの物価を比べてみました。 はじめのがカイロ、うしろのがブカレストです。 トマト1キロ… 1.8ポンド(約63円) 約120円 にんじん0.5キロ… 1 ポンド(約35円) 約26円 じゃがいも1キロ…1.5ポンド(約53円) 約30円 キャベツ1個… 2 ポンド(約70円) 1キロ約10円西瓜大なら2〜30円 卵1個 … 0.25ポンド(約9円) 約15円 ミネラルウォーター1.5L…1.5ポンド(約53円) 約45円 法蓮草1束… 0.5ポンド(約17.5円) 1キロ約26円 オレンジ1キロ …1.5ポンド(約53円) 約120円 林檎(アメリカ産)1キロ …5ポンド(約175円) 約40円(国産) バス カイロ約9円 ブカレスト約14円 気候の違いがはっきり出ていますね。オレンジ、トマトなど、暖かい地方でとれる ものはカイロの方が安い。キャベツ、りんごなど、寒い地方でとれるものはブカレ ストが安い。 こう書いていて気がつきましたが、私がこのあいだギョーザを作る時に買ったキャ ベツは、大きさも見た目も日本のキャベツとほぼ同じで、1000レイ約15円。 キャベツもキロいくらで売っているので、ハカリではかって計算します。ブカレス トでは卵1個とキャベツ1個が同じ。卵は高い。 先週、巨大スーパーMETROで買ったスライサーは大当たりでした。ハンドル をくるっとまわすと、20センチくらいある円盤状の刃が回転して、好みの厚さに スライスされます。一番厚くて1センチくらい。豚肉のかたまりを冷蔵庫の製氷室 で凍らせて、すこし柔らかくなったところで試してみました。ちゃんと薄切り肉が できました。厚さはつまみで調整できます。透けるくらいにまで切れます。 スバラシイ。さすがドイツ製、といっていいのではないでしょうか。 白と赤のデザインもすっきりしていてカワイイし、コンパクトだし、電気も使わな いのでどこでも使えます。これはブカレストを離れる日にも荷物の中に入っている にちがいありません。
直径20センチのスライサーなんてちょっとした肉屋さんみたいな光景に なったんじゃないの。しかし、カイロもブカレストも物価が安くてすごい ですね。バスも名古屋の一回分で15回乗れちゃうよね。リスはヒマワリ の種を持っていればけっこうよってきます。土曜は粘土で牛久大仏ごっこ をしました。リアルな大仏ができたよ。 日曜は土響でブラ4とイーゴリー侯。チェロは難しい。ファゴットの方が ずっと簡単だった。どうしようもう1ヶ月ないよう...。
前にも一度質問したけど、河合君はもうFgは吹いてないの? そうそう、パソコンのご機嫌がよくなったので、例のボレロも聞いてみました。 これを吹いた人は、今でもベルリンフィルにいるのでしょうか? さて、評判のいいスライサーですが、モノサシではかってみたら、刃の直径は17cm ほどでした。20センチは大袈裟でしたね。 日本円に換算して5360円くらい。ドイツ製なので、ドイツで買えばもっと安いのかも しれません。ドイツ料理には、確か、牛肉の薄切りに野菜を巻き込んで煮るような料 理があったので、ドイツのスーパーにもあるのではないかと思います。 それに、パンやチーズ、ハム、サラミ、など、スライスする食材はいろいろありそうです。 こちらでは薄切り肉なんて売っていない、とは聞いていたので、本当は、出発前に、 浅草近くのかっぱ橋で、こういうのを買おうか、と思っていたのですが、出発間 際の慌ただしさで、断念したのでした。実際にかっぱ橋で売っていたかどうかは不 明です。もちろん業務用のはあるでしょうが。で、これまでは、かたまり肉を一口 大に切って煮込む料理が中心でした。でも、これからは何でもOK。だからって、 何を作るか、改めて考えてみると、べつに変化はそんなにないかも。でも薄切りに する作業が面白いので、しばらくは薄切り肉を使うことになりそうです。 そうして、こんどは挽肉を作るのも買っちゃおうかな〜と、企んでいます。そうす れば、かたまりで買った肉を、日によって薄切りにしたり、挽肉にしたり、バラエ ティができる。もちろん、肉屋でも挽肉は売っています。市場の肉屋では、豚肉の かたまり一つぶんを、その場で挽肉器で挽いてくれました。こちらの庶民料理ミテ ィテイ(挽肉をちくわ程度(長さは半分)にして焼くもの)用に、すでに味がつい たのまで売っています(これなら丸めて焼くだけ)が、健康のためには、自分で挽 いた方が、脂肪の量が調節できたりするので好都合です。少量でも挽くことができ るのを見つけたら、買ってみることにします。 今日は帰ろうとしたのが薄暗くなってからで、大学の階段で、1段踏み外して、ね んざしてしまいました。しばらくそこにすわりこんで、そのあと、足をひきずりな がら帰りました。痛い〜。 お天気は20度くらいもあるのではないか、という暖かい1日でした。天気予報の 雲の動きを見ていると、エジプトの方から暖かい空気が地中海の上を通ってやって きているようです。こんなに暖かいので、今日は夜になっても暖房が入りません。 あの雪の1日は何だったのでしょう、という感じ。
くろさんへ、Fgは今でもちゃんと吹いています。と言いたいところだが、 ちょっとごぶさた。半年くらい前までは会社の木管クラブでも吹いてました。 先々週の土曜に久しぶりに木管3重奏(オーボエ&クラ)をやったら唇がす ぐにばててしまった。指も思うように回らなくて酒ばかりが回ってました。 土響のクラリネット吹きの結婚式二次会でのこと。今月の30日にもファゴ ット吹きます。たぶんオーボエと。これもうちの職場の仲間の結婚式二次会。 最近酒飲まずにファゴットを吹く機会がめっきり減ったなぁ...。先日あ んまりチェロでブラ4にうっぷんがたまったんでブラ4のFg1を昼休みに 会社で吹きました。すっきりした。
昨日は足をくじいて、今日は陶器の置物のホルン吹きの足が折れてしまいました。 陶器もOKの瞬間接着剤もあまりうまく効きません。こういうよくないことは、続 くものです。こころがけが悪いのかしら。こういうときは家でおとなしくしている に限ります。でも、家にいても上のアクシデントが起こったわけだけれど。まあ、 こういう日もありますね。 今日たまたま買ったパンは、なんと名前が「ジャポネーザ」という名前でした。知 らずに買って、同僚にそう言われました。商品名というよりは、メロンパン、コル ネット、のように、どのパン屋でも共通して名づけられているもののようです。直 訳すると、「日本人(女性)」。けしの実がまぶしてあるので、それが日本風なの かと思ったら、そうではなくて、パン生地を十字に重ねて成形してあるようすが、 和服の女性の髪型に似ているところからついた名前だそうです。 言われてみれば、もこもこっと盛り上がった感じが、それを連想させないでもない 、という感じです。 今日の朝8時からの授業の準備もあって、ゆうべは寝たのが遅く、起きたのは早い 、というわけで、睡眠時間も少ないです。もう今日は早く寝よう、と思ったのに、 12時は軽く過ぎてしまいました。明日になれば、いいこともまたあるでしょう。 今日はこれでおしまいです。
今日はバレエ付きの「カルミナ・ブラーナ」の日でしたが、ここのところ、ちょっ とついてない感じの日が多いので、自粛しました。暖かいお天気は続いているので すが。今日の帰りは、東の空の満月を眺めながらの道でした。地中海からの暖かさ は海の湿気も含んでいるようで、ぼんやりとした黄色い月でした。 それに、円安。円で決まっている給料がドル換算で振り込まれる形なので、振り込 まれるドルは当然少なくなります。TVで今日のレートを見ていると、126円を あっさり越えていました。120円が126円になる、ちょうど5%。この先どう なるのでしょう。80円台だったこともありましたね〜。レートの上下によって、 給料もある程度スライドされるそうですが。まあ、物価が物価ですから、当面の暮 らしには何も影響はありません。 ゆきちゃんから、アパート宛てに荷物を送ったという旨の手紙が届いたのが先週の 木曜日あたり。そして、荷物を取りに来いという通知が郵便受けに(とりあえず無 事に)届いたのが今日。その通知を見ると、12日、つまり今日の7:30〜14 :30までに取りに来い、ということになっています。私がその紙を見たのは大学 に出かけるときだったので、13:30頃。ほとんど無理です。前回、同じように 荷物を取りに行ったときは期限ぎれでもOKでした。こんどはどうでしょう。明日 行って見るつもりですが。 大学宛てに来た荷物(差出人不明)は、期限を過ぎて同僚が取りにいったところ、 受け取れなかったそうです。 また、大使館経由の私宛ての荷物も、前回は通知を持って郵便局に取りに行きまし たが、今日は大使館のメールボックスに、そのまま荷物が届いていました。中味も 、前回はフロッピーディスク、今回はPCカードアダプタとCDROMという具合 で、似たようなもので差はないのに。それに、今回の方が大きいのに。(開封もさ れていなかった模様) この国の郵便事情は謎に包まれています。 友人が旅行先のシンガポールから9月末に出したというハガキはまだ着いていません。 現物はどうしても郵便に頼らざるをえない(もちろん民間の海外への宅配業者もあ るけれど)ですが、単純な通信だけなら、やはりメールは速くて確実で、便利です ね。相手が読んだかどうかの保証はないけれど。でもそれは手紙でも一緒。 そんなわけで、こちらに来る日本人の情報をゲットして、その人に運び屋をやって もらうのが確実ということになります。実は、明日、そういう人がブカレストにや ってきます。私が何を頼んだかは、実際にブツを受け取ってから報告することにします。
また、ご無沙汰してしまいました。 ブレスの話、有り難うございました。やっぱりそうですよね。 弦楽器人間の私でもそんな風にするんじゃないかなと思っていましたが、 ちょっと自信がなかったのでした。 このところいい天気が続きます。琵琶湖の水位がどんどん下がってそろそろ やばいそうです。夕べ雨が降りましたが焼け石に水でした。 それに、11月半ばだというのに暖かく、会社前の桜並木がようやく葉を 落とすようになりました。冬になってちゃんと雪が降るのでしょうか。 長野オリンピックは大丈夫かな? ここしばらく演奏会に足を運んでいません。この前の土曜日にも メータ=イスラエルフィルのマーラーNr.9の演奏会が シンフォニーホールであったのだけど行けませんでした。 皆さんはどうですか?黒羽さんはよく行ってるみたいだけど。 この秋の日曜日はほとんどがオケ活動でふさがって、 ちょっとやり過ぎかと思う今日この頃です。
浜松に住むゆきちゃんの荷物は浜名湖代表銘菓うなぎパイでした。 これはルーマニアに入った初めてのうなぎパイかもしれません。 荷物を取りに行くのに、市電に乗ろうとして、キップを買おうとしたら、なんと、 市電・市バス・トロリーのキップが値上がりしていました。900レイだったのが、 1100レイです。拠点になるような停留所にはそれぞれ小さなブースがあって、 そこで前もってキップを買って乗るわけですが、そのブースに、新料金の表示。 キップにも、ちゃんと1100レイ、と印刷してありました。きっちりの1000 レイを間にはさんで900レイから1100レイ。20%以上の値上げです。地図 で目指す郵便局の位置を確認し、そこへ行くための市電の番号を確認して、市電に 乗ったのですが、途中の曲がり角で、予想と反対方向に曲がっていったので、うろ たえました。しかたがないので途中で降りたのですが、そこがなぜか目指す停留所 の一つ手前でした。地図の路線と違うのかしら?ブカレストの道はまっすぐじゃな いから、道なりに行っているつもりが、実はカーブだったのかしら?謎だ〜。 ルーマニア語の練習も兼ねて、あちこちで道を尋ねながら郵便局へ向かいます。路 上のタバコ屋、新聞屋などの店の人に聞くのですが、みなさん、親切に教えてくれ ますし、外国人に道を教えてやったぞ、という満足感のある笑顔を見ることもでき るので、実は私はその辺の人に道を聞くのが大好きなのです。 私のルーマニア語は「○○ハドコデスカ」「○○ニイキタイノデスガ」という二つ だけです。最近、「まっすぐ」「みぎ」「ひだり」を覚えたし、必ず手で方向を示 してくれるので、恐いものはありません。電車の中から外を見ていても、道を尋ね ている人と教えている人、という光景をよくみかけます。声はもちろん聞こえませ んが、道をきいているのだ、というのはよくわかります。お互いが、その行くべき 方向へ腕をのばして、その腕の先が右や左を指します。お互いの視線もそっちを向 いています。両者の向かい合う角度もだいたい似通っているように思います。これ は相当インターナショナルで普遍的な動作だと言えるでしょう。 今日の「道聞き」では、「まっすぐ行って右」「始めの停留所を右」「3ブロック」 「お菓子屋の向こう」などの単語がわかりました。 郵便局では、取りに来る期限が昨日まで、ということについてのチェックは何もさ れませんでした。手続き中の先客が2人ほどいたようですが、そのほかには並んで いる人もいなくて、結構スムーズな対応でした。出てきた包みは結構大きな四角い 包み。窓口の中に私も入って、立ち会いのもと、中味の確認。係のオバサンがカッ ターで一番外の包みを開くと、そこにはうなぎパイの包装紙。私はもうこの時点で 中味がわかったわけですが、ルーマニア人には当然わからない。そこでうなぎパイ の包みをはがすと、今度は白い箱。それを開けるとさらに、缶。このへんでオバチ ャンも苦笑です。缶のまわりのテープの3辺をカッターで切り開きながら、「トル テ?」と聞きます。トルテはケーキかな? 私は「プラジトゥーリ」と答えてみました。「お菓子」というもう少し広い意味の 言葉(のはず)です。ようやく缶が開いて、うなぎパイの確認。これはトルテか、 プラジトゥーリか、さあ、どっちでしょう?実際にうなぎパイを口にするためには 、このあとさらに、ビニール袋を開けて、さらに個別包装を開けなければなりませ ん。中味がわかったオバチャンはうなずいて、ノートに中味を記入し、今度は包み を元に戻す作業です。包装紙なんか、別にいいです、と言おうかとも思いましたが、 そんな高度なことは言えないし、これもオバチャンの仕事なんだろうと思って、 全部もとに戻してもらいました。そして手数料でしょうか、3500レイ(約50円) を払っておしまいです。 夕方には、今日から2泊3日の予定で、99年夏の皆既日食ツアーの調査の人が来 ているので、こちらの旅行社の接待で、私も呼ばれてホテルのレストランで食事。 典型的ルーマニア料理、ということで、黒海でとれる魚(ブラックキャビアを産卵 する3種類の魚のうちのひとつとか)のグリルと、おなじみサルマーレ(ロールキ ャベツ)、トウモロコシの粉で作ったママリガ、デザートもパパナッシュ(ドーナ ツにジャムとサワークリームをかけたもの)というルーマニアのお菓子。今日は朝 から、お腹を空かせて準備しました。苦しいほどたべました。 日本からメールで頼んで持ってきてもらったもの: 海苔・お茶漬け海苔各種・チューブ入りしょうが・オタフクお好み焼きソース・片栗粉・本2冊 その他頼んでいないのに持ってきてくれたもの: うどん・そば・そうめん・チューブ入りわさび・七味唐辛子 重くないように、乾物を中心に頼んだつもりでしたが、まとめて手渡されたら、ず っしり。申し訳ないほどの重さでした。今日はうちのテーブルの上には、これらと うなぎパイが置かれていて、すっかり日本の風情です。 今日はプロバイダの調子が悪いのか、「プロトコルが確立されません」というエラ ーが出てしまって、送信も受信もできません。送れるようになったら送信します。
日本の試合より1日早く、ヨーロッパでは明日が決戦の日です。 各ブロック1位の9ヶ国はすんなり出場が決まって(ルーマニアはここに入ってい ます)、各ブロック2位のうち、いちばん成績のよかった国は出場決定、残りの8 ヶ国がくじ引きで4つに分かれて、それぞれホーム&アウェイでプレーオフをして、 勝った国が4ヶ国出場できます。 そのプレーオフは現在次の通りです。(FIFAのホームページより) Play-offs for the eight remaining runners-up 29.10.97 Moscow 20:30 Russia vs. Italy 1:1 (0:0) MILKELSEN (DEN) 29.10.97 Budapest 20:00 Hungary vs. Yugoslavia 1:7 (0:5) MELOPEREIRA (POR) 29.10.97 Dublin 19:30 Rep. Ireland vs. Belgium 1:1 (1:1) VAGNER(HUN) 29.10.97 Zagreb 18:00 Croatia vs. Ukraine 2:0 (1:0) SARS (FRA) 15.11.97 Kiev 19:00 Ukraine vs. Croatia 15.11.97 Belgrade 17:00 Yugoslavia vs. Hungary 15.11.97 Brussels 20:00 Belgium vs. Rep. Ireland 15.11.97 Naples 20:45 Italy vs. Russia つまり、一試合めが10月29日にあったわけですが、第1戦を7対1で大勝した ユーゴスラビアは、ほぼ出場決定、あとは予断を許しません。モスクワでのロシア 対イタリア戦は、ちょうどブカレストでも雪が降ったころでしたが、グランドが真 っ白の中で、オレンジのボールを使っての試合でした。まさか、明日イタリアが負 けることはないだろうとは思いますが、明日のナポリはものすごいことになりそう です。勝てばもちろんですが、イタリアが負けでもしたら… ルーマニア時間で午後9時45分キックオフ。イタリアのTV局をつけて、観戦し ようと思います。 ところで、試合結果のうしろにある、 (例:10月29日ロシア対イタリア → 1:1 (0:0) MILKELSEN (DEN)) の、(0:0)はどういう意味ですか? そのうしろはデンマークのMILKELSENが主審だったということだと推測で きますが。 日本から皆既日食の調査に来ている人が、今日、観測地点を探しに、ブカレスト近 郊をまわったそうです。ツアー客がどっと来るので、視界が開けていることのほか に、対応できるだけのトイレがちゃんとあることが条件のようです。それで、サッ カー場なども有力候補になるのだそうです。で、今日、あるサッカー場に行ったら、 そこにいた人に、日本でコーチのポストがないか、と職探しを頼まれたそうです。 なんでも、強化コーチの資格を持っているのだそうです。国際的に認められた資 格かどうかは知りませんが。
イタリアは1対0でロシアに勝ってフランス行きを決めました。 日本はどうでしょうか。 今日は午後から日本人会の忘年会の練習でした。ブカレストの日本人会は入会金が 30ドル、単身会員は一ヶ月7ドルです。。 なんでも、忘年会の福引きでは、全日空から日本往復航空券、オーストリア航空か らウィーン往復航空券、そのほか、ブカレストの高級ホテルの宿泊券、なども当た るのだそうです。こじんまりした日本人会なので、当たる確率も高いはずです。こ れは新入会員の出し物でもなんでも、積極的にやらなければなりません。おいしい ものも食べられるだろうし。 で、今年の新入会員の出し物はシンデレラ。今日は配役を決めただけ。私は舞踏 会の客として、ルーマニアのダンスを踊ったり、歌を歌ったりする人々の1人という 役になりました。なんでも、衣装も国立劇場の衣装室にあるのが借りられるのだそ うです。 さて、耳寄りな情報が入ってきました。国立歌劇場のオケのチェロ奏者が、毎週月 曜日の夕方から、アマチュアのオーケストラの指導をしているのだそうです。ある 日本人家族の子供がいて、彼女はアメリカンスクールに通っているのですが、趣味 でクラリネットを吹いていて、クリスマスのアメリカ大使館でのコンサートの練習 にこのところ土曜日に出かけているのだそうです。そのお母さんが入手した情報で す。月曜日は、翌日が朝8時から授業で、一番忙しいのですが、一度見学に言行っ てみようと思います。 そうそう、それで、ディズニーアニメの「シンデレラ」に出てくる歌の歌詞と(できれば) 楽譜が必要になりました。ビビデバビデブーが、このアニメの挿入歌だということは わかっていますが、情報はそれだけです。 もしわかる人がいたら連絡をお願いします。 歌詞は次の土曜日の練習に必要なんです。
シンデレラの情報です。くろはさん。 私の手元に簡単なピアノ譜面で、「夢はひそかに」と「ビビディ・バビディ・ブー」と 「これが恋かしら」の3曲があります。日本語&英語の歌詞付です。 歌詞はこの場で書くことは可能ですが、楽譜は書けません。 もし、MIDIソフトを持っていれば、メールで送付可能ですが、これを打込むのは!! 萎えます。 どうしようか?FAXが送れるのであればTRYしてみますが?如何でしょう。 もし、まだ入手されていないようであれば、方法を検討しましょう。 では、ご返事を待ちます。 Auf Wiedersehen!http://village.infoweb.or.jp/~meister/
森光君: どうもありがとう。 国際電話なのでちょっとお金がかかりますが、FAXで送ってみてもらえますか? 縮小して送ってくれてかまいません。 うちのFAXは不在時に受け付けるかどうか不安なので、私がいるときにお願いしたい のですが、日本との時差は7時間。月・火は、外出気味なので難しそうです。 日本時間で、 月:朝9時ごろまで(つまりこれを投稿後、私が寝るころまで)、 火:午後8時ごろ〜午後10時ごろ このあたりで送信が可能でしょうか?ご検討ください。 さて、日本はお祭り騒ぎでしょうか。私も気になって、試合時間中にAsahiComの ページをチェックしていました。はじめは1対0で前半終了。次に見たときは2対2。 次に見たときは試合が終わっていました。来年の6月ですか。 旅行のオフシーズンだけに、旅行会社もさぞかし喜んでいることでしょう。 こちらのEuroNewsのスポーツコーナーでも試合の映像が流れましたが、 試合を決めた岡野のゴールが最初に映って、その後、中山のゴールから全ゴール が映りました。組み合わせ抽選会はいつごろあるのでしょうか? 今日は珍しく雨でした。日曜日は市場も休みなので、外出しないですごしました。 タマネギもニンジンもニンニクも卵も肉も牛乳もなくなったので、来週はいろいろ 買い込む週になりそうです。今日はふと思い立って、最後の卵で茶碗蒸しなどつく ってみました。蒸し器まで日本から持ってきています。蒸し器のおかげか、ちゃん となめらかな茶碗蒸しができました。ちょっと醤油をけちったために、ほんとにう す味の茶碗蒸しでした。(私は茶碗蒸しをご飯に混ぜてぐちゃぐちゃにして食べる のが好き。)エビも三つ葉もユズもないけれど、まあよしとしましょう。
あのー、FAXの番号わかんないんですけど... 宜しければ、番号教えて下さい。 尚、火曜日は東京出張なので、水曜日以降かな? なんだったら、メールで番号送って下さい。
ほんとだ。失礼しました。メール送ります。別に秘密にしているわけではないのですが。 こうなると水曜日かな? よろしくお願いします。 いずれにしても、こういうとき、手紙ではまったくラチがあかない。メールってすごい。 今日は2年生の授業で桜もちとか桜茶が出てきました。桜もちは料理の雑誌に写真 が出ていたのを紹介しましたが、桜茶は、たまたまこちらに持ってきていたので、 学生に飲ませてみることにしました。プラスチックのコップを準備してコップの中 に塩漬けの桜を一つずつ入れさせ、教室で沸かしたお湯を入れました。お湯でひろ がっていく桜を学生はじっとみつめています。飲んでみると、塩辛〜い。そもそも 普通の桜茶よりもお湯の量が少ないのです。机の上のビスケットを思わず口にする 学生もいました。「どうして砂糖を入れませんか?」「日本のお茶は砂糖は入れま せん。」「紅茶も入れませんか」「紅茶は人によってちがいます。」(「〜によっ て違う」はこの課の文型の一つ。)こちらではお茶もコーヒーも甘いのが普通。 「今はお湯が少ないですから、しおからいです。本当は涙くらいです。みなさんの桜 茶は、海と同じくらいですね。」桜茶についての山内美郷という人のエッセイを思 い出しながら学生に話します。「桜茶は特別の時に飲みます。どんな時に飲むと思 いますか」「花見のときですか?」「いいえ、花見ではお酒やビールを飲みます」 「いつ飲みますか」「結婚式で飲みます。桜茶はとてもきれいですから、結婚式に いいですね。結婚式に涙のお茶はちょうどいいでしょう?」「結婚式で泣きますか?」 「ルーマニアでは泣きませんか?」「泣きます」「どうして泣きますか?」 「悲しいです。」「どうして悲しいですか?」「家族と分かれますから悲しいです。」 「そうですね。愛している人と結婚しても、家族と別れるのは悲しいですね。住 み慣れた家を離れるのも悲しいですね。」と、さりげなく今日の文型の一つ「〜慣 れる」という表現を使ってみたりして、教師根性が出てしまう私でした。 欠席者が1人いたので、その分は準備室兼図書室にいたルーマニア人の先生におす そ分けしました。今度は普通の量のお湯を陶器の湯飲みに入れました。それでも、 やっぱり変な顔。「どうですか?」「からいですね」「学生たちにはあまり評判が よくなかったです。」「でも、私は外国のかわったものを食べるのが好きですから。」 桜茶はあくまでもゲテモノに近いもののようです。私は結構好きなのですが。 桜のにおいもいいし。来年は湯沸かしポットを持ってきて、ちゃんとした量のお湯 を提供できるようにしようと思います。 学生の話によると、ルーマニアでは、さくらんぼの軸のところだけをお茶として飲 むことがあるようです。これだって、十分ヘンだとは思いますけど。
桜茶のほかにも結婚式やお祝い事の時には金粉入りのお茶を飲んだりしますよね。 まぁお茶より梅干し入りの焼酎とか、いやそれよりフカヒレ入りの日本酒だよなぁ。 ああ、よだれが出てきた。
私の場合は、結納のときに昆布茶を飲みました。喜ぶ(よろこんぶ)と引っかけてるとか。 最近は、会社で残業して夜中におなかがすいたときに飲んでます。お茶と言うよりも スープ感覚?
昆布茶は持ってきませんでした。なるほど、そういう語呂合わせも教えてみたいものです。 金粉入りも持ってきませんでした。ヘンな飲み物がいろいろあるね。 そうだ、とろろ昆布は持ってきました。関係ないか。 ブカレストの夜道は恐い。なぜって、暗くてよく見えないんです。だから、とくに 今日のように、雨が降っていたりすると、びくびくものです。私もやられました。 だって、どこにあるのか見えないんです。何がって、水溜まりです。もともとデコ ボコの歩きにくい道なのに、雨が降ると、傾きがはっきりして、まわりより相対的 に低いところには容赦なく水が溜まります。でもそれが見えない。 歩道に乗り上げて駐車している車も多いので、それをよけて車道に出ようとすると、 そこはまた大きな水溜まり。歩道は歩道で、そこもぬれ落ち葉がぐちゃぐちゃと していて、おまけに暗いから犬の○○を踏んづけたのか落ち葉なのかも見えないし。 いっそのこと雪が降った方が白くて明るいから歩きやすいにちがいありません。 でも、そうなると滑るのかなあ。 今日は急に風が冷たくなりました。天気予報でも雪のマークが1ヶ月ぶりに出まし た。大学まで10分強ですが、歩いていると耳が痛くなるほどです。いいかげん、 帽子とブーツを買わなければ。こちらの人は、毛皮や毛糸の帽子の他、フエルトの かっこいいつば付き帽子などをかぶっていたりします。 でも家の中はほんとに暖かいです。外から帰ってきた直後は暑いほどです。中では Tシャツ1枚で過ごしています。 さて、メールを使っていない人宛てに、ようやく挨拶状を10通出しました。まだ 先は長い。切手はずいぶん前に買ってあったのですが、それを貼って郵便局へ持っ ていったら、値上がりしていて、1通につき400レイ(約6円)の切手が追加さ れました。今は日本への手紙は5500レイ(約83円)。結構します。でもまた 値上がりする可能性だって当然あるので、できるだけ早く出したいと思っています。 去年はクリスマスの季節に郵便局がストライキをして、クリスマスカードが年明 けの1月15日頃に届いたとか。今月中にはなんとかしなければ。
ねえねえ、ユーゴスラビアというチームがまだあるんですか? 私はあの国は既に崩壊してしまったものと思っていましたが。 今、私の2つ目(3つ目?)のオケでモーツァルトのレクイエムの練習をしています。 これまでちゃんと聞いたことなかったし、演奏するのは当然初めてですが いい曲ですね。冒頭の10小節くらいでもう感動してしまいます。 ところで、モーツァルトが実際に作曲したのは半分くらいなんですよね、確か。 その辺よくご存じの方がいれば教えてください。
記憶がいまいちあいまいですが、ラクリモーサまでがモーツァルトの曲で、その後は 弟子のジェスマイアー?が補完したんじゃなかったかな?だから、と言う訳でも無い かもしれないけど、後ろの方は何となく飽きます。 ところで、Tuba何とか(始めの方の曲。あーこれも思い出せん)のトロンボーンソロは、例の エル・サロン・メヒコの人が吹くのかな?
森光君:電話ありがとう。何年ぶりに話したでしょうか?森光君の結婚式以来かも。 ユーゴズラビアはまだあります。昔のユーゴスラビアが分裂して、5つの国に なりました。(と偉そうに書きましたが、今調べてわかった。) 国の名前は次の通り。( )内は首都。だいたい北から南に並べてあります。 スロベニア(リュブリャナ) クロアチア(ザグレブ) ボスニア・ヘルツェゴビナ(サラエボ) ユーゴスラビア(ベオグラード) マケドニア(スコピエ) こうして見ると、聞いたことがある名前もいろいろありますね。 ルーマニアはユーゴスラビアと国境を接しています。 この中では、ユーゴスラビアとクロアチアがW杯サッカーに行きます。 ちなみに、ユーゴ=南、スラビア=スラブ という意味です。 チェコと別の国になったスロバキアにも「スラブ」の語が入っています。 「Tubaなんとか」は、スコアによると、原題はTubaMirumでした。 「アマデウス」でいっぱいでてきましたね〜。Confutatisを死にそうになって 作っているところなど、脚本家は上手だな〜と思います。 今でも、あそこを聞くと、映画のシーンを思い起こさずにはいられません。 見たのは豊橋に居た時でした。豊橋の映画館で1人で見ました。 東京に行く前、数年間、名古屋で合唱団に入っていました。 小沢・名フィルの第九が歌えるというので、かにえさんと入ったのですが、 その後、フィルハーモニア管弦楽団(指揮:度忘れ!)で「千人の交響曲」、 名フィル(アツモン・山田一雄)でベルディのレクイエムを歌う機会もありました。 モツレクは機会に恵まれませんでした。復活とモツレクは歌ってみたいです。 レクイエムは歌詞は共通だし、ラテン語なので、ちゃんと内容を理解しておけば、 ルーマニア語との共通点も多いはずです。 未明から雪でした。ゆうべは何度も窓のところへ行って、降り具合を眺めていまし た。日中もずっと雪。でも気温がまだ高いようで、日中には積もりませんでした。 今日はたまたま授業がなくなったので、午後から買い物に出かけました。週末に例 の協力隊員が再びブカレストにやってきます。彼女が中華丼が食べたいと言ってい たので、材料さがしです。たまたま昨日、白菜をもらいました。あと必要なのは、 タケノコ、イカ、エビ、キクラゲ、うずら卵、そんなところでしょうか?豚肉の薄 切りはできるし。ニンジンも入るかな? 青いものが欲しいですね。このあいだホ ーレンソーを茹でたので、それを使うか、グリンピースの缶詰か。こっちに持って きた本には中華丼の作り方は残念ながら載っていませんが、結局八方菜をごはんに 乗せればいいんですよね?(片栗粉は先日来た日本人に持ってきてもらいました。 「中華味」は持ってきています。) かつて、スーパーでイカを見た記憶があり、そのことをMLに書いた記憶があった ので、過去のMLをさがしました。そして、その日のメモ帳を見ると、どこのスー パーだったかがわかりました。雪の中でかけていった甲斐あって、確かに冷凍イカ がありました。こぶりのイカの胴体部分のみ。3つ入りで41800レイ。630 円くらい。もうひとつ、大きいイカの輪切りらしいものもありましたが、白身の魚 にも見えるので、万全を期してやめておきました。タケノコの缶詰も発見。270 グラムで16900レイ。約250円。エビは、過去に失敗した経験があるので、 缶詰はヤメにしました。冷凍もありましたが、保留しました。そのスーパーは冷凍 の海産物が充実していて、シーフードとグリンピースなどがいっしょになったもの や、各種の貝のミックスなどもありました。それに、商品陳列にこだわっているよ うで、私がイカを求めて冷凍のケースの中を探した後、すかさず担当の店員が商品 の乱れを直していました。缶詰やお菓子の棚も他のスーパーよりきちんと並べてい るようでした。 今日はそのほか、そのスーパーの数件先に、記念切手を売っているところを発見。 ヨーロッパの郵便局では(日本でもそういうところもあるけど)、発売中の記念切 手が壁にはってあったりするのですが、ルーマニアでは今までみかけませんでした 。今日発見したのは、郵便局ではなくて、切手屋さんです。中にはいってケースを 見ると、古いのは額面より高い値段ですが、今年や去年のは額面どおりの値段。日 本へ出すときは5500レイもしますが、国内だとたぶん500レイ(約8円)く らい出せばOKみたいです。それなので、記念切手も私にとっては安いものが多い のがうれしいです。今まで買った切手は全部日本への郵便に使ってしまったので、 今日は私のためにいくつか買いました。
おかげさまで、シンデレラの楽譜がルーマニアにまでやってきました。 それにしても、8時過ぎから森光君が会社にいる、というのは不思議な感じ。 みなさん、社会人になって、ふつうに真面目に生活しているんですね。 自分自身は名大時代と何も変わっていないようにも思います。 いやいや、やっぱりあの頃は若かった。今とはエネルギーが違いますね。 今日は1年生の小テスト。ヒアリング問題を作りました。ルーマニア人の先生とい っしょに、学生の前で会話をして、そこからポイントを聞き取って答えるという問 題です。その中のひとつ。 「それで、今はいくつありますか」「ええと、昨日8つありましたが、子供がふた つ食べました。」「そうですか」「私もひとつ食べました。」 これを聞いて、今いくつあるのか考えて、解答用紙に描いてある絵の中からいいの を選ばせる、という趣旨の問題です。ひとつ、ふたつ、みっつ、、、という数え方 が定着しているかどうかを見るという意図です。答えは当然「5つ」なのですが、 選択肢になっている、私が描いた絵には「5つ」のがなかった!! まあ、こういう失敗はよくあることといえばよくあることですが、不必要に学生を 混乱させてしまうので、極力避けなければなりません。 今日は午後から靴を買いに行きました。在住の日本人に以前聞いていた店です。ブ カレストの中心ではありませんが、大通りに面している、結構大きな靴屋です。メ イド・イン・イタリアのくるぶしまでの靴が299000レイ。約4500円。も うひとつ、雪のときの長靴(ゴムではありませんが)も一足。格好なんか気にして いられない時のためのものです。内側がもこもこになっています。パンツの裾も中 にたくしこんで履きます。こちらは154500レイ。2300円くらい。私にち ょうどいいサイズがやはり少ないので、選択の幅も狭くなります。普通のときの靴 も、雪用の靴も、私が最初にこれがいいな、と思ったものは、サイズがありません でした。「モットチイサイノ、アリマスカ」と聞いても、「これより小さいのはな い」と言われます。まあ、あちこち見て回るのも面倒だったし、とりあえずはやい ところ確保しておきたかったので、この店で手をうちました。 あとは帽子。道を歩いている女の人がかぶっているのは、つば付きのフエルトの帽 子か、毛皮の丸い帽子、そのほかベレー帽みたいの、毛糸のもの、いろいろです。 若い人はまだ帽子姿は少ないですが、いずれかぶるものと思われます。コートにつ いているフードでしのいでいる人もいます。男の人は、折り返しをおろせば耳が隠 れるような、もこもこの帽子が主流のようです。こちらでは帽子は実用品。どうい うのがいちばん暖かいのでしょう。風邪をひかないうちに買いたいものです。
以前話題になった、火だるまの自動車がレポーターのところに突っ込んでくる映像、 こちらのEuroNewsのオモシロ映像コーナーのようなところでやってました。 今日は夕方から霧がたちこめました。パリにあるような凱旋門のちょっと小さいの がブカレストにもあります。例の巨大スーパーMETROの一号店への道の途中に あります。霧に煙るオレンジ色のライトと並木道と凱旋門。なかなか神秘的な風景 です。こういう天候のときなら、ここはパリ、と言っても通用するかもしれません。 METROで買い物をして、インド料理屋で食事をして、帰って来たのが深夜12 時でした。アパートの入口の鍵がかかっていました。こんなことは初めてです。何 時に閉めるのか、と、かつて大家さんに聞いたことはあるのですが、大家さんの返 事は、「最後の人が閉める」というものでした。つまり、自分が最後だと思った人 が閉めるということです。もちろん私も入口の鍵は持っています。でも、どっちに 回しても開きません。アパートの前まで送ってくれた、日本人学校の先生のご夫婦 が手伝ってくれて、ようやく、開きました。カチッと回したままドアを押すのがコ ツのようです。今回は手伝ってくれる人がいたからいいようなものの、1人だった ら大変なところでした。ガタガタやっているうちに、ドアをガタガタさせる音が聞 こえたのでしょう、上の階から誰かが見にきてくれました。その人が来てくれたの と同時くらいに開けることができたのですが、こうして夜中に来てくれる親切な人 もいるのだ、ということがわかりました。私がここに住んでから、2度ほど、やは り深夜にしめだされて、入口のドアをガタガタやっている人がいました。そのうち の1人は、酔っ払っていたのか、ドアのガラスを何かで割って、そこから中に入っ たようです。日本でいう2階に住んでいる私のところにまで、ガラスの割れるもの すごい音が聞こえました。その前から、しめだされている気配はしていたのですが、 さすがに私はドアを開けに降りていこう、という気にはなれませんでした。 さて、今日のMETROでの買い物の目玉は挽肉製造機。チェコ製で、25ドル相 当。1分間で500gの挽肉ができるようです。上から肉をつっこんで、ハンドル を回すと、横から挽肉が出てくる、というもの。ずっしり重いです。テーブルにネ ジ(昔の手動鉛筆削り器を固定する要領)でとりつけて使うようです。早く使って みた〜い。その他、非常用の懐中電灯を探したのですが、見あたらなくて、ヘアバ ンドつきで頭にとりつけるタイプのライト(台湾製・単3乾電池4本)を買いまし た。約350円。これの方が、いざというとき、両手が使えて便利かもしれません。 それから、クリスマス用に売っていたろうそくも、非常用として買いました。ほ かには、霧吹き、ハンガー、FAX用紙、粘着シール付きのフック、醤油入れ、な ど。実は今、本当に買いたいのは、CDプレーヤーとWカセットのついたラジカセ です。METROにもありましたが、値段が100ドル。安いことは安いけれど、 安すぎてちょっと心配。聞いたことのないメーカー(名前を忘れました)だったの でなおさらです。まあ、3年後に帰る時までもてばいいのですが、どんなものでし ょうね。保留しました。
福井君、第九の演奏会ですね。ご健闘をお祈りします。 Trbは2楽章にちょっとと、4楽章だけだったっけ? Seid Umschlungen Millionen〜(スペルは適当)のところはバストロ? 今回は確かアルトでしたね〜。残念。 朝は日本人会総会。後は日本人会忘年会の練習。ご協力いただいた楽譜で、歌の 練習もしました。夕方からは、泊まりにきている協力隊の隊員のリクエストにこた えて、中華丼と麻婆豆腐の献立。日本からたまたま持ってきていた干し貝柱のもど し汁や、干し椎茸のもどし汁が、中華っぽい味に貢献しました。来客でもいないと、 こんなに特別な具の必要な料理はしないし、掃除もしないので、たまの来客は歓 迎すべき存在です。 ルーマニアには協力隊の隊員が今年から入っていて、彼女(青少年活動)の他に、 剣道、柔道、バレーボールで入っています。12月には、日本語教師と看護婦で新 しく2人やってきます。今日は、剣道の大会とかで、泊まりに来ている隊員は、剣 道の隊員に頼まれて、着物を着て、剣道会場へ出かけました。着物姿で街を歩く度 胸はないので、日本人に頼んで会場まで乗せていってもらいました。会場では、表 彰式の賞状などを渡す係をした模様です。オリンピックなどでも、民族衣装の女性 が表彰式に現れますが、それと同じ役割だったようです。一緒に写真に入ってくれ、 とか、たくさん言われたようでした。彼女の話によると、その剣道の大会に来て いる人達は、みんな剣道着も防具も竹刀も面の下の手ぬぐいも持っているのだそう です。日本からの寄付ってことになりますね。 協力隊は協力隊なりの悩みがいろいろあるようです。日本にいる頃に思い描いてい たことと、現実とは全然違う。一体私は何をしにここに来たのだろう? 協力隊は「仕事」ではなくてボランティアです。それだけに、与えられた環境の中 でどこまで工夫していくか、その現実とのギャップの中でストレスが溜まるようで す。ましてや、都市とはいっても日本人が3人しかいない街。私のように、結局毎 日ほとんど日本語でべちゃべちゃしゃべっていられるわけでもありません。ルーマ ニア語と英語で日常を過ごしていかなくてはなりません。私の経験したことのない、 いろいろはツラサがあるに違いありません。
第9のトロンボーンは例のバストロ以外ほとんど「えっ、どこで吹いてたの?」って言うくらい目立ちま せん。プロの演奏でも、楽譜を知ってる人間が聞いても何やってるのかわかりません。 でも実は、1番はめちゃめちゃきつくて、かの畑中さんや大塚さん(って、森光っちゃん以外知らんだろな) さえもアンブッシャをおかしくしたと言うくらいで(と言っても、テナーで吹くからだけど..)、アマ だけでなく、プロでも結構きついのです。何がそんなにきついかというと 1.4楽章の出番がそれまで30分近く吹いてないでいきなり上のHから(ブラ1はA)始まる。 2.その後ハイトーンのオンパレードで、上のCやBbのffでロングトーンを吹かされる。その後、Trb が裸になるところではppでH。 3.疲れ果てたところで、ドッペルフーガに入るといきなり旋律。これが、実は昔のナチュラル トランペットの音が出ない部分を補間するように書かれてるから、トランペットと同じ音域(上のC#から)で、とてもきつい。でも吹かないと旋律が歯抜けになってしまう。最近の演奏では、ここを全部tpで 吹いてしまうのが多いんだけど、なぜか現田先生は楽譜通り。 と言うことで、明日は大変な演奏会になりそうなので、もう寝ます。
第九、交響詩「四日市」お疲れ様でした。お客は入りましたか。 その他の皆さんは、月末が近くて、また多忙モードに入っているのでしょうか。 日本はまたまた連休ですね。こうして比べてみると、こちらはずいぶん祝日が少な いです。休みにはなりませんが、キリスト教関係の祭日はいろいろあるようです。 大家さん(女性)は信心深くて、結構頻繁に教会を訪れているようです。私に部屋 を貸して、引っ越していった後も、このアパートのすぐ横にある教会によく来てい ます。大家さんちの車が止まっているのでわかります。この先、クリスマスに向け て、さらに教会の宗教行事は増えていくものと思われますが、そういう複雑なこと を聞く語学力がないのが残念。そのうち、少しずつわかってくることでしょう。こ ちらは、カトリックに近いようですが、オーソドックス(正教)だということです。 違いがよくわからない。 信心深いのは大家さんに限ったことではなく、教会の前を通りかかる人が、歩きな がら胸のところで十字を切っている姿をよく見ます。神社があるとついついお賽銭 をあげてしまうのと近いかもしれません。しかし、この動作はもっと日常的なもの のようで、バスや市電の中から、教会を見かけただけでも、十字を切る人が多いで す。大人も子供もやっています。また、車を運転しながらでも片手はハンドル、片 手は十字、ということも多いです。大家さんもそうです。ここまで来ると、これは もう条件反射です。車の中に宗教画も置いてあります。 それから、ブカレストは犬が多い。それもけっこう立派な大きな犬です。たいてい は野良犬なのですが、市場などに棲みついて、食べ物をもらっている犬も多くて、 半分飼い犬のようなものです。肉屋のオジサンが骨を投げてやっているのもみかけ ました。大家さんが、残飯を「犬のために」と窓から外に放り出すのも見ました。 犬好きの人が多くて、そうやって野良犬は生きているようです。野犬狩りがあって も、そういうときには、日頃かわいがっている人がかくまうのだとか。 今日は、着物姿で剣道大会の会場に行く協力隊員を迎えにくる車を待って、一緒に 5分くらい外に立っていました。剣道会場では、剣道の協力隊員が審判を務めてい ます。その彼への差し入れとして、お好み焼きを作って、新聞紙で包んだのを持っ て立っていたのですが、白い大きな犬が、お好み焼きのニオイを嗅ぎ付けて、すか さずやってきてつきまといます。しっぽをふって、欲しそうな目で見上げます。ど こでしつけられたのか、ちゃんとお座りをしたりもします。決してとびかかってき たり、吠えたりはしません。寒いし、お腹がすいているのでしょうが、残念ながら、 あげるモノはありません。そのうち、車が来て、着物姿の協力隊員とお好み焼き は行ってしまいました。ちょうどそのとき、オバアサンが、犬用に用意して持って きたのか、片手にパンをひとかけ持って通りかかりました。お好み焼きは食べられ ませんでしたが、パンを食べられたので、私としてもちょっとホっと一息。
何とか、第9の演奏会が終わって、今、打ち上げから帰ってきました。なぜかつれて行かれた四日市文化会館 の職員の人か酔いつぶれて、その人を運ぶのに一汗かいてすっかり酔いが醒めてしまいました。 さて、肝心の演奏ですが、4楽章の冒頭で大ハプニングでした。これは指揮者の現田さんが、練習にこられ なくてほとんどゲネ本だったって言うのが原因だと思うんですが、3楽章からいきなりアタッカ で4楽章に入ってしまって、ところが、ティンパニは音を変えなくてはいけないので、チューニングで下を 向いていて、4楽章の冒頭が入れなかったのでした。と言うことで、管楽器だけの何となく寂しい、新しい 解釈の第9になってしまったのでした。これを私のHPで公開するかどうか思案中です。 自分自身の出来はと言うと、コラールのハイトーンの連続は何とかクリアしたものの、その後のドッペル フーガの部分は、最初のC#から音が当たらなくて、その後、その旋律の部分は半分も音が当たらずに終 わってしまいました。でも、今録音を聞いたら、全然わからない(合唱の音に消されて、tpすら聞こえない)状態なのでほっとしました。まあ、ようするに最初から吹いても吹かなくてもどうでも良いパートって ことでしょうか? それよりも交響詩「四日市」の出来が予想外に良かったので喜んでます。児童合唱が入るんですが、それが ほんとに良かった。うちの子も児童合唱に入れようかな?
そう言えば質問に答えてませんでした。お客は約1500人、四響の演奏会としては大盛況で、四日市文化 会館第1ホールは、ほぼ満席でした。となりの第2ホールで小林完吾氏の講演会が有ったのですが、第1 ホールに開場前に並ぶ客が多すぎて第2ホールに客が入れないと苦情がきて、開場を早めたくらいでした。 児童合唱が入ってたのが大きかったんでしょうかね?(子供が出れば、おじいちゃん・おばあちゃんまで来ちゃう もんな..)
今日は、授業後、街をちょっとブラブラして、いくつかの店に入りました。洋品店 とでもいう店でしょうか。フロアの中の小さい区画ごとに、ショーケースがあって、 セーターや靴や化粧品を陳列しています。区画ごとにオーナーがいるのかもしれ ません。こういう店をいくつかのぞきましたが、今はどこも靴売場が人気のようで した。私と同じで、この先の冬に備えて必要なのでしょう。クリスマスの飾りを売 っている店も、これからがシーズンです。 5時ごろですが、もう相当暗くなってから家へ向かいました。これくらい暗いと、 向こうから歩いてくるのが誰かは、はっきりしません。逆に考えれば、すれ違って も日本人(東洋人)だとはわからない、だから、暗いからといって、東洋人だから 狙われる、ということはないだろうと、思っていました。ところが、今日はとつぜ ん、薄暗いオレンジ色の街灯があるだけの道で、「あ、クロハセンセイ!」と声を かけられたではありませんか。2年生の学生でした。友達が入院しているのでお見 舞いにいくところだとか。そうか〜、やっぱり東洋人は暗くても目立つのかな。 ブカレストには黒人もいますが、私は、同じ「異邦人」として、ここでは妙に親近 感を感じてしまうのでした。あなたも異郷の地からここにやってきたのね、という 気持ちです。こういう感覚は日本にいた時には決して抱かなかったものです。もち ろん、他にもルーマニア人以外のガイジンが歩いているのでしょうが、残念ながら、 見た目では区別がつきません。
第九の4楽章アッタカは指揮者、ティンパニともさぞや慌てたことでしょうねぇ。 1400人の聴衆は圧巻だよね。さて、うちはUNIXのコンピュータがリース 切れになるので4台のUNIXマシンの入れ替え作業で先週末からひっちゃかめっ ちゃかです。データのバックアップと新マシンのセットアップで連日深夜に及んで おります。もうトシだし、夜遅いのはかなわん。 ルーマニア人が教会の前を通るとき胸で十字を切るというので、サンディエゴの隣 人を思い出しました。助手席に乗せてもらってとある美術館に連れていってもらっ たとき、運転していたマリウスが突然片手運転をしながら右手で十字を切ったので、 どうしたのだと尋ねたら、丘の上に十字が見えるだろ、あれにむかって十字を切っ たのだと答えました。ルーマニア人の特徴だったのかぁ。
ほかの国の人は教会を見ても反応しないのかな。言われてみれば、見たことがない。 さて、こちらのEuroNewsでも、今日は山一のニュースがトップでした。おかげで 円安が進んでいます。私の給料は日本円をドル建てにして振り込まれるので、振り 込まれるドルは減ることになります。あ〜あ。 今日は、ブカレストに留学に来ている男性が、3年生の授業に遊びにきました。彼 は9月に来たばかりで、今は入学前のルーマニア語の授業に出ています。ルーマニ ア語での授業についていけるだけのチカラがついたら、来年の秋から学部の留学生 として大学に通うことになるということです。自己紹介をして、その後質疑応答な ど。このとき教室にいたのは女子学生ばかりでしたが、休みの日にもあまり出歩か ない、と彼が言ったことがきっかけで、学生たちとディスコに行こうという話がま とまったようでした。なんでも、土曜日の夜10時に集まって行くのだとか。私は もうオバアサンなので、ディスコは遠慮しましたが、夜10時からなんて、大丈夫 なんだろうか、と男性の日本人留学生の方が心配していました。こちらは、夕食の レストランも、8時過ぎからが普通のようですし、9時半や10時にオペラが終わ ってからでもレストランで食事ができるようです。もっとも、普通のルーマニア人 は、あまり外食の習慣がないようではありますが。 また、協力隊の剣道で来ている男性が、週に一回ブカレスト大学に書道の指導にも 来てくれることになりました。この人は剣道七段とかのものすごい腕前ですが、書 道も上手だということです。こうやって、私以外の日本人にいろいろ接する機会が あるのはとてもいいことです。私は職業柄、彼らにわかりやすい表現、発音を心が けて、コントロールして話しますが、普通の日本人は、ある程度考えるかもしれな いものの、だいたいは無意識に話します。したがって、学生にとっては、わかりに くい発音、知らない語彙がたくさん出てきます。でも、そういう中で、言っている ことをつかむというのも、必要な技術です。 1年生の授業では、ついたち、ふつか、みっか、よっか、いつか、、、の練習。先 週はひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、、、をやりました。似ているよう で、違う。むりやりルールを作ろうとするよりは、こういうのはもう機械的に覚え た方がよいものです。入学前に日本語を勉強したことがある学生につられて、初心 者も口にしていましたが、一回で定着するものでもありません。時間があれば来週 も再来週も、復習したいところです。でも次から次へ新しいことも出てきます。 「〜てください」「〜ています」の形の練習も始まりました。こんなにたくさんのイ ンプット、彼らの中でどう消化されていくのでしょうか。すこし心配です。それで も、最初のやる気のあるうちに、たくさんインプットしてしまおうという方針は悪 くはないとも思います。
日本人学校の先生方とブカレスト大学の学生との交流会の第1回が開かれました。 日本人学校の先生は校長先生をはじめ総勢7人。出席した学生は5人。2年生が4 人、3年生が1人でした。出発直前の今日の午後の3年生の授業で、この交流会に ついて説明して、「今日行くことができる人?」と挙手を求めたときは6〜7人の 手が挙がったのですが、実際に集合場所にやってきた3年生は1人だけでした。こ れはどう解釈したらいいのでしょう。私の日本語での説明がよくわからずに、つら れて手を挙げたのでしょうか。それとも、途中で(とはいっても、30分くらいで すが)、気が変わったのでしょうか。それなら一言「やっぱり行けない」という連 絡があってもよさそうです。変な誤解をお互いがするといけないので、こんどルー マニア人の先生に聞いてもらおうと思います。 (手を挙げた学生の多くが、出席のあまりよくない、積極性にはちょっと欠ける学 生だったので、私自身が驚いて、ホント?と思ったのは確かです。だから、来ない ことがわかったときも、実は、やっぱりね、とは思ったのですが。これは偏見?) こちらの語学力があれば、「どうして手を挙げたのに来なかったの?」と聞いて、 その理由もちゃんと本人から聞けるのですが。こちらへ来てちょうど3ヶ月。そん なことができるようになりそうな気配は全然ありません。 交流会自体は、第1回なので、顔合わせ程度。自己紹介や今後の予定、雑談など。 ただ、日本人の先生方の日本語は、簡単に言おうとはしてくれているようですが、 やはり学生には難しいようでした。こういう場にいると、いかに私が教師としてコ ントロールして話しているのか、ということが自覚されます。例えば、普通の日本 人:「いつごろにしたらいいでしょうかねえ」→日本語教師:「いつがいいですか」 教室はやはり特殊な空間です。彼らが日本に行ったら、全然わからない、と嘆くか もしれません。 学生が話す日本語も、緊張していたのでしょうか、なかなか出てこないようでした し。まあ、こういうチャンスがたくさんあれば、だんだん慣れてくることでしょう。
こちらで加藤周一の「日本文学史序説」の翻訳をしている日本人がいます。 国際交流基金の助成をうけているプロジェクトで、7カ国語めの翻訳だそうです。 現在、校正段階なのですが、次のことがわからないので知りたいということです。 次の4人の没年 中村真一郎(1918〜) 野上弥生子(1885〜) 寺田 透(1915〜) 丸山真男(1997〜) 中上健次の小説「奇跡」の主人公の名前(イタリックで tomonooji とある) もちろん日本語の原書もあるのですが、これらは後の翻訳のために、加藤周一が 書き加えた部分なので、日本語にはなっていない、ということです。 国語科教員の妻を持つ内山君に特に期待します。 でも、彼が読んでいないかもしれないので、他の方でもお願いします。 と、書いていて気がついた。坪井さんに聞けばいいんだ。 今、早速過去のログをテキストファイルにしてとってあるのを見てアドレスを発見。 ところで坪井さんは鏡ヶ池荘の住民票に登録されているのでしょうか? 坪井さんが読んでくれるかどうかもわからないので、皆さんもよろしくね。
外人との約束は希望的約束ですよ黒羽さん。 その時は本気でそう思って約束しても、必死で守る義務など 感じておりません。これは決して悪意からじゃなく、その時貴方に協力した という善意で解釈しましょう。(実は私もそうなんですが) ですから、後から「なぜ来なかったの?」と聞いても、きっと「何を聞きたいの?」 「何か悪いことをした?」になり、さらに深く訊ねるのはタブーです。 しかし、意外にも自分にとって本当に価値があるとなった場合、めちゃくちゃしつこく つきまとわれます。直前にまで、TELしてくるのは勿論、契約書まがいにサインまで 求められましたし、前日から行動を共にされてしまいました。(これは、ドイツ人だから なのか、相手がわたしだからなのかは不明です) そして私は、ハイデルベルグの創価学会に連れていかれました。 何で、ドイツで布教されるのかはさらに謎でしたが、釈然としないまま現在も真言宗 の私です。 かなり外れましたが、外人との約束を日本人的感覚で信じると、第9の4楽章 アタッカの気分になってしまいますよ。 では、Auf Wiedersehen!
外人との約束については、今日も下に一つ書いておきました。 下の例では、相手は悪いとは思っているようです。 反対に、こちらがドタキャンしてもOKってことね、と考えれば、気楽ですね。 坪井さんからは、メールを送ってわずか1時間後に返事が来ました。 寺田透の没年以外はすでに解決です。さすが。 夜の10時近かったのに、まだ名大にいたのかしら? 送り先は名大のアドレスだったのに。家でも読めるのかな。 日本人学校が再来週引越しをするそうです。そのため、古い本を処分しなければな らないことになりました。昨日、日本人学校訪問の後でその本のある屋根裏部屋に 行ってみたのですが、部屋には電球がなく、あかりのつく地球儀と懐中電灯だけで 本を見るのは不可能に近かったので、今日、明るいうちに再び出直したのです。お かげで、私の2年生の授業はそれでつぶれました。ラッキー、と喜ぶ私。授業がな い、ということより、前の日に授業の準備をしなくてもいい、というのが嬉しいの です。つまり、昨日の夜がうれしかった。(実はこの先、金土日月火と休み。) さて、日本人学校は民家1軒を借りています。玄関ホールから2階ホールに出て、 そこから裏階段に回り、狭い螺旋階段を上っていくと、屋根裏部屋に出ました。2 年生の学生10人が思い思いに本を選んでいます。小中学生の各教科の教科書、文 庫本、が中心です。まだ読めないでしょうが、タダで日本の本が手に入る、という ので、わからないなりに、熱心に物色していました。男子学生はダンボール箱にい っぱい入れて帰っていきました。あとから、1年生も登場。音楽の鑑賞用教材のLP も処分対象なので、よろこんでもらっていました。こちらではまだLPは現役のよ うです。越天楽とか、六段とかの日本の音楽も入っています。クラシックの名曲も 、LPのウラを見ると、チェコフィルだったりして、結構有名どころの演奏だったの ですね。私も、文庫本などを少しもらってしまいました。こっちに来て、モノをふ やさないようにするつもりだったのに。 午後は大家さんが大工さんを連れてくる約束になっていましたが、今日もキャンセ ルでした。約束の時間から20分くらいたったころ、大家さんのご主人からその旨 の電話が入りました。大工がうまくつかまらなかった、とか。大家さんとの懸案事 項は、台所の流しの蛇口と排水パイプの修理(若干の水漏れ)、換気扇の排気パイ プとガラス窓との間の隙間うめ、ガスレンジの取り替え、タンスのドアが閉まるよ うにする、洗濯物を干すロープの取り付け、来客用トイレの便座の取り替え、アイ ロン台の新調、などです。どれも差し迫っているわけではないのですが、この日、 と、とりあえず約束しておいて、キャンセルになることが続いています。大工がつ かまらない、車がトラブルを起こした、など。これらの懸案事項の解決は別にいつ でもいいことですが、予定をあけて待機していなければならないのが、ちょっと負 担です。来たとしても、何時に終わるのかわからないので、その後の時間も全部空 けておかなければならない。平日の午後がまるまる空くのは私にとっても貴重な時 間です。まだ慣れない土地なので、どこか未知のところ(行ったことのないスーパ ーとか)に出かけるのは、その後の予定が入っていないときに限ります。はやく懸 案事項が全部解決しないかなあ、と、ため息交じりに思います。まあ、向こうも悪 気があってやっているわけではないのですから、こちらも寛大に構えています。腹 を立てたって始まりません。 キャンセルになったので、街に出かけました。しばらく授業も休みになるので、気 分はるんるんです。大通りではクリスマスの照明の取り付けをやっていました。通 りの上に渡しかけるように、星型やベル型などに電球を並べたのを配置していまし た。これに明かりがともると、クリスマスの雰囲気は盛り上がることでしょう。外 国書籍も扱っている本屋で、カレンダーを買いました。ルーマニアの画家のもので す。日本で売っているカレンダーの大きいサイズくらいで、12枚ついていて90 0円弱。それから、LOFTとか銀座伊東屋とかのカレンダーコーナーなどでも見 かける、名画のカレンダーもありました。正方形に近いヤツです。ドイツあたりの 商品です。モネとか、ゴッホとか、ルノアールとか。後ろに印刷してある値段をみ ると、オーストリアシリングだと1800円くらいに相当するのに、その本屋では 半額以下で売っていました。日本で半額で売るようになるのは年も明けて3月くら いになってからですけどね。まさか、来年のじゃなくて今年のカレンダーだったり して??いくらなんでもそれはないでしょう。 そのほか、ルーマニア語のアンデルセン童話集なども買いました。こっちは輸入も のじゃないので、160ページで250円くらい。こうして私の持ち物は、やっぱ りどんどん増えていくのでした。あ〜あ。 家に帰って、例の文学の調査を、インターネットでできないか、といくつかあたっ てみているうちに、文芸春秋のページに「新明解国語辞典」(辞典自体は三省堂) の語釈についてのコーナーを発見してはまってしまいました。とりあえずテキスト ファイルでダウンロード。 ★私が自分で発見した新明解★ 「できあがる」→(3)[口頭]もうこれ以上飲むことが出来ないほど、ご機嫌に なっている。 「けはえぐすり(毛生(え)薬)」→薄くなった(なりそうな)毛に刺激・栄養を 与えて、青年の髪のように黒ぐろとした毛を再生させる薬。かぞえ方:1本 新解さんにとっては、毛生え薬で金髪は生えないらしい。金髪の人には毛生え薬は 効かないのかな。使うと黒い毛が生えてきちゃうのかな。 なんのことかわからない方もいらっしゃるでしょうが、「新明解国語辞典」は、語 の説明が限りなく独創的で画期的な辞典として、大きな注目を浴びている辞典です。11月3日には第5版も出ました。関連書籍として96年出版の「新解さんの謎」 赤瀬川原平(文芸春秋)があり、これは電車の中などで読むと、笑いがこらえら れなくて苦しくなるほどにオカシイ本です。おすすめします。 そんなことをやっているうちに、2時間もインターネットで遊んでしまいました。
今週は火水木金と日本人学校に行きました。1年生から5年生まで総勢9人の小さ な学校です。今日は、1年生の学生が日本人学校の子供たちと授業後に1時間遊ぶ というプログラムです。この先の連休のために帰省した学生も多くて、今日は3人 でした。室内の体育室に鉄棒や飛び箱、マットなどがあります。2階のホールには 卓球台があります。小学校の飛び箱の3段を、助走なし、30秒間で開脚で何回跳 べるか、とか、縄跳びのいろいろなワザを何回連続でできるか、など、なつかしい 子供の世界です。ルーマニア人の学生は、縄跳びも初めての様子で、縄の回し方と か跳び方がぎこちない。1回のジャンプに使う運動量が多すぎる。つまりムダが多 い。そのくらいは私にもわかります。あとで外に出て長縄もやりましたが、これも 初めての様子でした。こんなに単純な遊びだけれど、日本以外ではあまりやらない のでしょうか。ボクサーとかがよくトレーニングでやっていますが、子供の遊びで はないのかな。「こんにちは」とあいさつしたり、い〜ち、に〜い、さ〜ん、し〜 い、と数えたり、それだけでも、学生にとっては「いきた日本語」に触れる機会に なったことでしょう。 このところ、最低気温がマイナスにならない穏やかな日が続いています。日中は1 0度を越えることもあって、アパートの暖房が止まっていることもあります。雪用 の靴は買っただけでまだ使う機会がありません。聞くところによると、どうもこの あたりは雪はそれほど多くはないのだけれど、一度降った雪がなかなかとけない、 ということのようです。つるつるの道を歩くための靴があらたに必要になるのでし ょうか。北海道では、スパイクのように靴底に金具がついたのがあると聞いたこと がありますが、ブカレストでもいずれそういうのが出てくるのかな。車の方は、雪 が降っても、普通のタイヤでがんがん走るそうです。冬のはじめの頃はドライバー もコツを思い出すのに時間がかかるらしく、交差点とかでは、スリップによる追突 事故が頻発するそうです。 夕方行った近所の市場で、今まで入ったことのない店で卵を買いました。お金を払 ったあと、お店のオバサンがいきなり「なんさい?」(たぶん)と聞いてきました。 最近この市場をうろうろする東洋人がいることに気がついていたのでしょう。い くつくらいかなあ、と思っていたのでしょう。その東洋人が今日は自分の店にやっ てきた。オバサンとしては、このチャンスを逃すわけにはいきません。とりあえず サバをよまずにこたえておきました。そのあとで「タクサン、トシ」という単語が 聞こえたので、オバサンは「結構トシなのね」と言ったに違いありません。東洋人 の年は西洋人にはわかりにくいのでしょう。オバサンとはいっても、東洋人にとっ て西洋人の年はわかりにくい。もしかしたら私よりも年下かもしれません。
四響の演奏会はその後、地元のケーブルテレビや朝日新聞の地方版で結構大きく 取り上げられたりして、話題にはなっているようです。特に、交響詩四日市 では市長がナレーションをやったので、その部分が結構取り上げられてました。 市長も気に入ったみたいで、打ち上げで「また来年もやりましょう」みたいな (とんでもない)事をいってました。 ところで、次の演奏会は幻想をやるんですが、あの1番トロンボーンって、 全部アルトで吹いても良いのかな?楽譜を見ると4楽章はalto tromboneって 書いて有るけど、5楽章は単に1番trbになってる。正式にはどうやるんだろ。 誰か知ってる人いませんか。音域的には4楽章のごく一部を除けば、全部テナー で吹けるんだけどね。
そうそう、下の投稿で書き忘れましたけど、私も話題の新明解国語辞典 書店で見てきました。(そもそも、立ち読みの対象になるって言うのが 普通の辞典と違う) 以前にどこかで「恋愛」の項目が話題になってた記憶が有ったので、 まず一番にそこを見ました。「精神的、肉体的に一体になりたい云々」 の語訳も結構笑えるのですが、一番最後に「極まれに成就することがある」 と言う記述が有るのに奥深い物を感じました。また、火炎瓶に関する記述 が妙に詳しいと言う話もあったので見てみましたが、第5版では簡略化されて しまったようでした。でも「かぞえ方:1本」って言うのは相変わらずでした。 やっぱり買おうかな..
「新明解」おすすめします。有名な「恋愛」については正しくは次のとおりです。 『特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、出来るなら 合体したいという気持ちを持ちながら、それが、常にはかなえられないで、 ひどく心を苦しめる・(まれにかなえられて歓喜する)状態。』 さらに、「愛情」「合体」などをひいていくと、この辞書の楽しさが実感できます。 #188に書いた「新解さんの謎」(赤瀬川原平 文芸春秋)をついでに買うことを さらに強くおすすめします。 去年、磯部家に一冊寄贈して、ひどく気に入ってもらえた実績もあります。 ルーマニアにも持ってきています。 火焔瓶については、「新解さん〜」によると、第一版では次のとおりです。 『ガラス瓶の底に濃硫酸、その上に・ガソリン(石油)を入れ、瓶のふたに砂糖・ 塩酸カリを付け、投げつけると発火するようにしたもの』 引っ越しの際、弟の部屋から新明解の初版が出てきたので、こっそりもらって きたのですが、それは18刷で、すでにこの記述ではありませんでした。 『ガラス瓶に・ガソリン(石油)を入れ、投げつけると発火するようにしたもの。』 第四版になると、ここに「かぞえ方 一本」が付け加わります。 この「かぞえ方」は第四版から新しくあらわれたもので、いろいろなモノのかぞえ方が 記載されています。 ほらね、だんだんほしくなってきたでしょ? 来週はもう日本人会の忘年会。今日も練習でした。この1年間にあらたにルーマニ アにやってきた日本人会の新人が練習に集まってきます。今日つくづく思ったので すが、商社員の妻と学校の先生の妻とでは、なんというか、明らかに雰囲気に違い があります。誤解を恐れずに言えば、商社員の妻は、女子大の英文科を出て商社に 就職してリッチなOL生活、そこで職場結婚。そして海外赴任。え?ルーマニア? それはどこ??という雰囲気。学校の先生の妻は、公立高校から国公立の大学に進 み、ずっと男女共学のなかでやってきた、ま、オケをやる人には、これもあえて誤 解を恐れずに言えば、こちらの部類でしょうか。日本にいるとき私は、商社とか商 社員の妻とかの世界に縁のない生活をしていたので、こういうところで思いがけず 商社員、そして特に商社員の妻を目にすると、う〜ん、世界が違うなあ、と思って しまうのでした。大使館員の妻はイロイロです。大使館員とは行っても、防衛庁や 警視庁からの出向の人もいるし、派遣のアルバイトみたいな人もいて、大使館員と はいっても、構成メンバーは、いわゆる外交官試験をパスした人たちばかりではな いようです。妻にもそれが反映されているのかも。 こういう異国の地で、日本の各地からたまたまこの時期にやってきて出会って、2 〜3年後には確実にこの地を去っていく私たち。今まで縁のなかった世界の人たち とも、何かの縁があったのかもしれません。残念ながら、独身者は少ないです。い ないわけじゃないけど。把握している限りでは、独身は留学生も入れて男性5人、 女性4人です。あ、コドモは別です。海外の日本人社会では、オトコが働いて、オ ンナが家事をするのが普通です。日本人学校に赴任してきた先生の奥さんも教員で あったとしても、奥さんは休職扱い、所属の教育委員会によっては、地元の大学に 留学するのが条件とか。奥さんたちは、ルーマニアの社会とは特に関わりも持たず、 車(運転手つきの場合も)で市場やスーパーに買い物に行くくらいで、あとは日 本人のお友達と会ったりしているだけのように見えます。小さい子供がいる家庭も 多いので、育児で毎日が過ぎていくのかもしれません。もうすこし親しくなると、 彼女たちが毎日何をしているかが見えてくるのではないか、と期待しています。 こちらではほとんどの日本人が車で移動しています。公共交通機関を利用している のは、留学生(車を持っている留学生もいます)と、協力隊の隊員(彼らは車・バ イクは禁止されています)と、私くらいのものです。町を歩いていても、バスや市 電に乗っても、日本人には会わないわけです。免許がない私は、日本でも公共交通 機関で移動していました。そのせいか、こちらでも今のところは特に車の必要は感 じていません。タクシーに乗ったのも、はじめのころに3回あるだけです。
森みっちゃん、チェレプニンとテレマンのトロンボーン4重奏曲の楽譜って 持ってません?もし持ってたら貸してくれるか、コピーして送ってくれるか、 FAXしてくれるとか、JPEGに落としてメールで送るとか、なんでも良いん だけど使わせてもらえませんか?実は、来年の1月15日に四響の室内楽演奏会 が有るんだけど(これが大胆にも一般公開:入場無料)、その時にやろうかって 話になってまして。その理由が、やっとトロンボーンが4人になったからって 言うんだから、すこし違う気がするけど.. と言うことで、突然で勝手なお願いですが、もし持ってたらよろしく。 こんな用件だったらメールでも良さそうなもんだけど、万一他の人でも、 持ってたらよろしくって事で。あっ、もしおもしろい曲が有ったら紹介して ください。
最近、何の調子が悪いのか、なかなかつながりません。「パスワードを確認してい ます」の段階までは行くのですが、その後「ネットワークを確立できません」とい うエラーになってしまいます。今日なんか、13回くらいリダイヤルして、ようや くつながりました。いくら市内通話料金が安い(おそらく3分まで4円程度)から といっても、エラーのために料金がどんどんカウントされるのはくやしいです。あ る日本人に言わせると、天気が悪い日はつながりにくい、とか。そんなことってあ るのでしょうか? そんなこともありそうな気がする国ではありますが。 さて、11月も今日で終わり。12月1日はナショナルデー。ルーマニアでは数少 ない祝日の一つで、お休みです。いつの時代なのかは勉強不足でよくわかりません が、いくつかの国が集まって、ルーマニアという国になった記念日だということで す。以前、チャウシャスクの時代は、この日が夏休みの真ん中にあったのだけれど 、革命後は12月1日になったとか。紀元節から建国記念の日にかわったようなも のでしょうか? たぶん、このためだと思いますが、トラム(市電)は先頭の両側にルーマニアの国 旗をつけて走っています。日本でも祝日(昔は旗日といってた)には日の丸の小旗 をつけてますよね。私営はしないかな? そんなわけで、月曜日は大学も休み。日本語学科は、帰省する学生に便宜をはかっ て、火曜日も休みにしました。このこともあって、この週末、私は木金土日月火と 授業がありません。こういう時に、授業の準備の貯金をしておくといいのはわかっ ていますが、思うことと実行の間には大きな壁があります。今日は溜まっていた新 聞のチェックを10月末までしました。安室奈美恵の結婚をようやく通り越しまし た。日本のサッカーはこの時点では韓国戦を前に首の皮一枚の状態です。 こちらは日本よりも乾燥しているようで、例えば、紅茶のティーバッグなど、使用 済みのものを一晩台所に置いておくと、ぱりぱりとはいかないまでも、表面は完全 に乾いています。前任者の奥さんが、菜箸が反る、と言ったのを聞いた時、よくわ かりませんでしたが、確かに最近、菜箸が反ってきました。どうもはさみにくいと 思っていたのです。フックにぶら下げておくと、反り具合がよくわかります。手は、 こちらに来た当初に感じたほどではないのですが、足が妙に乾燥しているように 見えます。これは年のせいなのか、乾燥のせいなのかはわかりませんけれど。
雨の日に調子が悪いのはルーマニアの電話ばかりではありません。四日市のケーブルTV (CTY)も雨になると、映りが最悪になります。きっと雨が電線(ケーブル)の被服に 染み込むのかなんかで絶縁抵抗とかインピーダンスとかが変わって雑音が入りやすくなる or信号が弱くなるのでしょう。ね、三菱電機さん。 でも、CTYのはひどすぎるから、きっと中継のコネクタかなんかが水漏れしてるんだと 思います。 ところで、話は変わりますが、前に日本文学史の話題で名前の上がってた中村真一郎さん ですが、あの人って、モスラの原作の人?TVのPR番組で一瞬名前が出てたような気が して、ただの同姓同名かな?
御免!福井君、楽譜は全部山の上においてます。 さて、いまはどうなった事か? 近いうちに様子を見に行きますね。もし、あれば私も欲しいのでコピーしてきます。 何せ10年以上前に私は楽譜費で合計100万円以上使ってましたから、結構な 資産だったはずです。(トロンボーン用のオケスタだけは今でも全部持ってますが) そうそう、先日の日曜日、名大オケの演奏会練習を見てきました。 本来の目的は、プログラムに広告を入れるための手続だったんですけどね。 しかし、うまくなってるねー!ホントに!特に弦の違いはビックリです。 チェロはほとんど経験者、コンバスも半分は経験者?信じられない音ですね。 でもね、木管はね頑張りたいね。トランペットは相変らずロータリィーで伝統を 守ってるみたいです。 なるほどね、と思いつつ、あれれ! 何と!大音くんが元気でおりました! 仙台出張の彼と名古屋まで有意義にお話をしながら帰った一日でした。 今でも懐かしい風が吹いてますね。また、オケがやりたくなった一瞬でした。
中村真一郎の肩書きは普通、哲学者なので、多分モスラとは関係ないと思われます。 名大のチェロの経験者って、高校でチェロをやってたってこと? 名古屋あたりでも、オケのある高校が増えてきたのかな? 朝から雨。そのせいか、今日はプロバイダにかけても、呼び出し音ばかりで、 受け付けてさえくれません。まあその方が電話代は助かるけどね。 理科年表によれば、ブカレストの年間降水量は638.1ミリ。東京の半分以 下です。だから傘を買わないのか、必要を感じないのか、傘をささない人が多いで す。買い物に行こうと思って市電を待っていたところ、そこにいた12人のうち、 傘をさしていたのは私を入れて2人だけでした。フードさえもかぶらない人もいま す。 デパートは休みでしたが、地下のスーパーは営業していました。ここは高いのです が、広くて品揃えは豊富なので時々来ます。スーパーにもいろんなチェーンがあっ て、チェーンごとに、とくに特殊な食材の品揃えに特徴があるようです。この高い スーパー(店のマークが、アリさんがスーパーのカートを押している絵なので、個 人的にアリさんスーパーと呼んでいる)よりも、他のスーパー(象のマークなので ぞうさんスーパー)の方が中国系はよくそろっているような気がするし、トルコか 中近東らしいモノが豊富なスーパーもあります。日本のモノはどこに行ってもあり ません。たしかに、こちらでメイド・イン・ジャパンの商品を見たことがない。あ 、家電は別。(買ってみたらマレーシア製だったりはするかもしれないけど。)今 日スーパーの帰りにSONYの店を覗いて、CDとダブルラジカセがついたのが2 00ドルちょっとだったので、やっぱりブランドにつられて、SONYにしようか なあ、と思い始めました。韓国のDAEWOOの150ドルくらいのも、他の店に あって、ほとんどそれにするつもりだったのですが、SONYの名前には負けるか も。 で、今日はアリさんスーパーに行きましたが、そこの冷凍コーナーにはイカリング の冷凍がありました。イカリングの冷凍は他のスーパーでも見たことがありました から、別に珍しいものではありません。最近、イカをCalmariというらしい ことを覚えたところ、冷凍ケースの表示に「ルーマニア風のCalmari」とあ ったので、何かしら、と探したら、イカリングだったというわけです。学生に「イ カを食べるか」と聞いたら、食べると言っていました。タコも食べるそうです。イ タリアやギリシャから入ってはくるわけです。先週私が買ったイカの胴の冷凍はス ペイン産でした。 さて、今日の祝日ナショナルデーは、国営テレビで大統領も参加しての式典を中継 していました。壇上の大統領の隣は白い装束に白いあごひげのキリスト教関係者で す。ルーマニアの国歌は4拍子のヘ短調の曲です。実音でFのオクター ブがあったりして、原調で女性が歌うのはちょっときつそうです。4番くらいまで あるようでした。この式典の会場がアルバユリアという内陸の街。10月にクルー ジという街に出かけたときに通ったところです。そのときの大使館員の話では、ル ーマニア統一の式典が行われた街だとか。ここは第一次世界大戦までオーストリア =ハンガリー帝国だったところですから、どうやら今日の記念日は、第一次世界大 戦後のルーマニアの統一の日のようです。すでにルーマニア王国だったモルダビア 、ワラキアと、オーストリア=ハンガリー帝国だったトランシルバニア。この後、 またトランシルバニアはハンガリーに割譲されたりするようですが。 暗くなって外を見ると、真っ暗。街灯がついていません。祝日だから? 停電? 事情はわかりません。ともかく暗くなる前に帰ってきてよかった。今日は水溜まり にははまりませんでしたが、市電を待っているときに車の水はねをひざから下にあ びました。車道も平坦ではないので油断ができません。10日ほど前に買った靴は 、水をはじいてびくともしませんでした。エライ。こちらの日本人に、「それとよ く似た靴を買ったけれど、3日でファスナーのところがこわれた」(ヒモではなく 、脇のファスナーでしめる靴)とおどかされているのですが、今のところ大丈夫の ようです。イタリア製だと思っていたのですが、靴の底にあったのは、「底はイタ リア製」という表示。底以外はどこ製なのかは謎です。
レポートが遅くなってしまいましたが、11/23に マーラーNr.9の2回目の練習に行って来ました。 この日は名古屋ブルックナー管弦楽団(今、こんなのがあるそうです。 ムジークより若い世代の名大OBのオケです。)の演奏会と重なって、 多くのメンバーがそちらにかり出されたらしく、最初は 1stVnは0、Vcも2人という状況でした。あとで林君が現れましたが。 3楽章、2楽章の順で練習しました。2楽章はCbにとって難しいです。 全体が f でやってても、Cbだけはppとかいうこともあるし、 ダイナミックスがころころ変わるので、気が抜けません。 まあ、自分の練習不足が一番いけないのですが。何とか時間を作って しっかり個人練習しておきたいと思っています。 現役がうまくなってると言う話は前に大野君から聞いたことがあります。 彼が車の中で最近現役がやったプルックナーNr.9のテープを聴いていた のですが、Hrがきれいだったことが印象に残っています。 黒羽さん、やはりSONYをやはりお勧めします。その韓国のメーカのことは よく知りませんが、自分の子供の頃からの経験から言うと、、機械部分の故障が 少ないです。例えば僕の松下のラジカセが巻き戻しができなくなったのに、 同じ頃に買った友達のソニーのは問題なかったとか、私が今使っている カセットデッキも、買ってから14年くらいになりますが、その間一度磁気ヘッドを 交換してもらったくらいで、他は故障知らずです。 やはり、業務用の機器をたくさん手がけているメーカーだからでしょうか。 今年の2月にやったムジークの演奏会のCDができてきました。 キャンディード序曲とR.シュトラウスの最後の4つの歌、ショスタコNr.5です。 私はシュトラウスの曲が気に入っています。 ご希望の方で、気長に待っていただける方にはカセットテープかMDに入れて お送りしますので、その旨ご連絡ください。
そうですよね。やっぱりソニーはソニー。 それとは別に、浅野君はメーカって言うんだ、と、そのことに驚きました。 最近、外来語の語尾の「ー」がなくなる傾向にあるらしいです。 特に情報機器周辺の用語。メーカ、ユーザ、プリンタ、コンピュータ、プロバイダ、、、 池袋西武はずっと、エレベータ、エスカレータ、で、すごく違和感があったのですが、 出発間際には、逆に、普通の表記に戻っていました。 と、ここまで書いて読み返したら、メーカーとも書いてますね。 なんだ、打ち忘れただけだったのか。 夕方、ブカレストの目抜き通りを通ったら、クリスマスの電飾が始まっていました。 作業をしているのは先週通りかかったときに見ていました。両側の街路灯から車 道の頭上に渡すように、電球を二重に連ねたのを何本もかけてあります。それぞれ の真ん中には、ベルやツリーをかたどった赤や緑の電球が光っています。光のトン ネルみたいです。交差点が集中するロータリーでは、そのロータリーを電球がぐる っと囲んでいます。それほど派手なものではありません。単純な電球がつながって いるだけですが、きれいです。両側のビルが日本と違って明るくないので、なおさ ら電飾が際立ちます。いよいよクリスマスという雰囲気が盛り上がります。 昨日の晩の街路灯の停電は、もしかしたら、この電飾の準備の一環だったのかも。 わかりませんけど。 さて、W杯サッカーのシード国が決まり、ルーマニアはシード国の一つになりまし た。シード国を伝える英語のTVニュースの画面に、SEEDとあるのを見て、こ れって「タネ」といっしょじゃん。どうして「タネ」なの? と思ったので、辞書をひいてみました。(ライトハウス英和辞典) 「有力選手やチームどうしが最初から対戦しないようにすること。種をまくように 一定の所へ割り当てることから。」 なるほど。 今週土曜日の日本人会の忘年会に向けて、ルーマニアの民族服のブラウスを買いま した。マチスの絵に「ルーマニアのブラウス」と題する絵があって、今、日本に来 ているはずです。(もう終わったかな?ポンピドー美術館の展覧会です。) 新人会員による出し物「シンデレラ」の中で、私は合唱隊の一員です。どうせなら 合唱隊で服をそろえましょう、という提案が出て、採用されました。こういうとこ ろがいかにも日本という感じはします。 それで、上はルーマニアの民族ブラウス、下は黒のロングスカートです。日本に置 いておいてもしかたない、と思って持ってきた演奏会用のスカートが思いがけず日 の目を見ることになりました。でも、はけるかなあ、ウエストがちょっと(相当)心配。 ベルトも黒地の布にビーズの刺繍がついたルーマニアのものです(とは行っても2 00円以下。)ブラウスは、さらしに近いような薄さの白い木綿地に、クロスステッチ に似た幾何学模様の刺繍が施してあるものです。赤と黒の糸の刺繍が最も伝統 的なようですが、私が行った民芸品店にあった赤系のは、刺繍のデザインがいまい ちだったので、ブルー系の刺繍にしました。頭からかぶるスタイルで、首のところ と手首のところはヒモで絞るようになっています。約3500円。手作業の刺繍と しては、日本では考えられない安さといえます。帰国するまでには、記念に一枚は 買うだろうとは思っていたので、まあ、納得の出費です。
私の場合、なんとなく間延びする様な気がして好きではないので、字に書く時は 出来るだけ「ー」を使わないようにしています。特に語尾に来ると最悪な感じがするの で、殆ど省略しています(でも、「ソニ」はまずいか..「トロンボーン」もできたら 「トロンボン」と書きたいけどこれでは、何のことか判りませんね)。 これは、もしかしたらワープロの「ー」のデザインが悪いからでは?