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ログ番号: 期 間: |
201 Dec 3, 1997 |
- - | 050 Jan 1, 1997 |
一晩中、プロバイダ(ー)につながりませんでした。 私も、ワープロの「ー」のデザインはなんとかしてもらいたいです。 どうでもいいですが、これを投稿すると、「968(クロハ)人めの訪問者」になります。 1000人は近い。 来週の水曜日に、日本人学校でカレーライス作り大会をすることになって、3年生 の授業で希望者を募りました。今度は、材料の準備もあるので、前回みたいに、手 だけ挙げておいて来ないというのは困るのですが、10人もの学生が手を挙げまし た。(今日は珍しく14人も出席していた!) 割と熱心な学生の1人が手を挙げませんでしたが、あとで、私の所に来て言いまし た。「私は日本料理を食べることができません」「どうしてですか」「私は去年、 カレーライスを食べました。クリスマスの前ですから、肉を食べることができません」 なるほど。そういうものなのか。まあ、カレーライスを日本料理と言うのは問 題でしょうが、こういうこともあるのですね。他の学生は問題ないのでしょうか? どのくらい熱心なクリスチャンかによって、このあたりは違うのでしょうね。 イスラムの人でも、海外ではお酒をガンガン飲む人も多いらしいですから。 私はクリスチャンではないので、夕方、市場の肉屋で豚のモモ肉のかたまり1.1 キロを買いました。こちらへ来た当初は1キロ28000レイくらいだったのが、 今日は40000レイです。対ドルのレートも変わっているので、ドルで考えると、 1キロ3.73ドルから5ドルに。円とドルの関係も変わっているので、円で考 えると、1キロ447円から645円に。結局、どれで考えても相当な値上がりです。 (正確には円での値上がり率が一番高い。)レイで値上がりしても、ドルで換 算すればそんなには上がってないだろう、と、こちらへ来る前は思っていたのです が、そうでもないですね。これは季節のせいもあるのかしら? でも、野菜ならともかく、肉だし。豚小屋の暖房費とかにも関係があるのかな? それとも、クリスマス前に肉を食べるような人間には高く売りつけるのかな? TVではドイツの雪を報じていますが、こちらは、まだ雪になるほどには寒くなっ ていないようです。昼間は暖房のヒーターも止まっていました。ただ、こういう、 雲がたれこめる日が続くというのは、聞いてはいたことですが、ルーマニアだけで なく、ヨーロッパの冬の特徴だそうです。(地中海沿岸はどうだか知りませんが。) 今日の朝日新聞のホームページで、夕方西の空に、水星、金星、火星、木星など の惑星が大集合、これは日本だけでなく全世界で観測できる、と出ていたのですが 、こういう天気では、星は見えません。オリオン座やおおいぬ座のシリウスなど、 明るい星でにぎやかな冬の夜空は、こちらではあまり見る機会がなさそうです。 ルーマニアはまだ緯度が低い(とは言っても稚内のちょっと南)ので、比較的日が 長いですが、北欧やドイツは暗くなるのも早いでしょうし、北極圏ではおそらく、 そろそろ太陽ののぼらない一日が始まっているのではないかと思います。
語尾の「ー」を書かないのは我々の業界の傾向です。 モータ、エスカレータなど。決まっているわけではないけど最後のーを除いて3文字 以上の場合に最後のーを省略するようです。ですから、「ソニー」はこのままです。 しかし、最近「パワ」というのを見かけることがあります。真ん中のは省略しません。 これとは直接関係ないですが、よくカタカナを半角で書くことがあります。 今、私はこれに抵抗を感じています。そりゃー半角でも読めるけど、そんなに紙面 の節約をする必要があるのかな。
メーカ、ユーザ、と書くとしても、発音するときはどうですか。メーカーと言ってない? 今日は、またまた大家さん夫婦と例の巨大スーパーMETROに行きました。 平日にもかかわらず、前に来た時とは違って結構な人出でした。クリスマスが近い ですからね。大家さんの話では、今度の土曜日が「聖ニクラウスの日」で、その日 には子供たちの靴の中にプレゼントを入れる、とか。聖ニクラウス→サンタ・クラ ウス なんでしょうか? 日本人学校が、子供用に作ったブカレストについての副教材は、3年前のもので、 物価などの記述は全く役にたちませんが、いろいろ便利な情報も入っています。私 が愛読しているのは、バーコードのページで、バーコードを見れば、その製品がど この国から来たかがわかる、というわけで、その国番号が書いてあります。買い物 の後で、そのバーコードをチェックするのも楽しみの一つです。 今日買ったおもなものの国籍 ガスレンジ:イタリア アイロン台:イタリア ミルクなべ:イタリア トイレットペーパー:スロバキア くるくるドライヤー:オランダ 2穴ファイルの綴じ具:オーストリア おたま:ドイツ 蜂蜜:ルーマニア たらこペーストのチューブ:スウェーデン ↑ 前にスウェーデンで食べて、いいな、と思っていたものを発見。 ガスレンジと大家さんの家用のJVCの21型カラーTV、それから大家さん夫婦 と私と、その他荷物。これを国産車ダチアで運びます。TVは箱が大きくて車内に 入らなかったので、中身だけを積み込みました。アイロン台は、助手席から後ろの 窓までの長さがあります。ガスレンジは、うしろのトランクに入れましたが、もち ろんトランクの蓋は閉まりません。こちらのガスレンジは、下にオーブンがついて いるタイプのもので、日本の小型の洗濯機くらいはあります。ハリガネで蓋と車本 体を結んで固定しました。このスーパーはブカレストの西の郊外にあります。駐車 場から見る空は本当に広さを感じます。遠くまで広がる雲の下には珍しく夕焼けも 見られ、雲の向こうに薄く三日月も見えました。それにしても今日は、風がとても 強かった。こんな強い風はこちらへ来て初めてです。あと2、3日で雪だと大家さ んは言います。強風の中、積み込み作業をして出発。 アパートでは、ガスレンジをエレベーターであげて、今までのと交換しようとしま したが、まず、エレベーターにギリギリのサイズ。更に、部屋の中では、キッチン へのドアが邪魔で入れられない。ところが、ドアを持ち上げるようにするだけでド アははずれ、無事にキッチンに入りました。今度のガスレンジは、電気で点火した り、ガスオーブンと電気オーブンの両方が使えたりするようで、まだセットアップ が完了していません。早くやってくれる人が見つかるといいのですが、それまでは 私はお湯を電気ポットで沸かすしかない、という生活になってしまうかもしれません。 それにしても、こういう、日本では使わないタイプのキカイを、外国語のマニュア ルで理解しなければならないのはツライです。幸いこのガスレンジには英語がある ので、まだなんとかなるかもしれませんが、実際にオーブンとかを使う時に正しく できるかどうか心配です。
TVではスペインの大雪の映像を伝えていましたが、今日のブカレストは、朝から 青空の広がる、天気のいい一日でした。そのため薄暗くなるのもいつもより遅く感 じました。夕方には月も見えましたし、金星の明るい輝きも、月のそばの木星も、 よく見えました。晴れると気温も下がるのでしょう、明日の最低気温は久しぶりに マイナス2度を告げています。 街頭ではクリスマスカード売りのスタンドがたくさん出ています。リースなども売 っています。大通りを光のトンネルにする電飾は、今年から始まったものだそうで す。中心の広場にあるインタコ、インターコンチネンタルホテルでは、30階をこ える外壁を利用して、大きなクリスマスツリーをかたどった照明をつけていますが 、これも去年まではなかったとのこと。ブカレストも、こうして、少しずつ余裕が 出てきているのかもしれません。 ガスレンジが使えないので、ケンタッキーに入ってみることにしました。ここはコ カコーラではなくてペプシ系の飲み物が入っています。フライドチキンのほか、チ キンのハンバーガーが4種類。12000レイ(1.5ドル)のがふたつと、8000レイ (1ドル)のがふたつ。私は、ジンジャーと書いてある12000レイのにしました。 日本のマクドナルドにチキンタツタという、竜田揚げ風のチキンが入っているのが ありますが、あれ風で、私は気に入りました。ケンタッキーは今のところブカレスト に1件だけのようで、マクドナルドに比べて苦戦していますが、個人的にはビッグ マックよりはこっちのハンバーガーを選びたいと思います。 このハンバーガーと、コールスローサラダと、ルーマニアのメーカーの100%オ レンジジュースで19500レイ、今のレートで約300円でした。 夕方にはガスレンジのセットアップのための電気屋さん2人を大家さんが連れてき てくれました。イタリア製のガスレンジですが、マニュアルも見ないで着々と進め ています。けっこう複雑なようで、あちこちはずして、中の方でいろいろ調節した りしていました。でも、おかげでもう今晩から新しいガスレンジが使えるようにな りました。電気屋さんの若い方の人が、英語で使い方を説明してくれました。下の オーブンは、マッチか点火用の器具(日本でチャッカマンという名で売っているも の)で点火して、そのまま5秒待つこと、電気のグリルとガスオーブンは同時に使 わないこと、など、基本を教わったので、クリスマス休暇になったら、何かオーブ ン料理に挑戦してみることにしましょう。新しいガスレンジでの第1号の料理は、 とりあえずお好み焼きでした。今日の小麦粉は、ハンガリー産です。日本には強力 粉と薄力粉がありますが、こちらでは、いろいろな人に聞いていますが、その区別 はないようです。お菓子用の小麦粉(輸入品)がある、と言った人は1人いました。 今までに、小麦粉でお好み焼きと餃子の皮をつくりましたが、別に支障はありま せんでした。
私が持ってきている朱肉は、一番小さいサイズのもので、黒いケースではなく、透 明の丸いプラスチックケースに入っています。使うときは、ふたをぱちんと開けて 使います。こちらでも朱肉を使うことがあるのです。それは、基金へ提出する書類 を書くとき。しょっちゅう使うわけではないけれど、なくなると困るので、ペンケ ースに入れていました。それがいつのことか、見当たらなくなっていたのです。 今日、それを発見しました。なんと、日本で買いためてきた化粧品関係のものが 入っているひきだしの中です。どうしてそんなところに朱肉を入れたのでしょう。 理由はそれほど難しくありません。リップグロスという、口紅の上に重ね塗りして つやを出すものがあるのですが、私の持っているリップグロスと見た目がそっくり だったからです。何かの拍子にペンケースから鞄の中に転がり出した朱肉を、 これまた何かの拍子に、リップグロスだと勘違いして、この引き出しにしまったの でしょう。朱肉だけを盗むドロボウがいるはずもないのに、どうしたのだろうと不思 議でしたが、これですっきりしました。それにしても、想像しなかったところから、 なくしたものは出てくるのですね〜。 なぜ、今日、そんな化粧品の引き出しを開けたかというと、日本人会の忘年会だっ たからです。ちょっとおめかししようか、と思って、普段とは違う化粧品などを出 してみようと思ったのですが、朱肉が出てきたことで、あっけにとられて、化粧品 には手をつけませんでした。 忘年会の会場は、今ブカレストで一番のホテルの広間です。大人の会員が70人、 子供も20人近くいましたから、在留邦人のほとんどが出席です。テーブルの座席 は固定ですが、食べ物はビュッフェ形式です。もちろん和食はありませんが、日本 のパーティーと比べても見劣りしないメニューでした。内容は、例の新人のお芝居 のほか、ビンゴ大会、福引きなどがありました。外れなしのビンゴ大会では、手袋 をゲットしました。大人会員対象の福引きでは70人のうち、当たりが50。その 中には各商社などの協賛で、日本往復航空券がANA、JALから各1枚をはじめ 、ロンドン家族4人往復、チューリヒ往復ペア、などの航空券の当たりが7本もある、 という豪華版です。外にも、ホテルの宿泊券、レストランの食事券、日本製ステレ オテレビ、日本米5キロ、などがあります。70人中当たるのは50人。幸い私は 当たりましたが、航空券ではなく、シーバスリーガルのウイスキーでした。 アルコールはほとんど飲まないので、大家さんへのクリスマスプレゼントにしよう と思います。 同じテーブルになった人の中に、ルーマニア人の奥様と日本人のカップルがいまし た。彼女はオペラ歌手で、今月の23日と25日(?)、それから2月に、なんと ウィーンのオペラ座の「ドンジョヴァンニ」でドンナアンナを歌うのだそうです。 彼女は福引きでロンドン往復ペア航空券をゲットしていました。オーデションに行 く予定がある、ということで二人で喜んでいました。同じテーブルでも、ちょっと 席が遠くて、残念ながら詳しい話をすることができなかったのですが、いやいや、 驚きました。 今日6日は聖ニクラウスの日。クリスマスに向けての祭日であると同時に、大家さ んの、今は亡きお父さんニコライの日でもあるそうです。自分の名前に関係がある 日というのが決まっているそうです。聖ニクラウスとニコライというように、名前 が似ている日が自分の日となるのだそうです。そういうわけで、ニコライへのお供 えとしての食べ物、コリヴァ(前にも一度もらったことのある、麦やナッツの入っ たおかゆのような甘い食べ物)と、パンを、大家さんが教会の帰りに寄って、持っ てきてくれました。前に私がコリヴァを気に入ったことを覚えていてくれたのでし ょう。忘年会の会場にも少し持っていって、皆さんに味見をしてもらいました。
1000人は月曜日中に突破しそうですね。誰でしょう? IWA(International Women’s Association) という団体のバザーに行きました。詳しいことはよくわかりませんが、各国の大 使館関係の奥様方が中心になって活動しているようで、ブカレストの中でも、毎月、 英会話とか、ヨガとか、エアロビクスとか、いろいろやっているそうです。 今日はクリスマスに向けてのバザーで、日本のコーナーもあります。ちりめん地の 小銭入れなどの小物のほか、こちらの奥様たちの手作りのクリスマスグッズ、食べ 物では、大使公邸の料理を担当している人の、えび、なすのてんぷら、巻き寿司が ありました。この日本食を目当てにやってくる日本人もいるようで、1時会場で、 1時半頃会場に着いたら、既にてんぷらや巻き寿司を買い込んで食べている日本人 家族もいました。私もそこでえび天を一本もらいました。その後で日本のコーナー に行った時には、既にえび天はなく、寿司も目の前で売り切れました。各国のコー ナーでも、テーブルに特産品や料理が並べられています。クロアチア、チェコ、 ハンガリー、スロバキア、スロベニア、イタリア、イギリス、北欧諸国、カナダ、 アメリカ、ドイツ、ヨルダン、アフリカ諸国、インドネシア、韓国、インド、ギリシャ、 イスラエル、エジプト、それからもちろんルーマニア、このような国と、ユニセフ などの団体が店を出していました。それぞれ、関係者やその家族もやってきて いるので、相当の人出です。 私は、日本のコーナーで、大家さんのお母さん用のクリスマスプレゼント、ヨルダ ンの店で「死海の塩」(どうやらお風呂用みたいですが)を買って、アフリカ諸国 のコーナーでは一皿15000レイ(250円くらい)の料理の盛り合わせを食べ ました。20センチ以上あるプラスチックのプレートに、テーブルの上の色々な料 理を全部盛り合わせてくれました。クスクス、ラム肉とマカロニ、何かの豆のペー ストで作った円錐状のもの、ピラフ、チキン、牛挽肉を細い棒状にして焼いたもの、 サラダ、これはなかなかお買い得でした。いっしょに行った日本人学校の先生の ご夫婦は、ドイツのビール、チェコのビール、ルーマニアのワインを飲んで、さら にギリシャのワインを買って、というように、アルコールを中心に物色したようで した。エジプトのコーナーでは、ルクソールの観光パンフレットをもらったとか。 古代エジプトの衣装を身につけた人も出ていました。 私と同じ派遣でカイロにいる友人の話によると、エジプトでは、例のテロの影響で 観光客が減って、仕事がなくなったエジプト人がたくさんいるそうです。
長期出張でオランダにいた頃,出張先がクリスマス休暇+土日で4日ほど連休に なったので、ウィーンに行きました。でも、クリスマスに旅行することほど悲惨なこと は無いと思い知りました。街は電飾がついてたり、駅前には移動遊園地が有ったりでとっても華やかなんですが、どうも地元の人にとってクリスマスは家族でゆっくりす ごすものらしくて、街を歩いているのは旅行者だけ、しかも、店は殆ど全部休み。 ホテルのレストランすら夕食はお休みでした。やっと見つけた中華料理屋で夕食を 済まして部屋に戻るとベットの上に小さい花束とメリークリスマスのカード、 それに小さなキャンディが添えられていました。さっきまでの憂鬱な気分が吹っ飛んで 急に幸せな気分になってキャンディを食べてみると、これが日本人にはとても食べられ ない香辛料の固まりのようなお菓子(後で聞いたら、クリスマスの伝統的なお菓子とか)で、 出張2ヶ月目にして異国にいると言う寂しさをつくづくと感じたクリスマスでした。
ついに1000人目です。 私です。 やりました、宝くじにあたった感覚です。 でも、お金はもらえません。 12月は本当に慌しい毎日です。 毎年そうなんで、今年はと思いかなりセーブしてたんですが、 ダメダメ・モードです。 先週末から2日徹夜です。 一体何が起きているのやら?大変です。 でも、もうクリスマスですね。ポケモン買わなきゃ。
1000人、やりましたね。 今日も青空の広がるいい天気でした。最近お天気がいいせいか、通信の方も調子が 良いです。しかし、昨日は電話回線をつないだまま、切るのを忘れて3時間くらい ほったらかしになっていました。恐い。市内通話3分4円として、×60=240円。 こう考えれば、まあ許せる範囲ですが、気を付けなければ。 水曜日に、日本人学校でカレーライスを作るので、今日の2年生の授業では、カレ ールーの箱を持っていって、作り方のところを読みました。 1 厚手のなべにサラダ油を熱し、一口大に切った肉、野菜をよくいためます。 2 水を加え、沸騰したらあくを取り、材料が柔らかくなるまで弱火〜中火で煮込 みます。 3 いったん火を止め、ルウを割り入れ、再び弱火でとろみがつくまで煮込みます。 1 「一口大」が簡単な漢字ばかりですが、意味がわからない。前後から判断させ て、肉や野菜を切るときの大きさのことだ、と理解させます。 学生の質問:「一口小」もありますか? 2 「沸騰」はお手上げです。水を入れる→煮込む、その手順の間として考えられ ることは何か、「沸騰」の初めの漢字に「さんずい」がついているので、なにか水 と関係のあるコトバのはずであること、そういうことで導いていくと、1人から、 「肉から白いものが出ます」という反応。「あく」の方にいってしまいました。で も、「あく」は、どうやって説明しようか、と思っていたので、助かりました。「 あくを取り」が、その「肉から白いものが出るから、それを取る」ことであると説 明。「じゃあ、その前になべはどうなるでしょう?」まだたどりつきません。「水 を入れましたね。日本語の「水」は、熱くないです。」こういうと、わかった学生 が出てきました。100度になります。「沸」は訓読みで「わく」「わかす」日本 語では「水が沸く」「水を沸かす」ではなくて「お湯が沸く」「お湯を沸かす」。 でも「沸く」「沸かす」は100度とは限らない。「おふろを沸かす」の場合は40度 くらい。これ以上つっこむとこちらがはまりそうなのでこの辺でやめました。 3 「ルウ」については、箱といっしょに現物も持ってきて見せてニオイも嗅がせ たので、OKです。「とろみは何ですか?」「固くなりますか?」わからないなり に想像して答えようとしています。もしかしたら、ルーマニア語では「固くなる」 という表現になるのかもしれません。「クリームのようになります」だいたいわか ったみたい。駄目押し。「牛乳はとろみがありませんが、ヨーグルトはとろみがあ ります。」これで納得してもらえたみたいです。こちらのヨーグルトは、日本みた いに固体ではなくて、どちらかといえば液体で、ほんとうにとろっとしています。
12時に授業が終わって、今日は日本人会婦人部会の昼食会。会場は、最近古いル ーマニアのホテルを改装してできたヒルトンホテルのレストラン。「ヒルトン」の 名前につられて参加しました。コンソメスープに塩を入れ忘れている感じでしたが、 その他はおいしくいただきました。鶏胸肉のソテー、マッシュルームソース添え がメインで、前菜、スープ、メイン、サラダ、デザート(フルーツババロア)、コーヒー、 クッキー、というメニューでした。日本人会からの補助が出るので、私が払ったの は7ドルです。私以外の出席者はもちろん奥様方。小さい子供のいる方は、 ベビーシッターに預けての参加です。名簿では婦人部会は32人。全員ではなか ったようですが、25人以上はいたように思います。いろいろな情報交換に花が咲 きました。外国への航空券のディスカウントチケットは、平日ではなくて、週末に かかるように予約すると、ぐっと安くなるらしいです。ブカレスト線は、どの航空 会社でもビジネスで移動する人が多いということなのでしょう。ヨーロッパの各都 市との間の正規料金がいくらかはまだ知りませんが、いい情報をゲットしました。 開店してまだ日が浅いヒルトンなので、ものすごい制服のドアボーイも、ホテルの レセプションも、レストランのスタッフも、ものすごく暇そうです。それでも、こ ういう「お金を落とす」お客様は大切なので、対応はよく、スタッフはとても訓練 されていて、丁寧と同時にフレンドリーでもあり、好感がもてました。でも、この 先私が利用することは多分ないでしょう。泊まることもないだろうし。1泊600 ドルもする部屋もあるとか。人件費が安いでしょうから、宿泊客が少なくてもやっ ていけるのかもしれません。我々の団体の他に、2〜3のテーブルで食事をしてい る姿がありました。昼間でもまだそんな程度です。 その後大学に戻って(ヒルトンから徒歩5分)、日本語学科のミーティングをして、 アパートに帰り、メールをチェックしたら、浦和フィルのMLなどにまじってベルリン フィルからの返事。1月末の演奏会のチケットをインターネットで予約していたの ですが、その返事です。ホームページもドイツ語だけでしたが、メールの返事も ドイツ語でした。でも、辞書で調べて「売り切れ」を確認。もう少しはやく、ホーム ページのドイツ語解読に取りくんでいたら、「外国からの申し込みの特別枠」が あるのを利用できたのに、と悔やまれます。でも、ベルリンフィルのアルプス 交響曲(指揮はMariss Jonsonsという人)を生で聴けるチャンスはそうそうないと 思うので、売り切れを承知で、キャンセル待ち、立ち見席などを狙って、ベルリン に行くだけ行こうか、どうしようか、それともこれは、せっかくだから暖かい地中 海に行きなさい、という神様の思し召しか、迷っています。 ちなみに、BPOからの次の一文。 Wir reservieren bereits seit dem 19. Mai 1998. って、A:「5月19日まではもう予約で一杯」という意味ですか? それとも、B:「5月19日分まで予約を受け付けている」という意味ですか? あるいは、C:「5月19日分以降の予約ならできる」という意味ですか? AとCは結局いっしょかな。とにかく、seit の意味がわかりません。 それにreservierenも、どうして主語がwir(we)なんでしょう? 予約するのは私達なのに。BPOが予約を「うける」という意味があるのかな?
黒羽さんそれはきっとこうだと思います。 我々は(次期コンサート・シーズンの)受付を早くも、1998年5月19日より致します。 変な日本語ですが、もっと早くから予約してねという意味だと思います。 夏はBPOをはじめ、ほとんどのオケは音楽祭関係で活動をあまりしません。 でも、さすがはBPOですね、普通は5月は出し物を考えている時期で、 予約どころじゃないと思うんだけれど。(解釈が正しければですが) BPOはキャンセル待ちは寒いよー、高いよー。 もし、地理的に近いんでしたら、是非、バイエルン国立歌劇場でのオパーを お勧めします。ミュンヘンって近い? ここなら、結構(ちょっと早めに行ってね)空があります。 ワーグナーの題目とかだとチョット厳し目かもしれませんが、冬の夜はやっぱり 言葉は良く解らなくてもオパーが良いです。 でも、やっぱり羨ましいですね、ヨーロッパの冬は垂涎ですね。 日本の師走は最悪ですよ。 私は先週末、大型物件チョー・トラブル状態で、(*ECのバカー!) 2日間完全徹夜で、胃を壊しました。 こんな事やってて本当に良いのかなぁ???と思いつつヨーロッパに 行きたい!行きたい!と思う今日このごろです。
地図上ではベルリンよりミュンヘンの方が近いですが、飛行機での移動となると、 似たようなものになります。あ、ミュンヘンはブカレストからLHの直行便があった。 ミュンヘンまで2時間のフライトです。到着が午後6時過ぎっていうのがちょっと。 また出し物なども調べてみますね。 ウィーンならブカレスト午後4時半発の列車で、到着が朝9時です。これは使える。 今日の2時〜6時の間の移動: アパート→大学→アパート→大学本部→大使館→日本人学校→アパート→日本人学校→学部長室→日本人学校→アパート たまにはこんなに慌ただしい日もある、という1日(4時間)でした。タクシーも バスも市電も使いました。大学と大学本部と学部長室は、それぞれ1〜2キロ離れ ています。本部では、書類の提出、学部長室では外国人教師(私もその1人)を招 いてのシャンペンの夕べ(ほんとにシャンペンと軽いビスケットのみ)という用事 でした。そのため、日本人学校でのカレーライス作り大会には、作っているときし か参加できませんでした。生まれて初めてカレーライスを食べる学生たちの反応が 見られなかったのはとっても残念。シャンペンの会を途中で抜けて(とはいっても、 こちらのこういう会は、「終わり」がはっきりしていなくて、なんとなく人が少なくなって いって終わるようです。)日本人学校に戻ったときには、学生はもういなくて、お皿 1枚に山盛りのカレーがアルミホイルに包まれて私のために残されていました。 残っていた先生の話によると、口にあわなくて食べられなかった学生はいなかった ようでした。私もアパートに持って帰って温めて食べました。初カレーライスの感想 は、是非明日授業で聞いてみようと思います。 学部長室のある建物は、いわゆる「大学広場」というところにあって、ここはまさに ブカレストの中心です。大学の建物と、電飾の通りをはさんで反対側には国立劇 場。その前の広場では、午後6時ですでに暗く、気温も零下だと思われるのに、 PRO-TVというTV局が野外ステージを出してにぎやかにやっていました。 道ゆく人々も、どこかうかれているように見えました。
長坂君からメールが来ました。ここの住民票に登録されていない人に挨拶状を 出したときに私のアドレスを知らせたのです。ここのことも紹介したので、早速 のぞいているのではないでしょうか。 覗いたら一言書いてね。>長坂くん。 彼のOKが出れば彼のアドレスも紹介します。 映画館に行ってみました。ブカレストにも映画館は結構たくさんあります。大学と 同じブロックにも、大通りに面しているところに映画館があります。最近、そこの 看板がディズニーのヘラクレスになりました。大学の先生に聞いても、この映画館 なら1人で行っても安全だということなので、行ってみることにしました。ディズ ニーなら、言葉がわからなくてもなんとかなるはずです。料金は8000レイ。1ドル です。中は2階席もあるほどの広さで、スクリーンも大きく、端の方の座席と スクリーンの向かい合う角度もよくできているし、前の人の頭も邪魔にならないし、 日本の映画館よりもゆとりのあるつくりになっています。平日の午後の上映です から、観客はそれほど入ってはいません。100人くらいです。親子連れ、学生な どが中心です。中ではやっぱりポップコーンとかチョコレートとか飲み物、ディズ ニーグッズ、映画のビデオテープなどを売っています。ロビーから映画を見るホー ルに入るところに警備員がいるのが日本とはちょっと違います。5分前に突然暗く なって予告編が2本とCMが1本、一度明かりがついて、すぐ消えて、本編の始ま り。暖房は十分ではないようで、はじめコートを脱いで見ていましたが、途中で着 込みました。音声は英語で、ルーマニア語の字幕が出ます。字幕にまで気を配って いると、聞き取れる英語が少なくなるので、字幕はほとんど無視です。まあ、見た ってほとんどわかりませんけど。映画の中味については、1ドルしか払っていない からそう思うのかもしれませんが、1500円も払って見る作品という感じではあ りませんでした。もちろん、ディズニーですから、それなりに楽しいです。ギャグ の場面などでは、他の観客もよく笑って楽しんでいました。最後の音楽がまだ終わ らないうちに明かりがついて、スクリーンにも幕が引かれました。完全入れ替え制 で、別の扉から外に出ました。 その後スイスエアのオフィスでベルリンまでのチケットを問い合わせました。正規 料金なのかどうかよくわかりませんが、週末を間にはさむプランで、7日以上2ヶ 月以下であれば、チューリヒ経由で500ドルだそうです。今のレートなら65000円。 結構な値段です。まあ、往復で4フライトすることになりますから、1フライトが 125ドルと考えれば、しかたがないのかもしれません。ほかの航空会社にも聞 いてみようと思います。 そして、今日はとうとうCDラジカセを買いました。結局SONYにしました。 ダブルカセット(オートリバースなし)で1829000レイ。 3万円弱です。買ったのはデパートの中のSONYの出店です。 棚にあった現品のみで、箱もずいぶん古くなっていました。店頭でカセット、CD、 ラジオがちゃんと動くことを確認。保証は1年。箱に入れたのはいいけれど、ガム テープもないので、蓋をかみ合わせて開かないようにするだけです。紐もなし。 そのままかかえて帰ります。店を出てデパート内を歩いていたら、店員が追いかけ てきました。カセットのチェックをして、テープを入れたままだったのです。さっそくそ の場でもう一度箱をあけてカセットを取り出して、スミマセン、と行って戻っていきました。市電の乗り場まで5分くらい歩いて、市電で帰りました。 入っていた説明書は3冊で、独・英、仏・スペイン、オランダ・スウェーデン・ポルト ガル。保証書にはさらにデンマーク・ギリシャ・イタリア・ノルウェー・フィンランドの 各語があります。でも東欧の言語はありません。余談ですが、今までには使用説 明書が東欧バージョンになっていて、東欧の各言語でしか書いてないものもありま した。例えば前任者からもらったハンドミキサー(電気泡立て器)は、ポーランド・ チェコ・スロバキア・ハンガリー・ロシア・スロベニア・その他不明な言語がふたつ (カタカナで書けばスルプスキー(キリル文字)とフルヴァツキー。旧ユーゴあたり かな?)。ルーマニア語はナシ、というものでした。 引っ越し直前の日本人学校から生徒用の古い机を一つもらってきて、その上にCD ラジカセを置きました。早速聴くことにして、選んだのはGeorgeWinstonの December。その後井上陽水。音楽が部屋の中に流れるのはやはりいいものです。 どうでもいいですが、1024人目。私の誕生日は10月24日です。それだけ。
月曜日にイギリスからお客さんが来る予定なのですが、今日の午後4時頃、その人から突然電話が 入って、空港が火事だから出発できないとの事。CNNのホームページで確かめると確かに午前5時 にヒースロー空港のバーガーキングから出火のニュース。あれ?でもイギリスとの時差って何時間だっけ と思ってよく考えるとGMTって−9時間ずれだから、日本時間午後4時に入った電話って、ホントに 速報だったんだ。そう思って、黒羽さんの投稿時間をよく見ると、んん?黒羽さんって一体何時に寝て 何時に起きてるんだろ?
今、日本とルーマニアの時差は7時間です。 イギリスとルーマニアの時差は2時間です。 私が寝るのは大抵午前2時を過ぎるので、日本時間の朝9時にはまだ起きている ことになります。最近、晩御飯を食べると眠くなってちょっと寝てしまうことが多く、 そうすると、その後もっと遅くまで起きていることになります。 #214では午前10時になっていますから、こちらでは午前3時です。 起きるのは授業に間に合うように起きます。火曜日は午前8時から、木曜日は 午前10時から、月水は午後2時から、授業があります。 まあ、それに間に合えばいい、というわけで、けっこう怠惰な毎日です。 あと1週間で冬休み。怠惰に拍車がかかりそうです。 さて、長坂君のアドレス公開のOKが出たのでお知らせします。 Office(Internet) : satoshi.nagasaka@brother.co.jp Home (Nifty) : BZG21513@niftyserve.or.jp 家だと2歳と4歳の子供がまとわりついてきて、落ち着いて見られない、ということで、 会社の方がいいということでした。 さっそくここも覗いたようです。 最近現れない河合君、住民票に追加をお願いします。 日本から持ってきた掛け時計が止まってしまったので電池を買いに行きました。ボ タン電池です。そのへんのスーパーでは見かけなかったので、オボールというとこ ろのデパートに行きました。観光客の行くエリアではなく、地元の人の利用するデ パートや市場があるところです。デパートとは言っても小さな商店がたくさん入っ ているというかたちです。その一角に時計屋があって、時計の電池があったのを記 憶していたので行ってみました。そこには6〜7人ですが行列ができていました。 カウンターの向こうに時計屋のオジサンが1人、せっせとお客が持ってきた時計の 電池交換やベルト交換をしています。目指す電池はショーケースの中にあるのを確 認したのですが、その行列に並ばなければなりません。1人時計ひとつで5分とし て、30分は覚悟が必要です。みんな黙って並んでいます。時計屋のオジサンの隣 にはその娘らしい女の子が1人。途中で出ていってジュースとエクレアを買ってき て食べていました。オジサンにもエクレアを差し出して、かじりつかせていました。 中には1人でふたつの時計を持ってきている客もいるし、途中で何か同業者がや ってきて置いてあった目覚し時計を引き取っていったり、時間がかかります。見て いる中で1件だけ預かり証を渡していましたが、あとは全部その場で解決です。ベ ルト交換は2000レイ(30円)のようでした。電池交換はよくわかりませんで した。ようやく私の番が来ましたが、私は電池を買うだけ。すぐに終わりです。日 本では一つ100円はするはずですが、3つ買って9000レイ150円弱でした。 一つでどのくらいもつかが違うかもしれません。電池にはなぜか「ボタンデンチ」 というカタカナも刻まれていました。 その後ついでに売場をいろいろ見ました。買う予定のある帽子も売っていましたが 結構高い。毛糸の、とは言っても編み物ではないのですが、毛糸のでも3000円 くらい。毛皮のだと1万円以上します。生活必需品なのに。暇そうな売場で、いく つかかぶらせてもらいましたが、私にはサイズが小さい。私の頭がデカイのです。 中に厚紙か何かの型が入って丸い形ができていて、伸び縮みはしません。それに耳 が隠れるわけでもありません。本格的に寒くなるまでになんとかしたいのですが、 今日のところは見るだけにしました。satoshi.nagasaka@brother.co.jp
深夜、国営テレビのチャンネルにコマネチが映っていました。オリンピックで10点 をとったときの平均台の映像です。ルーマニアの映像なので、アナウンスはルー マニア語、そして画面は白黒です。多分、これが1976年のモントリオールオリ ンピックで、映像は続いてモスクワのオリンピックになりました。コマネチのイメ ージのポニーテールではなくショートヘアのコマネチでした。平均台の演技が終わ って、9.90が出れば金メダル(という状況らしい。ルーマニア語なのでよくわ からない)、審査結果を待っている表情、そして結果は9.85。不満を身体中で あらわすコーチなどもうつりました。 そして画面は一転スタジオへ。そこには今のコマネチがいました。今はルーマニア にいるのですね。一度アメリカに亡命して、その後、どうしたのでしたっけ? 彼女が結婚式を挙げた教会というのも、ブカレストにあると聞いていますが。アト ランタオリンピックの開会式だったかに彼女が出ていたように思います。茶色の生 地に細かい花柄のついたワンピースを着ています。オリンピックの映像を見て何か コメントを言っていますが、残念ながら何を言っているのかは全然わかりません。 ルーマニア語を話しています。彼女の声を聞くのは、もしかしたら初めてかもしれ ません。ごく普通の声でごく普通に話しています。チャウシェスク時代の広告塔で もあった彼女は、今ルーマニアでどういう位置づけがされているのでしょう。スタ ジオにいっしょに出ていたほかの人も、そういう過去の栄光がある人 のようでした。そういう人たちを囲んでの座談会という感じの番組でした。 ルーマニアへの協力隊の第2陣がやってきました。協力隊の所属団体のJICA( ジャイカ。国際協力事業団)のルーマニアオフィスの所長宅で、歓迎の夕食会があ りました。今回は看護婦と日本語教師の二人。二人とも関西弁の女性です。日本語 教師が来たというわけで私も招待されました。ほかに6月から来ている隊員(柔道 と剣道)の二人、協力隊OBでJICAの灌漑プロジェクトで来ている職員が1人。 シューマイ(春雨の皮みたいなパイシートがあるらしい)、かき揚げ、イカリング、 白菜の漬物、みそ汁、羊羹、日本茶、など。日本から来たばかりの彼女たち2人 には、まだ珍しくもなんともないものですが、私には久しぶりのごちそう、品数 豊富な食事でした。日用雑貨のディスカウントショップ、それから、おいしいケー キ屋さんも一つ教えてもらったので、また行ってみようと思います。 豚肉を醤油で煮たのをつくっていて、うっかり焦がしてしまいました。日本のガス レンジも今はそうなのでしょうか、なかなか極弱火にならないようです。まだ大丈 夫だと思って他のことをしていて油断しました。キッチンに入ってはじめて焦げ臭 いニオイに気がつきました。肉はある程度はがして、チャーハンとかに使えそうで すが、鍋にこびりついた部分の肉と醤油の焦げたのはもう真っ黒です。焦げた鍋は 数日間太陽にあてると、ある日焦げたのがはがれてとれる、というのを以前読んだ ことがありますが、こちらのように、この先、そんなに太陽が期待できないところ ではどうしたらいいのでしょう。とりあえず今はほったらかしです。まあ、明日に でもちょっとタワシでこすってみることにします。
天気予報はモスクワのマイナス23度を告げています。いよいよでしょうか。でも ブカレストはプラス5度。まだまだでしょうか。こちらに来る前は、12月なんて、 もうマイナス10度くらいかと思っていたもので、なんだか拍子抜けです。まあ、 統計上は日本では東北地方あたりと同じくらいということなので、特別な寒波が 来たとき以外はこんなものなのかもしれません。それとも今年が特別なのかもしれ ません。日本も暖冬気味らしいですね。でも、今、また天気予報になったので、画 面をよく見たら、モスクワはマイナス記号なしの23度でした。単に機械的なミス かもしれません。 夕方、呼び鈴が鳴って、ドアの外ではクリスマスキャロル。「もろびとこぞりて」 の混声5人くらいの合唱でした。ドアを開けた場合、それからどうしたらいいかわ からなかったので、居留守を使ってしまいました。何かカンパでもするのかな。そ れとも反対に何かくれるのかな。大学でも火曜日にクリスマスキャロルが回ってい た、と同僚が言っていました。そういうのが家にやってきたらどうするのか、聞い ておけばよかった。明日早速聞いて、来年に備えることにします。 今日聴いたCDはブルックナーの7番(朝比奈&大フィルの聖フロリアンでの録音) とSMAP(COOLというベストアルバム)。SMAPは、発音も聞き取りやすそう だし、歌詞もおもしろいから教材として使えるかな、と出発間際に1枚買っ たものです。SMAPをこうやってしっかり聴いたのは初めてでしたが、オモシロ イですね。それに、思春期の女の子が憧れるような世界がそこにあるという感じ。 私は男性ではないからわかりませんが、でも、このCDの中に出てくるような男の 子はやはりいわゆる少女漫画の世界なんかにしか存在しないのでしょう。多分。 ざっと聴いた感じでは、まず、ちょっと強気な女の子にふりまわされてウロタエル 男の子、それから、ちょっと内気な女の子を、高いところから手を差し伸べて励ま す男の子、そういう男の子がCDの中の男の子像のように思いました。 現実の男の子に対して、こういう歌からの幻想(特に後者)を抱いて向かい合った とき、あまりにかけ離れていて、「ちがうわ、こんなんじゃないわ」と思うんじゃ ないかな。それとも、男性がSMAPを聴いたとき、「そうそう、そうなんだよね」 と思うのでしょうか?男性の意見をお伺いしたいです。 昨日の分の、協力隊員との夕食会のところで、「春雨の皮みたいなパイシート」と 書いたのは、賢明な皆様ならお察しくださったかと思いますが、「春巻の皮みたい なパイシート」の誤りです。昨日の帰り際に、奥さんがそれを少しくれたので、今 日、うちで春巻風なのを作ってみました。春巻の皮よりずっと薄くて、乾燥が始ま っていて、巻こうとすると破れたりします。そういうところには、はしっこの皮を ちょっととって、水溶き小麦粉の糊でくっつけて修理してしまいます。中味はその 辺にあるものです。昨日焦がした鍋の中味の豚肉とか、コーンの缶詰の残り、スー パーで買った輸入もののインゲン。最後にごま油をたらせば風味はすっかり中華で す。皮は油にいれると、あっという間にぱりぱりになりました。これは使えるかも しれない。でも、一袋全部で春巻を作ると、32本もできるらしいのがちょっと問題。 それにしても、ルーマニア人はこの皮を何に使うのでしょう。その辺のパン屋(ス ナック屋)で、りんごやチーズを中に入れて、これに似た皮で包んで、オーブンで 焼いたものを売っていますが、あれ用かもしれません。ウィーンのお菓子でアップ ル・シュトゥルーデルという、パイ生地を極薄に伸ばして(生地を通して新聞が読 めるくらい)、それにりんごの刻んだのを包みこんで焼くお菓子があります。それ の庶民的な感じのスナックです。
昨日は何を呑気なことを言っていたのでしょう。 とうとうやってきました。インターネットで見るヨーロッパの天気図では、モスク ワあたりにものすごい高気圧です。1055ヘクトパスカルって、相当ではないでしょ うか。日本の天気図では見た記憶がありません。そこからの強い風が吹いています 。二重窓の外側の木のよろい戸がガタガタ鳴っています。二重窓にもかかわらず、 冷たい風が部屋の中にも入り込んでいます。外では午後から雪も少し降っています 。窓から覗くと、道路の雪は軽々と風にあおられて飛び去って行きます。お向かい の3階でも、窓から風が入り込むのでしょう、なにやら窓の具合をチェックしてい るような人影が見えます。 インターネットで気温をチェックしてみると、ロシアは軒並みマイナス20度以下です。 マイナス40度のところもあります。TVの天気予報でも、ヨーロッパのアルプスより 北側の地域はほとんどマイナス10度を下回っています。ブカレストもマイナス9度 と言っています。明日の朝は、8時から授業。ひゃ〜。救いは部屋の中が冷え込 まないこと。確かにこれだけの強風だと、足元の空気が冷たくて風が入り込んで 来ているのがわかりますが、それでも壁のパネルヒーターのおかげでTシャツです ごしています。したがって、たぶん、明日の朝も、寒くて布団から出るのが嫌だ、 ということにはならないと思います。問題は、ドアを出て大学に着くまでの間です。 風の入り込み方は、特に台所がすごい。台所のドアの外に少し空間があって、ガラ スで外とを隔てている空間があり、その先にもう一つドアがあります。そこを出る と、吹き抜け(屋根なし)の空間。ゴーゴーと音をたてて風が渦巻いています。そ の風が入りこんできています。何を作るわけでもないけれど、思わずオーブンに火 を入れてしまいました。オーブンはキッチンでは暖房の役割もできそうです。ガス 代は管理費に入っているようですが、とても安いらしいです。私のアパートは日本 でいう2階にあります。キッチンの床はタイルなのですが、幸い、どうやら真下が ボイラー室のようで、はだしでいても床は温かいです。 このボイラー室から、建物全体にお湯や壁の暖房が供給されているわけです。ちょ っと調子が悪いと、最上階には暖房もお湯も届きにくい、という事態になるのだそ うです。暖房のパネルの中には、お湯だかオイルだかが循環していて、その熱で暖 房をしているそうです。どこかで空気が入り込むと、その空気は当然上にあがって いって、最上階のパネルには空気がたまってしまって、暑いお湯だかオイルだかが 循環しにくくなるらしいです。お湯も、5階くらいまでは来ているけれど、それよ り上には来ていない、というアパートの最上階に住んでいる日本人留学生がいます 。そんなわけで、こちらで部屋を借りるときは、最上階は避けた方がよいらしいです。 ★お願い★ 皆様、もし年賀状に余裕があったら、ブカレストに1枚送ってください。年賀ハガ キに20円切手を追加して貼ればOKです。日本の習慣の一つとして、1月に学生 に紹介したいと思います。家族の写真入り、版画、毛筆、普通の印刷、プリントゴ ッコ、ワープロ、コンピューターグラフィック、なんでも結構です。 宛先: CHIKAKO KUROHA C/O Embassy of Japan str.Polona nr.4 Sect.1 Bucuresti ROMANIA よろしくお願いします。
念のため。 ハガキのオモテには「Air Mail」と書くのをお忘れなきよう。
「Air Mai」と書くのは赤い字で書くのがルールかもしれません。 郵便局でもらえるエアメール用のシールを貼るのでも、もちろんOKです。 (ルーマニアにはこのシールがないようです。)
こんなことで投稿数を増やしてすみません。 もちろん#220の「Air Mai」は、「Air Mail」の誤りです。 ところで最近河合君はどうしているのでしょうか? 長坂君の追加、よろしくね。
それでは、リクエストにお答えして、説明の難しいはがきをお送りしましょう。
いや〜、みなさんお久しぶりです。なんて言っても毎日このページは読んでます。 先月末はワークステーションの入れ替え作業でてんやわんやでした。今月に入って 一週間京都の国際会議に出てました。と言ってもCO2会議じゃないよ。京都は 物心ついてから来たのは初めてで、会議期間中けっこうあっちこっち行きました。 まずは学会初日、夜間拝観している高台寺のお庭見物。紅葉は終わり頃でしたが それは美しい光景でした。ご住職がインターネットで講話しているとかで、その 新刊本「気負っているあなたへ」とかいうのが置いてありました。中は高台寺の 中を写した美しい写真とともにストレスのかかった現代人に肩の力を抜いて生き ていくすべを説いたありがたい本でして、迷わず買ってしましました。また機会 があったら内容を紹介します。2日目は朝から晩まで学会&宴会で、3日目は早 起きして清水寺の早朝拝観へ行きました。7時ごろだというのにもう修学旅行の 団体でごったがえしておりました。前の晩に雪が降ったようで、清水の舞台はうっ すらと白くなっていました。そこから2年坂、3年坂という風情のある石畳の道 を通って丸山公園(?)を抜け、智恩院の前を通って学会会場のある平安神宮ま であるきました。5分遅刻しちゃった。 もう昼休みが終わる。つづきはまたね。 年賀状昨日買ってきました。これからどんなのにするか考えます。ブカレストへ はいつとどくことでしょう?
頬が痛い。歩いているときも、風が強くて、むき出しになっている顔が痛かったの ですが、部屋の中に入って既に8時間近くたっている今も、頬骨のあたりがひりひ りして、ほてっています。こうして「りんごのほっぺ」になっていくのでしょうか。 歩いているときは顔がなんだかしびれるようにさえ感じました。思わず百面相み たいに顔の筋肉を動かしてほぐしながら歩いていました(前から人が来ないとき)。 でも、スキー場のような、きりりとした空気の中にいるのは悪くありません。ほ んとに、一日スキー場にいるみたいでした。そりで遊んでいる子供もいました。 こういう時に玄関前の雪かきが条例で決められているドイツなんかは、大変でしょ うね。ルーマニアはほったらかしです。 日本人学校の玄関にある温度計によると、夕方の気温がマイナス8度くらいでした。 午後には雪はやみましたが、朝のうちは細かい雪。前夜からの雪はほんとうにパ ウダースノーで、風の通り道になったところには全く積もっていなくて、濡れても いないし、凍ってもいないのに、吹きだまりでは、ひざ近くまで溜まっています。 アパートのビルから外に出るところは足首を軽くこえるくらい溜まって(積もって という感じじゃない)いました。隙間からドアの中にまで少し入り込んでいました。 クルマが通って白くなくなった雪でも、まるで湿った砂みたいで、シャーベット 状にはなりません。 シベリア寒気団としては1055ヘクトパスカルはそんなに珍しくないようですね。今 日見た10日ほど前の朝日新聞の天気図でも出ていました。でも、大寒波は大寒波な んですね。TVでもモスクワの今世紀の記録とかいっているようにも聞こえます。 そこまですごいのかしら。 でもよかった。もしこれが普通だとしたら、ちょっと心構えを立て直さなければならな いところでした。でも、去年は夜にマイナス24度までいったことがあるらしいです。 明日の朝はマイナス13度とか言っています。 今日はバスの検札にはじめて遭いました。同僚といっしょにバスを待っていると、 同じようなダウンジャケットを着た5人くらいの集団がいて、その人たちを見て、 あれは検札の人、と教えてくれました。その集団も私たちと同じバスに乗り込みま した。バスの中は雪のためもあって結構混んでいます。まあまあ真面目な私でも、 これくらいの混み具合だと、パンチ器までたどりつけない時には面倒なのでパンチ をパスしてしまうところですが、今日はもちろんちゃんとキップにパンチを入れま す。ドアが閉まってすぐに検札。オジサン集団の1人が後ろから私の肩を叩いて、 「キップがナントカ〜」と言ってきました。私のキップのパンチの穴をチェック。 バスによってパンチの穴のあき方と数が違うのです。バスの内部のあちこちにある パンチ器でパンチ(文房具の2穴パンチと同じ仕組み)すると、キップに最大3×3 で9個の穴があくようになっています。バスによって、その9つの穴のうち、ど こにいくつの穴をあけるかが違っている、というわけです。チェック済みの印にキ ップの端をちょっと破って終わり。私の横にいた青年の場合は、オジサンがまず検 札係であることの証明書を見せていました。青年はカバンの中から定期券らしいも のを見せていました。雪のための渋滞で、次のバス停まで時間がかかり、逃げ道が ないので、検札には絶好の天気といえそうです。
今年最後の授業も終わりました。冬休みです。やったー。 クリスマス・プレゼントとして、学生たちに英和辞典を配りました。出発前に、高校 教員の知人にあちこち頼んで、高校に送られてくる、採用見本の辞書を集めてルー マニアへ持ってきたものです。あまり市販ルートに出ない出版社のもありますが、 だいたいは本屋で売っているのと同じです。学生達は、いろいろ見比べて、選ん でいました。今日の3年生の学生は、私のサインがほしい、と言ってきたので、中 表紙に、一言+署名を書いてしまいました。なんだかちょっとてれくさいものです。 他には、毎日日本から送られてきている新聞を一部ずつ配りました。ほとんどの 学生にとっては初めての日本語の新聞です。1年生はまだほとんどわかりませんが 、クルマやウィスキーの広告を見ていました。2、3年生になると、見出しや中味 も読んでみようとする学生が多くいました。中国残留孤児の写真とプロフィール、 株価や不動産情報のページ、テレビ朝日が日本シリーズの7試合のうち4試合を中 継する、という広告など。TV or NOT TV?という、ハムレットのセリフをもじった 新型テレビの広告は1年生にもおもしろいようでした。SMAPやKINKI−KIDSの 写真つきの広告もあったので、これは日本のアイドルです、と説明しましたが、 カッコイーという反応はありませんでした。 もう一つ配ったのは、お箸。100円ショップで3膳100円のを持ってきたものです。 そんな安物でもルーマニアでは手に入りませんから、喜ばれます。持ち方の 練習もしました。どこの国にも器用な人と不器用な人はやっぱりいます。 3年生たちは、お礼にということでしょうか、クリスマスキャロルを歌ってくれま した。初めのは聴いたことがない曲で、サンタクロースについての歌ということで した。2曲めは「もみの木」でした。そこで思いついて、「きよしこの夜」の日本 語の歌詞を黒板に書いていっしょに歌いました。3年生のたった1人の男子学生が 来ていなかったので、女声コーラスでしたが、教室にひびく歌声はとてもきれいで、 学生たちも幸せで、いい時間でした。 その後、今日は国立美術館へ。安藤広重の版画が来ています。国際交流基金も関係 しているようです。入場無料。観客は、ぱらぱらというところです。東海道五十三 次の版画は、江戸日本橋から京都三条大橋まで、全部そろっていました。1箇所に つき、刷り具合がちがうものが複数枚展示されているのもたくさんありました。別 室ではトルコの豪華な刺繍の展示。 顔が痛くなるほど寒いのは今日も同じですが、青空なので、市場にも寄りました。 こちらでは、クリスマスには七面鳥よりも豚肉を食べるのだそうです。市場の一角 にある肉屋の豚肉売場のショーケースには、今日の分は売り切れたのでしょう、一 番高いヒレ肉と、背脂みたいのしかありませんでした。外の屋台の野菜売場もモノ がありません。キャベツは外側の葉からだんだんはがされて、小さくなって、そし てほとんど凍っています。これからしばらくは、野菜はスーパーの輸入品と缶詰に 頼ることになりそうです。
市場では大きなトラックがツリー用に切った木を満載しています。3メートルくら いです。木を立てるための木製のスタンドも売っています。値段はわかりません。 しかし、あんなにたくさん、買う人がいるのでしょうか。時々持って歩いている人 はみかけますが。日本のお正月の門松とか、しめ縄とか、そういうのとおんなじよ うなものでしょうか。 ここのクリスマスのお菓子はコゾナックという名前で、パンに近いものです。パン よりは黄色い生地なので、卵が多いのかもしれません。その生地に、レーズンとチ ョコレートの層を巻き込んで、パウンドケーキの型で焼いたという感じです。私が パン屋で買ってみたのは、パウンド型1本分くらいで10000レイ、160円く らい。同僚にいわせると、このコゾナックがちゃんと膨らむことが、いい主婦の証 なのだそうです。主婦の面目にかけて、各家庭ではコゾナック作りに励むものと思 われます。 天気図によると、モスクワ方面から高気圧がやってきていて、今日は一日快晴でし た。青空が広がってはいても、寒さの方は、最高気温がマイナス8度くらいらしい です。でも、風がないので、それほど寒くはありません。お天気がいいから、ちょ っと外に出ようかな、という気分になります。ここ数日の寒波は、例年にない寒さ だと大家さんも言うので、最初にこれだけの寒さを体験しておけば、この先の冬は どうってことがないかもしれません。大家さんは30年ぶりだとか言っています。 3日前に降った雪も、歩くとまだキュッキュッという音がします。 夕方、大家さんが大工さんを連れてきて、いろいろ修理してくれました。来客用ト イレの便座の取り替え(前のが金具がさび付いて全然はずれなかった)、台所の蛇 口の水漏れの修理、浴室にあった物干しのヒモ(壁の両側からヒモを5本渡して、 洗濯物が干せるようになっている)を私にも届くように低くする、など。これで、 当面の懸案事項はだいたい終わったと言えるでしょう。でも、この寒波で、台所に 風が吹き込んでくる件については、ドアの周囲に隙間ふさぎのテープを貼ることに して、それはまた次回ということになりました。大工さんの作業中に、大家さんが 近くの店に探しに行ってくれたのですが、昨日まであったが今日はない、とかいう ことでした。みんながいっせいに隙間ふさぎテープを必要としたわけです。 今日やってきたクリスマスキャロルは、小さな子供4人でした。こっちがガイジン でも、うろたえません。ルーマニア語で、「ウタッテモイイカ」と尋ねているよう です。歌はヘタクソでした。4人で歌詞はそろわないし、音程はないし。上の前歯 が2本ちょうど抜けている女の子もいます。私と目があうと、うれしそうに笑いな がら歌います。1曲終わって、男の子が「ジングルベルヲウタオウカ」と言ったの で、それも歌ってもらいました。ちょっとムチャクチャでしたが、英語でした。ガ イジンに配慮したものと思われます。これもヘタクソでした。でも、小学校低学年 くらいの小さい子だったので、お菓子をあげました。前によそでもらって、残って いたお菓子ではありましたが。こういうクリスマスキャロルが来た場合、基本的に は、こちらにその気があったら、ドアをあけて、歌をきいてやって、りんごとかお 金をあげればいいのだそうです。子供たちは、サンキューと英語で言って、次の部 屋をめざして階段をあがっていきましたが、やっぱりお金の方がうれしかったんだ ろうなと思いました。私も財布をチェックしたのですが、あいにく少額紙幣が1枚 しかなかったので、お菓子にしたのでした。
先日言った、私のところに来ているお客さん、実はブレーメン出身のドイツ人だったので、 黒羽さんが言っていたBPOからの手紙の文章(Wir reservieren bereits seit dem 19. Mai 1998.)を見せて、訳してくれと頼んだのですが、返事は This sentence dose not meke sense. でした。前半は過去時制なのに、後半は未来のことを言ってるから、なんのこっちゃ 判らんそうで、BPOの人がこんな文章を書くなんて信じられんそうです。
下の「dose」はもちろん、「does」の間違いです。「投薬」の事ではありません。 なんのこっちゃ。 今、ふと思ったんですが、ブレーメン出身なんて、結構な田舎者だから、 都会で流行ってる言い回しを知らないだけなのかもしれない..
よく見たら、makeも間違ってました。だめだー集中力が無い...
ドイツ在住の知人や、カイロ在住の日本人の知人のドイツ人などからも、この文は オカシイと言われています。でも私はカット&ペーストしただけで、一切手を加えて いません。ガイジンがバイトでBPOのメール打ちをやってるのかもしれない。 でも、こんなのは定型文として登録されているだろうし。謎。 とりあえずスイスエアでベルリン往復500ドルを予約しようかな、と思ってます。 ウィーン経由は528ドルでした。こっちの方が距離は短いはずなのに。 スーパーのレジが済むまでにものすごく長い時間がかかりました。金曜日の夕方で 、そもそも客も多い時間帯なのに、全然前に進まない。4箇所くらいあるレジが全 部ストップしています。どうやらおおもとのコンピューターのエラーのようです。 バーコードを読み取るしくみなのですが、それができないらしく、レジ係の店員も どうしようもなく、復旧を待つのみ。ようやく直っても、2人くらい進むとまたエラー。 こんなエラーを何度も繰り返すという具合で、レジの列に小一時間も並んで いたかもしれません。アイスクリームとかをカゴに入れて並んでいたら、溶けてし まっていたことでしょう。こちらの人たちも、みんな黙ってじっと待っています。 数年前までのモノを求めての行列で培われた我慢強さでしょうか。その頃の行列は 寒くても外で並んでいたわけです。今は暖かい店内なので、不平も少ないのかな。 中には、割り込みをしかけてきた人もいました。さりげなくカゴを私の前に入れ込 もうとするのです。カゴの中は牛乳パックが3本、紙オムツ、など結構な量です。 今日の私は寛大ではなかったので、入れさせませんでした。ちゃんと並びましょう、 と、言えるといいのですが、小心者なので言えません。私の前には入れないぞと いう固い決意のみです。私の前の人と私との間に隙間ができないようにくっついて 並びました。結局彼女は私の後ろに割り込みました。割り込まれた、私の後ろの人 は何も言っていないようでした。 日没前に店に入ったはずなのに、出てきたらもう真っ暗でした。 今日も朝はマイナス17度くらいだったそうです。でも快晴で青空が広がっている のは気持ちがいいです。太陽は偉大なもので、ひなたを歩いていると、わずかでは あるけれど太陽の熱を感じます。 最近のTV映像では、イスタンブールの雪、ドイツでの滑って転んだ人などが映っ ていて、この寒波が普通ではないことを伝えています。ブカレストでは気温が低い ことが幸いして、雪が一旦溶けたあとの凍結はなく、滑る心配は少ないです。でも、 どういう具合か、ところどころに一度溶けて凍ったところがあって、そこはほん とにつるつるです。この数日の寒波の中、私は今日初めて滑って転んだ人を見まし た。みんな気を付けてそろそろと歩いています。普段の倍ちかく時間がかかってい そうです。
アテネ音楽堂という伝統ある立派なコンサートホールへ、ザンフィル(ザン・フィ ルハーモニーではないです)のナイの演奏会を聴きに行ってきました。ゲオルゲ・ ザンフィル(Zamfir)というのは、ルーマニアの民族楽器、ナイ(パンパイプ、 パンフルート)の第一人者です。今はフランスに住んでいて、時々ルーマニア でコンサートを開くそうです。 アテネ音楽堂のホールは、全体が円形で、その円弧の一部分が切り取られてステー ジになっているような構造です。客席をぐるっと囲んだ壁には、ルーマニアの歴史 の一場面を描いたらしい壁画が描かれています。馬に乗った偉そうな人とかが描い てあります。ステージの外枠の上の両側には、トランペットを左手に、月桂冠(日 本酒ではなくて)を右手にもった天使がいます。天使と天使のあいだには1888 と描かれているから、もう100年以上の歴史のある建物ということでしょう。 一般の平土間のほか、4〜5人のボックス席がぐるりと取り囲んでいます。 今回の演奏会のチケットは、大使館が入手してくれたものだったのですが、私がも らった席がなんと貴賓席でした。つまり、舞台から見て正面やや上に位置する、ち ょっと出っ張った一区画です。椅子の数は30くらい。最前列の舞台向かって右端 には日本大使夫妻。公使、参事官など、大使館の皆様方です。そんな席とは知らず に、すっかり普段着で行ってしまった私。(その座席を私にあてがった、当の大使 館員は、ちゃっかり平土間の一般席に座っています。)貴賓席の最前列中央は空席 のまま始まりましたが、休憩後、そこにはコンスタンチネスク大統領夫妻が拍手で 迎えられてやってきました。私の座っているところから障害物なしで2メートルも ないところです。ガードはいますが、もちものチェックとかは全然なかったので、 私が狙撃しようと思えば簡単に出来る席でした。テレビの中継も入っていたので、 大統領を映すときに私まで映ってしまうのかしら、こんな服(シャツとセーター) なのに、と心配しました。 さて、ナイは、パンパイプ、パンフルートと一般に言われているもので、パパゲー ノの笛みたいなのです。フルート吹きの方々が詳しいのではないでしょうか。ハー モニカのフルート版とでもいうのか、竹筒(のようなの)が長〜短にやや弧を描い て並んでいて、空き瓶の口のところを吹いてボーと音を出すようにして音を出しま す。日本でおなじみといえば、NHKの午後7時のニュースの途中(後半)に、季 節の映像をうつす短いコーナーがあり、そのバックに流れているのがこのナイです 。 舞台上の机の上には、大小6種類くらいのナイが並べられていました。今回ナイを 演奏するのはザンフィルだけ。ナイとパイプオルガン(舞台後方に備え付け)、ナ イと民族楽団、ナイとオーボエとパイプオルガン、という組み合わせでした。民族 楽団は、メロディーがクラリネット、トランペット、バイオリン、伴奏がビオラ、 コンバス、アコーディオン、そして(プログラムによれば)ツァンバルという名前 の楽器。奏者の前に横長の浅い箱があり、中にはスチールらしい弦が何本も貼って あって、フエルトのようなのが先端についているバチを両手に持って、それで弦を たたいて音を出しているようです。原理はピアノといっしょなのかな。遠くから見 ていると、演奏の仕方は木琴とか鉄琴を演奏しているかのように見えます。これも 詳しい人がいたらコメントをお願いします。 季節柄、クリスマス向けの讃美歌のメドレーなどもあり、民族楽器といっしょの時 には、掛け声や歌までも入った速いテンポのものもあり(ビオラの裏打ちは大変そ うだった (^^;))、音色は哀愁を帯びた風のようで、尺八のような響もあり、 日本の民謡にもぴったりしそうでした。 その後誘われるまま、公使、参事官夫妻と行ったレストランでも、また同じような 民族楽団がやっていました。(こちらのレストランでは、こういう民族音楽の生演 奏はよくある。)ナイを間近に見せてもらうことができました。もともとはルーマ ニアにあるナントカという植物から作るのだそうですが、今は日本の竹を使ってい るとのこと。彼は72年だかに日本に行ったことがあって、その時の写真も見せて くれました。赤旗の大会で演奏しているものでした。ギンザ、ヨコハマ、NHKに も行ったと言っていました。 寒さも緩んで、雪ではなく小雨が降っています。アパートに帰ったら12時直前。 AsahiComのページで伊丹十三が自殺というのが飛び込んできました。こう いうのはこちらのTVでは絶対に流れないので、驚きました。(ポケモンの事件に ついては、こちらのニュースでもちらっとやってました。)
アテネ音楽堂という伝統ある立派なコンサートホールへ、ザンフィル(ザン・フィ ルハーモニーではないです)のナイの演奏会を聴きに行ってきました。ゲオルゲ・ ザンフィル(Zamfir)というのは、ルーマニアの民族楽器、ナイ(パンパイプ、 パンフルート)の第一人者です。今はフランスに住んでいて、時々ルーマニア でコンサートを開くそうです。 アテネ音楽堂のホールは、全体が円形で、その円弧の一部分が切り取られてステー ジになっているような構造です。客席をぐるっと囲んだ壁には、ルーマニアの歴史 の一場面を描いたらしい壁画が描かれています。馬に乗った偉そうな人とかが描い てあります。ステージの外枠の上の両側には、トランペットを左手に、月桂冠(日 本酒ではなくて)を右手にもった天使がいます。天使と天使のあいだには1888 と描かれているから、もう100年以上の歴史のある建物ということでしょう。 一般の平土間のほか、4〜5人のボックス席がぐるりと取り囲んでいます。 今回の演奏会のチケットは、大使館が入手してくれたものだったのですが、私がも らった席がなんと貴賓席でした。つまり、舞台から見て正面やや上に位置する、ち ょっと出っ張った一区画です。椅子の数は30くらい。最前列の舞台向かって右端 には日本大使夫妻。公使、参事官など、大使館の皆様方です。そんな席とは知らず に、すっかり普段着で行ってしまった私。(その座席を私にあてがった、当の大使 館員は、ちゃっかり平土間の一般席に座っています。)貴賓席の最前列中央は空席 のまま始まりましたが、休憩後、そこにはコンスタンチネスク大統領夫妻が拍手で 迎えられてやってきました。私の座っているところから障害物なしで2メートルも ないところです。ガードはいますが、もちものチェックとかは全然なかったので、 私が狙撃しようと思えば簡単に出来る席でした。テレビの中継も入っていたので、 大統領を映すときに私まで映ってしまうのかしら、こんな服(シャツとセーター) なのに、と心配しました。 さて、ナイは、パンパイプ、パンフルートと一般に言われているもので、パパゲー ノの笛みたいなのです。フルート吹きの方々が詳しいのではないでしょうか。ハー モニカのフルート版とでもいうのか、竹筒(のようなの)が長〜短にやや弧を描い て並んでいて、空き瓶の口のところを吹いてボーと音を出すようにして音を出しま す。日本でおなじみといえば、NHKの午後7時のニュースの途中(後半)に、季 節の映像をうつす短いコーナーがあり、そのバックに流れているのがこのナイです 。 舞台上の机の上には、大小6種類くらいのナイが並べられていました。今回ナイを 演奏するのはザンフィルだけ。ナイとパイプオルガン(舞台後方に備え付け)、ナ イと民族楽団、ナイとオーボエとパイプオルガン、という組み合わせでした。民族 楽団は、メロディーがクラリネット、トランペット、バイオリン、伴奏がビオラ、 コンバス、アコーディオン、そして(プログラムによれば)ツァンバルという名前 の楽器。奏者の前に横長の浅い箱があり、中にはスチールらしい弦が何本も貼って あって、フエルトのようなのが先端についているバチを両手に持って、それで弦を たたいて音を出しているようです。原理はピアノといっしょなのかな。遠くから見 ていると、演奏の仕方は木琴とか鉄琴を演奏しているかのように見えます。これも 詳しい人がいたらコメントをお願いします。 季節柄、クリスマス向けの讃美歌のメドレーなどもあり、民族楽器といっしょの時 には、掛け声や歌までも入った速いテンポのものもあり(ビオラの裏打ちは大変そ うだった (^^;))、音色は哀愁を帯びた風のようで、尺八のような響もあり、 日本の民謡にもぴったりし%
うーむ、伊丹十三が自殺したんですか。日本のニュース逆輸入の河合です。もっと 新聞読まなきゃ(いやテレビ見なきゃ)。くろさんがアテネ音楽堂の貴賓席で大統 領と同席したということを友人のルーマニア人に話したら、きっとくろさんを日本 からの国賓かなんかすごく偉い人だと思うに違いないですよ。ぜひ次回からはよそ 行きのシャツとセーターを来ていって下さい。 ところで、231番の方があとに投稿されているのになんで232番の方があとなの? 次元を超越している。
投稿がいくつか消えてしまったのはなぜ??? 電話がかからない。ツーという発信音はするので、ダイヤルするのだけれど、向こ うにつながらない。FAXがついている電話機の方は発信音もしない。もちろんイ ンターネットにも接続できない。今までの平安が、こんな電話線一本で保たれてい たのか、とうろたえるほど、不安な状況です。大家さんの家には電話がないし。公 衆電話は近くにないし。そもそも公衆電話のかけかたがわからないし。 以前、大家さんから、とても親切な夫婦、ということで階下の住人ジョルジェスク 夫妻を紹介してもらっていたので、たずねて行きました。午後でしたが、ジョルジ ェスク夫人が一人、寝間着姿でテレビを見てくつろいでいたところへおしかけてし まったようです。ガウン姿でドアをあけてくれました。申し訳ない。奥さんは英語 ができないし、私はルーマニア語が相変わらず。それでもなんとか状況はわかって もらえるものです。とにかく、大家さんのお母さんのところに電話をかけてもらい ました。大家さんのお母さんは、英語はゼロなので、ジョルジェスク夫人が状況を 説明してくれました。とりあえず、明日、お母さんから大家さんの勤務先に連絡し てくれるとのこと。さらに、ジョルジェスク夫人は、もし必要だったら、うちへ電 話をかけにいらっしゃい、とも言ってくれた(らしい)。ルーマニアの人たちは、 こんな風に基本的にはとても親切です。しかし不安。距離的には離れていても、い つでも気が向いたときに日本の情報を取り出せた環境が、こうしてあっけなく、な くなるとは。多分、数日中には解決するでしょうが、クリスマス休暇も迫っている し。長引いたら、だれかの家にコンピューターを持ち込んで送信することを考えな ければ。 そのうち、友人から電話がかかってきました。受信はできるようです。これだけで も安心感が相当違います。外からの何らかの緊急事態は受けられる。 こういうこともあるから、実家などには、私のアパートの電話がつながらない時の ために、誰か他の日本人の家の電話番号も知らせておかなければ、と思いました。 気をとりなおして。 こちらにいると、年の瀬の慌ただしさがないです。とてもあと10日で新年とは思 えない。こちらの人々の日常生活とはあまり縁のない生活をしているからかもしれ ませんが、ふと思ったのは、TVのCMです。日本では、今、何をすべき時なのか 、CMが教えてくれるように思います。年末だと、大掃除用の洗剤、お歳暮、年賀 状はお早めに、年賀状印刷用パソコン、プリンタ、ワープロ、お正月を写そうフジ カラー、新春用のビール、クリスマスプレゼント、宴会のための胃腸薬、、、ぼー っと見ていても、自然に年末の慌ただしさが刷り込まれるのではないでしょうか。 こちらでは、そういう季節感あふれるCMは少ないように思います。コカコーラは 、日本でもやっていましたが、サンタ付きのコークのトラックの行列が雪の中を進 んでいくCMをやっていますが、あとは気が付きません。もっとも、いつもついて いるチャンネルがあまりCMをやらないこともあるでしょうが。思えば、タバコ、 アルコール、クルマのCMをあまりみかけません。と思ってチェックしてみたら、 バレンタイン、ティーチャーズというウィスキー、フィンランディアというウォッ カ、Tuborg(ビール)、ベンツ、Winston(タバコ?)のCMをやっ てました。他に見るのは、洗濯用洗剤、台所用洗剤、携帯電話、シャンプー、栄養 クリーム(輸入物)、筋肉痛の塗り薬、咳止め、高級雑貨店、スープの素、オレン ジジュース、コルゲート歯磨き、など。輸入製品のCMが多いです。 クリスマスを題材にしたものはありますが、やはり日本とは違います。CMでやら なくたって、クリスマスはクリスマス。CMに教えてもらうことではありません。 CMをチェックしようとしてルーマニアのTV局にしたら、89年の革命から8年 という記念行事をやったというニュースをやっていました。昨日演奏会場でいっし ょだった大統領は、今日はセーター姿でサッカーのナショナルチームとドリブルし たりしています。 イタリアのTV局の3チャンネル、RAI TREでは伊丹十三のニユースを映像つきで詳しくやっていました。週刊誌の写真 、レポーターに取り囲まれる伊丹側関係者、現場の写真、生前の伊丹氏の各種映像 など。 電話回線、おかげさまで復旧しました。(22日夜)
234の1行目は何かの間違いでした。 ページを更新したら、トップが12月16日の投稿だったのです。 謎。 231と232も謎ですね。途中で一度送信が切れてやり直しているみたいですね。 232は多分どこかで事故があって、掲示板に到着したのが遅れたのでしょう。
大家さんの親戚の電気関係に強い青年クリスティがやってきて、電話機を開けて、 コードの接続をチェック。案の定、導線(銅線?)が切れかかっているところもあ ったりして、これはちゃんとした修理(ハンダ付け?)が必要だと診断してくれま した。とりあえずは応急処置で、FAXにもパソコンにもつながるようにはしてく れました。いやあ、今となっては、通信ができないのはほんとにツライです。すっ かり欠かせないものになっています。1月〜2月にドイツその他に行こうかと思っ ているのですが、こうなると、このノートパソコンも持っていきそう。でもノート パソコンとはいえ、ちょっと重い。ザウルスみたいのも買ってくればよかった。日 本にいるときには、まさか、そんなものの必要を感じることになるとは思いもしま せんでした。 今日はたくさんクリスマスキャロルの子供たちがやってきました。クリスティが来 ることになっていたので、呼び鈴が鳴ると、一応、応対しなければなりません。言 っているコトバはわからないけれど、皆同じ。とにかく、クリスマスキャロルをや ってもいいか、とたずねているのです。ドアを開けずにNu(ノー)の返事をすれ ば、おとなしく引き下がります。今日は、知人の車に乗せてもらっていたとき、民 族衣装の男性2人+トナカイの角を頭につけた人という、多分、伝統的なクリスマ スキャロルの3人組をみかけました。私のアパートあたりにやってくるのは、ごく 普段着の子供です(ドアを開けていないからわからないけど)。 夜TVでホームアローンをやっていました。私は今まで見たことがなかったのです が、そんなに複雑なストーリーじゃないことは承知しています。ルーマニア語の字 幕が出るので、勉強になるかもしれないと思って、とりあえず録画しました。字幕 に出てくるルーマニア語は、見た(聞いた)ことがあるような単語が多いです。で もそれがどういう意味なのか、勉強していないのでほんとにわかりません。でも、 簡単な英語のところを字幕と照らし合わせながら見たり、場面から推測したりする ことはできそうです。ちらちら見ながらよそごとをしていましたが、セリフのない ところもずいぶんあるようでした。
同僚のW先生宅で食事会。出席者は、W先生のご主人、子供(4歳)、同僚A先生 、同僚R先生、卒業生G氏、そしてロンドンからやってきた日本人留学生Y氏、I氏、 Tさん。Y氏、I氏はルーマニア、東欧の研究をしていて、かつてはブカレストでも 留学していたことがあって、W先生など、私の同僚たちとは数年前からの知 り合いだそうです。そのころは、同僚のA先生やR先生はまだ学生だったとか。そ してY氏、I氏といっしょにやってきたTさんは、ロンドンでバイオリンを勉強中。 7月にロンドンに来たという小柄な女の子です。日本では王子あたりに住んでい たというので、私ともあちこちですれ違っていたかもしれません。 料理は豚肉のスープをゼラチンで固めたもの、名物サルマーレ(ロールキャベツ)、 レバーのパテ、サラダデビネテ(ナスのサラダ、焼きナスをペースト状にして味 をつけたもの)、小形ハンバーグを揚げたもの、漬物各種、デザートはチョコレー トケーキ。 食事中に、この家にも子供たちのクリスマスキャロルがたくさんやってきます。居 間まで入れてやって、我々の前で歌わせて、お小遣いを渡していました。皆で色々 な話をしているうちに、Tさんがオペラ座に行ってみたいというので、今日の出し 物はわからないけれど、とにかく急遽2人で出かけてみることにしました。オペラ 座へはバスで1本。徒歩5分強のバス停まではW先生のご主人がつきあってくれま した。共通のクリスマスソングを歌ったりしながらバスを待ちました。 バスに乗ったら検札が。幸いチケットのパンチはしていたのですが、Tさんのチケ ットにいちゃもんがつきました。彼女はもちろんバスに乗るのは初めてだったので、 パンチも初めて。1回目にちょっと失敗したみたいで、2回分のパンチのあとが チケットについています。彼らはそれを見咎めて、このチケットは2回使った形跡 があるから違反である、と言ってきます。説明しても聞く耳をもちません。運悪く、 一番後ろの入口から乗ったので、私たちがパンチしていたのを見ていた人もいな いようです。そのうち、身分証明書をみせろ、と言い出して、Tさんがイギリスの 身分証明書を見せると、それを取り上げて返してくれません。罰金はコレコレであ る、その金がなければ警察へ行こう、と言っています。やりとりは英語です。罰金 がいくらか、聞いてみると、15万レイ。私が聞いている罰金の3倍です。だんだ ん、これはアヤシイ、という疑惑が強まってきます。ニセ検札係にちがいない。ニ セ警官というのはよく聞くのですが、ニセモノの場合は英語が達者なのです。事情 がよくわかっていない旅行者を狙うわけだから。オペラも始まっている時間だった ので、私は、ニセモノとはわかっていても、安かったらお金を渡してしまおうか、 とも思ったのですが、請求してきたのが2000円以上だったので、払うつもりは ありません。警察に行きましょう。その前に、通訳が欲しいから、日本大使館に連 絡したい、と言いました。OK。警察に行こう。警察に行くと罰金はもっと高いよ、 とか言ってきます。そのうち、彼女はかわいいし、子供だから(Tさんは小柄で、 イギリスでは12歳と言われたこともあるらしい)子供料金にしておく、50000レイ だと言って、値下げしてきました。もう、これは間違いなくニセモノです。 一応、それらしく検札係の証明書や、罰金の額の書いてある書類なども見せては きていますが、全部ニセモノに違いありません。さらに、こちらが粘っていると、 ドルでどうだ、とか言ってきます。何ドル?と聞いてみると、いくらなら出すか、 と、逆に聞いてきます。なんということでしょう。わかった、とにかく、警察に行 くことにしましょう、と言ってバスを降りました。ちょうど中心街の大学広場でし たから、降りても危険な地域ではありません。そして、大使館に行きましょう、と いって、逆に彼らの袖を引っ張って、大使館方向に向かおうとしたら、これは大使 館の問題ではない、警察の問題である、と言います。でも、私たちには通訳が必要 なので、大使館に連絡したい、とこちらは頑張ります。罰金の額もどんどん下がっ てきて、とうとう、10ドルが5ドルにまでなりました。50000レイよりも安いです。 私がちょっと間違えて、さっきの50000レイの方が安いじゃない、と言ったら、 5ドルは41000レイである、おまえは数学を知らないな、と言ってきました。 でも、とにかく、私たちは大使館に行って、通訳を頼みたい、と粘っていたら、 ふと、身分証明書にキスをして、Tさんに返して行ってしまいました。ヤッター。 これが旅行者だけだったら、ほんとにひっかかってしまうと思います。最初に彼ら が見せた検札係の証明書も、少し前に私がホンモノの検札に遭った経験があって、 その時に見たのとは違うということから、アヤシイ、と判断できたわけだし、正し い罰金の金額も知っていたから、請求金額がオカシイこともわかったわけです。こ ういうニセモノはブカレストだけではなく、東欧各地にたくさんいるので、皆さん も旅行する時には気を付けてください。とにかく、英語が達者なら、かなりの確率 でニセモノだそうです。 気を取り直して、次のバスに乗ってオペラ座に行ってみると、お休み。ちゃんちゃん。 オペラ座前のエネスクの銅像だけ見て、またバスに乗ってW先生の家に戻りました 。皆まだ残っていたので、事の顛末を披露。まあ、実害は途中でバスを降りたため にチケット2枚、余分に使っただけ、約30円ですから、30円でスリルとサスペ ンスを楽しめた、と思えば、笑い話です。でも、こういうことをルーマニア人はど う思っているのでしょう。それをその場で聞いてみればよかった、と、アパートに 帰ってから思いました。まあ、しかたがないね、と思っているうちは、この国もま だまだ先は長い、と言わざるをえないでしょう。私自身も、ま、しかたがないね、 と思ったわけで、所詮、まだまだこの程度の国なのよ、と、見ているってことです ね。口ではなかなかいいところだ、とか言っていても。 Sarbatori Fericite!(サルバトーリ・フェリチーテ) Sarbatori:祝う Fericite:幸せ (品詞はよくわからない) こちらのクリスマスの挨拶です。
今日は、クリスマスです。ちょっと前までイブでした。 クリスマスといえば、ブラスのクリスマスプレゼントです。 そう、あの金管アンサンブルの演奏会のテープです。 黒羽さんの司会進行の声が懐かしく聞こえ、栄光の?ブラスセクションの重厚かつ 深淵な響きが郷愁を誘います。そしてアンコールの「きよしこの夜」 出ました!大野の非音楽的音外し!超笑える! ああ今年も年が暮れるなぁと思う今日このごろでした。
五反城教会だったっけ? 五反上?どんな漢字だったか思いだせない。 懐かしいですね。そうそう、やたらに寒かった。そんなテープ、聞いてるの? 雪もほぼ消えて、あたたかいクリスマスイブになりました。イブって、イブニング のイブなんですね。こちらでは24日から25日にかけての深夜のミサはありませ ん。信心深い大家さんに聞いても、ミサは25日の朝からだそうです。考えてみれ ば、こういう土地で夜中にミサをするのは寒そうです。教会には暖房はなさそうだ し。イタリア(正確にはバチカン市国)では、現地時間の25日午前0時にミサを やっています。RAI UNO(イタリアの1チャンネル)が生中継しています。 昼過ぎに外に出ようとしたら、階下の玄関ホールでちょうど郵便配達のおばちゃん が来ていました。郵便配達とはいっても、格好は普通の私服です。アパートの建物 内部ですれ違う人には、とりあえず挨拶をすることにしているので、おばちゃんに も「コンニチハ」と言ったら、私を見て「キョウハ、アナタアテノハ、モッテナイ デスヨ。」と言いました(多分)。私とそのおばちゃんが顔を合わせたのは初めて だったのですが、おばちゃんはガイジン宛ての郵便物を時々ここに配達していて、 私がその受取人だとわかったのでしょう。「シッテマスヨ、アタシハ。」とおばち ゃんは言いました。親切そうな人でよかった。とにかく、このアパートにガイジン がいて、その郵便物が時々ある、ということを配達人が把握してくれているわけで す。ヨクワカラナイテガミ、とは思われていないということです。よかった。 25・26がクリスマスのお休みになるので、大使館は今日が御用納め。したがっ て、大使館気付の私宛ての郵便物は、これで年明け5日まで受け取ることができま せん。10日ごろにこちらにテープを送ってくれた人がいるのですが、それもまだ 届いていません。郵便事情はまだ謎が多いです。 ブカレストは、まだ今日は普通の1日でした。いや、普通ではないかな。エクレア を一つ食べるために入ったケーキ屋は繁盛していました。丸いデコレーションケー キも売れています。丸ごと一つ買うと1000円弱くらいです。普段は一切れ1ド ル弱、100円くらいで売っているので、丸ごと一つの相場としては、まあそんな ところでしょう。日本のクリスマス用のケーキみたいに、生クリームを絞り出した デコレーションという感じではなく、私が見たのは、チョコレートコーティングが してあったり、果物のスライスが飾ってあったりするものです。でも、特にクリス マスだから、という決まったスタイルがあるようには見えませんでした。私の前に 並んでいた二人連れは、パイ皮にチーズや肉などの具が詰めてある一口サイズのパ イをグラム売りで買っていました。この一口サイズのパイは、あとはオーブンで焼 くだけという状態の半製品としても売っていました。ちらっとみると、ギョーザの 焼く前みたいにも見えます。 夜は、先週の土曜日、ザンフィルのコンサートの後と同じメンバー、大使館の公使 と参事官夫妻に誘われて、ヒルトンホテルのレストランで食事しました。クリスマ ス特別メニューで、ビュッフェです。ルーマニアではクリスマスに豚肉を徹底的に 食べるところも多いらしいのですが、まだイブなので、豚肉は食べないのだそうで す。うれしいことに海産物の前菜がたくさんありました。ほとんどメザシみたいな 魚の薫製、酢漬けの魚、エビの入ったサラダなどなど。肉はビーフと七面鳥でした 。ビュッフェなので、いろいろ少しずつ食べられて楽しかったです。ケーキもチー ズも何種類もあったし。それらは、どーんとまるごと出ているので、好きなだけ切 り取って食べられたのがよかったです。 ブカレストのヒルトンにとっては、これが初めてのクリスマス。料理は頑張ってい ますし、事実おいしかったのですが、これで採算が合うのか、という不安になるく らいの人出でした。客としては、ビュッフェの食べ物がなくなるのでは、という心 配をする必要がなく、静かに話ができてよかったです。BGMにはマドリガルの合 唱曲のほか、なぜかモーツァルトの「音楽の冗談」がかかっていました。お値段は 3500円ほど。まあ、ヒルトンですから、仕方がないです。
我が家では風邪が大流行しています。3日前にかみさんと上の子供が39度の熱を出して 寝込んでて、その間うつるといけないので、下の子はおばあちゃんちに疎開させてたのに 何故か、今日、下の子まで熱を出して、ついでにおばあちゃんちに住んでる従姉妹も熱出して 次は当然自分だろうな.. 最近どーも抵抗力が無くて、家族が風邪をひくと100%自分にもうつります。 黒羽さんも風邪には気を付けて下さいね。異国で病気になる事ほど寂しい事は無いよ〜。
ルーマニアの教会のクリスマスミサもTVで中継していました。こちらの教会は、 薄暗い中に、金色を多用した装飾です。照明のない時代に室内の暗さの中で光る金 色の美、というものを日本美の一つとして谷崎潤一郎が指摘していました(『陰影 礼賛』)が、ルーマニアの教会もそれに近いかもしれません。今日は大家さんの家 で昼食でしたが、うちの前の教会でのミサが終わって、大家さんが呼びにきて出か けるときに、教会にちょっと入ってみました。祭壇のそばの絵などを大家さんが説 明してくれます。神様と息子と聖霊の3つが一つになる、つまり、三位一体ですね 。置いてあったパンのかけらも、3つもらって食べるように言われました。ステン ドグラスも祭壇の両脇にはありますが、外からの光は少ないです。今までヨーロッ パのあちこちで見た教会の多くでステンドグラスになっている部分が、ここでは壁 画になっています。その分、入ってくる光が少なくなります。そして、この壁画が 教会内部ではなく、外壁に描かれているのが、ルーマニアで世界遺産に登録されて いる修道院です。ずっと奥地の方ですが、いずれ行く機会があるといいと思ってい ます。 さて、大家さん宅では、大家さん(奥さん)のお母さん(74歳)と、大家さん( 奥さん)の弟もいっしょに食事になりました。前菜がハム、チーズ、レバーのパテ 、など。メインはサルマーレ。塩漬けキャベツに挽肉(米も混ぜる)を包んでじっ くり煮込み、トマト味に仕上げたロールキャベツです。日本の一般的なロールキャ ベツより小ぶりで、ナイフで半分に切ってふた口、口を大きく開ければ一口でも食 べられるくらいの大きさです。つけあわせはトウモロコシの粉(コーンではなく、 コーンもこの粉の一部、と大家さんが言ったので、もしかしたら、トウモロコシの 軸まで粉になっているのかもしれない。まさかとは思うけれど。)でつくる蒸しパ ン状のママリガ。このサルマーレとママリガが、ルーマニアの代表的料理として必 ず挙げられるものですが、実際には今日みたいに、クリスマスの時に食べる料理の ようです。その後、ソーセージ、小さなパイ、コゾナック(パンに近いケーキ)。 いつもなら大家さん(奥さん)がパイもケーキも作るのだけれど、今年はオーブン のドアのガラスが割れてしまって、代わりのガラスが見つからないためにオーブン が使えず、買ってきたということ。食事の場にはいませんでしたが、電気に詳しい 親戚の青年クリスティは、それを聞いてたいそうがっかりしたということでした。 敬虔な信者は、クリスマス前の6週間、動物関係の物を一切口にしません。肉、魚 はもちろん、牛乳も卵も、したがってケーキやアイスクリームもダメです。(蜂蜜 はOKらしいです。)そんなわけで、クリスマスの今日は、食べるぞ〜、という日 なのです。私は今までも普通に食事をしていたので、ありがたみがありませんが、 6週間を過ごした後であれば、今日の食事は、さぞかし嬉しいことに違いありませ ん。 こちらのキリスト教はルーマニア正教。はたで見ていると、ローマカトリックと何 が違うのか、よくわかりません。まあ、どちらについての知識もほとんどありませ んけれど。それでも今日は、十字の切り方が違うということを教わりました。ルー マニア正教は上、下、右、左。ローマカトリックは上、下、左、右。なぜ右を先に するかというと、キリストがヤリで刺されたのが右からだったから、なのだそうで す。これって、十字架の上でのこと? クリスチャン関係に詳しい人、教えてください。 サラリーマンの方にとっては、今日が最後の通信になるかもしれませんね。 友人が教えてくれたサイトですが、私も皆さん宛てに挨拶状を用意してみました。 下のURLからどうぞ。年賀状の代わりです。 1月24日まで見ることができるそうです。多少の文字化けはご容赦ください。 「か」がどうしても出なかったです。 音も出るので、勤務中の方は気をつけてください。 それでは、どうぞよいお年をお迎えください。http://www.bluemountain.com/cards/box6953/bock9982she4459.html
今日見たイタリアのTV。 ブタの足(ひざから下)の部分の皮をはぐ。つるしておいて、上の方からハイソッ クスを脱がせるように、というか、イカの皮を剥くみたいに、少しずつ外側に丸め ていくようにして、時々皮と肉の間にナイフを入れつつ、皮を肉の部分からはがし ていきます。そうすると、ほんとに靴下のように、爪先まで一体になった豚足の皮 の袋ができるわけです。その中に挽肉に塩・コショウ・何かのスパイスを混ぜた ものを詰め込み、一番上を糸で綴じて絞って、という料理の紹介でした。 多分、その後はオーブンか何かで焼くのではないでしょうか。そこまではやって ませんでしたが。 今日はいいお天気。暖房も昼間はとまっていました。26日も祝日ということでし たが、どのくらい店が開いているか、偵察がてら外に出てみると、なんというか、 日本のお正月に、人通りの少なくなった街の中を歩くような感じでした。天気もい いし、TVも正月番組でたいしたのをやってないし、年賀状の返事を出しにちょっ と、外出しようかな、と、繁華街ではなく、その辺の近所に出かけてみた時の空気 にとてもよく似ていました。大方の店は閉まっているけれど、時々スーパーが開い ていたりするので、ちょっと入ってみてどんな品揃えかチェックしたりしながら、 ぐるっと一回りしました。トラム1駅分歩いて、トラム3駅分乗って、その後別ル ートから家に歩いて戻りました。トラムだったら4駅半くらいかな。その中の一番 の繁華街の角にあった店では、久しぶりにアイスを食べました。アイスはさすがに もう道端では売っていません。店の中のカウンターで注文してその場で食べました 。カウンターの奥では、鶏の丸焼きがぐるぐる回って焼けています。中近東の軽食 で、逆三角錐状に肉を重ねてあるところの外側から少しずつ切り取ってパンに挟ん で食べるのもありました(名前が思い出せない)。奥にはテーブル席が100人分 くらいはあって、お客もよく入っていました。注文はピザが多いようでした。ここ のピザは10000レイ。160円くらい。一人ではちょっと大きいかな、どうか な、という大きさです。みんなナイフとフォークで食べています。イタリア式です。 私が注文したアイスの方は、使い捨てのプラスチックのコップに詰めてもらうシ ステムで、ココア、バニラ、ストロベリー、バナナ、その他、何種類かあって、そ の中から選べるようになっています。私は小さい方のコップを頼みました。100 ccくらいのほんとに小さなコップです。ココアとバナナにしてみました。1000レ イ。16円。テーブル席の人の中には、ガラスの器に数種類盛り合わせて、生 クリームもついてるのを食べている人もいました。 大小のスーパーがどんどんできています。今までの店では、店の人に欲しい品物を 言って、それを出してもらう、そして、伝票をもらって、レジに行ってお金を払っ て、もう一度ショーケースのところに戻って商品を受け取る、というヤリカタでした。 したがって、他の客がいれば、待っている時間があちこちで発生します。スーパー では、自分で品物を手にとって、気が済むまでチェックして選ぶことができます。 欲しいものを自由にカゴに入れると、擬似万引きの快感?も味わえる、とどこかで 読んだこともあります。客にとっては、スーパー方式の方が買いやすいと思いま す。ただし、日本とは違うこともいくつかあります。チェーン店になっているような スーパーでは、大きなカバンは入口で預けます。引き換え用の番号札をもらっ てから売場に入って、カゴをとります。(カゴを必ず持たなければならないスーパ ーもあります。)肉・ハムなどはパックになっていないので、店の人に切り分けて もらいます。野菜・果物も、たいていは店の人に言って、欲しい分量を袋に入れて もらいます。その他、量り売りになっているのは、チーズ、オリーブなど。(チーズ はパッケージされて、選べるようになっているのもあります。)野菜はスーパー の品揃えの中ではまだまだオマケ的存在です。中心になっているのは、缶詰、お菓 子、台所用品などの輸入物です。それから、スーパーの方が高い、というのも日本 とは違うかもしれません。(日本も決してスーパーが安いとは言えないようにも思 いますが。)今までは、珍しさと輸入品の品揃えで勝負してきたこちらのスーパー ですが、これからは、競争も激しくなるでしょうから、安く売るスーパーも出てく るでしょう。
ブカレストはクリスマス休暇の25・26に続く土日で、世の中は4連休です。( 29日からは通常営業です。)土日もやっているスーパー(ぞうさんスーパー)に 行ったら、今日入荷した輸入野菜がちょうど着いたところでした。外側の葉っぱも 新鮮なシャキシャキの白菜。500円くらいでしたが、迷わず購入。それを買って いるときに次に到着した箱の中には、これまた新鮮なブロッコリ。こちらは1つ2 00円くらい。もちろん購入。これだけで、もう今日はすっかりいい気分です。 ヤシから協力隊員が泊まりに来たので、彼女の御所望のラーメン(ハウス細打ち名 人)に、早速ブロッコリの茹でたのも入れました。他の具はハムと茹で卵とネギと 焼き海苔。さらに今日はデカイ赤ピーマンを牛挽肉と水煮缶のタケノコといっしょ に炒めて中華風に。緑黄色野菜をしっかり食べました。皆さんもビタミンをしっか りとって、風邪の予防をいたしましょう。 しかし、「ゆでたまご」と入力して変換したら、なんと「茹でた孫」。 とってもシュールなMSIME95です。 今日はこれでおしまい。
今日は何もない平穏な一日だったなあ、と、なかなか思わせてもらえません。今日 はパソコンの異常です。 まず、メールの送受信ができない。プロバイダにはつながるので、メール以外には このページにやってくるとか、ニフティに接続することはできるのですが。 一応、「ポートの設定」というところもチェックしてみましたが、異常がわかりません。 これはまたまたプロバイダの何かのエラーかもしれません。ま、明日利用料を払い に行くので、それまでに解決しなかったら、パソコン持ち込みで教えてもらうことにし ましょう。 もう一つ、こちらの方が重大です。 突然、なにやらノイズが大きくなりました。電源を入れてしばらく放置していて、 ふと気づいたら、やたらに大きなノイズなのです。中で何かが高速で回 転しているような音です。恐くなって、一度電源を切り(強制ではなく)、再び電 源を入れみましたが、最初に起動するときのキカイ音も、ずっと大きくなっていま す。それに、こうしている間にも、ノイズは不規則に大きくなったり、少し小さく なったりします。こうやって使うことはできるようですが、でも不安。もうこの先 使えなくなるかもしれません。バックアップのやりかたも知らないので、なにもや ってないし。 コンピューターに詳しい、大使館の医務官の先生は家族と旅行に行ってるし。 日本のオフィスにかけるとしても年末年始だし。 ちょっと恐いので、これだけにしておきます。 この先、よくなるといいのですが。
ファンの音でしょう。パソコンの中で定常的に回転している部分と言えばファンかハードディスク ですが、突然異音がするのはほとんどがファンでしょう。ファンなら放っておいてもすぐに壊れる 事は無いと思いますが、異物や埃が引っかかってるのかも知れないので、分解して掃除をしてみると 良いかも知れませんん。(まあ、それが出来ない場合はPCを横にして叩いてみるとか..って、 これで、壊れても責任は持ちませんが..) ハードディスクから音が出ている様な気がする場合は、気を付けた方が良いですが、チェック法として は、パワーマネージメントかBIOSのセットアップで「HDの電源を何秒以上使わない場合は切る」 と言うような設定にして、しばらくしてHDが切れたときに音が止まるかどうかでわかります。 (ノートPCだったよね?) メールがつながらないのは、多分プロバイダ側のトラブルでしょう。うち(zzz)もよくあります。
私も何かのゴミのせいではないかと思います。べつに埃っぽいところに置いてある つもりはありませんが。その後、なぜかノイズはおさまっています。携帯端末をル ーマニアで入手する方法などを考えだしたので、パソコンがスネたのかも。今日、 なぜかデジカメからの画像の取り込みができるようになったりしましたが、これも パソコンのご機嫌がかわったのかもしれません。 しかし、「分解して掃除」って、裏側からドライバで外すんですか? 私にでもできるでしょうか? メールの送受信は昼間はよかったのですが、またダメになりました。 さて、こちらも年末ということで、TVでは映画の大作をいろいろやっています。 ダンスウィズウルブス、風と共に去りぬ、ベンハー。いろいろなTV局でやってい る関係で、「風〜」はドイツ語、「ダンス〜」と「ベンハー」はイタリア語の吹き 替えで字幕なしです。ま、ベンハーなんて、ローマ帝国の話だから、イタリア語の 方がそれらしかったりはします。どれも日本で見たことはありますが、やはりわか らない言葉が延々続くのはいまいちです。英語だったら楽しめる、というわけでも ないけど。また、私は見ませんでしたが、TV雑誌によると、ドイツ語のチャンネ ルで日本映画「怪獣大戦争」(65年)というのをやっていました。これは日本語 が聞けたかな? ちなみに、 風〜:Pe aripile vintului ダンス〜:Dansind cu lupii ベンハー:Ben Hur 怪獣大戦争:Kaiju Daisenso という表記で雑誌に載っていました。何語のTV局でも、雑誌にはルーマニア語で 番組名が出ています。ルーマニア人のための雑誌なので。 風〜、ダンス〜は両方とも、英語のタイトルではwithがつくのに、ルーマニア 語のタイトルではpeとcu。peは英語のon、cuは英語のwithにだいた い相当している前置詞です。なぜこのルーマニア語が風〜だとわかったか、という と、映画の写真が載っていたからです。出演者の名前も出てたし。 しかし、なぜか日本の風習として定着した、年末の第九の演奏会は、さすがにTV でもナマでもやらないようです。 今日はいつもの協力隊員のオマケで、柔道で来ている隊員もやってきて3人で夕食 でした。彼の活動内容は、ジュニアの柔道のナショナルチームのコーチだそうです 。純粋の体育会系が急にやってくることになったので、炊くご飯の量も急遽ふやし て、おかずのトンカツの量もふやして対応しました。こちらでもシュニッツェル( カツ)はポピュラーなので、パン粉は売っています。でも、日本のと違うのは、と ても細かいこと。パンだったという前世を全く感じさせないさらさら状態です。あ とはキャベツの千切りとブロッコリとレモン。とろろ昆布のお吸い物。柔道隊員の K君は、お茶漬け用の茶碗に2杯ご飯を食べて、それでも足りないのか、自分で買 ってきた100%オレンジジュース1Lのパックを食後にほとんど飲みきって帰っ ていきました。体育会系って、やっぱり計り知れない。
ここ3日、夜になるとメールの送受信ができなくなります。プロバイダのエラーだ とは思いますが。それ以外はまあ、何事もなく、お天気もよく、とても日本では味 わえない、のどかな師走の30日でした。 協力隊員との今日の夕食は、てんぷら。具は、イカ(冷凍)、ジャガイモ、タマネ ギ、赤ピーマン、ナス。ダイコンがないのでダイコンオロシは作れませんでしたが、 それを除けばまあまあでした。揚げているうちに油が泡立ってきたら油が古い証 拠、と聞いたことがあります。今日のてんぷらも、昨日のトンカツも、ボトルから 新しく注いだ油だったのにもかかわらず、泡立ってきます。ボトルの中の油そのも のがすでに古いのかしら? 環境に一応気を付けているので、日本から持ってきている「固めるテンプル」で油 を固めて処分。1回きりで処分するのももったいない、とは思うのですが、泡立つ し、次に揚げ物をする予定もないので、処分です。ルーマニアにも「固めるテンプ ル」はあるのでしょうか。どうかな。なんとなく、こっちの人は、流しに油をその まま捨てていそう。こんど聞いてみよう。 ★クッキングタイム こちらで発見したもの:ベーキングパウダー、重曹、ゼラチン まだ発見していないもの:コーンスターチ、イースト菌 小麦粉は、薄力粉、強力粉という区別はなく、1種類です(たぶん)。国産のほか、 輸入物の小麦粉もいろいろ入っていますが、まだよくわかりません。いまのとこ ろ、ギョーザの皮も、りんごケーキも、お好み焼きも、てんぷらも、同じ小麦粉で やっていますが、問題なさそうです。 外出していた協力隊員が、テレホンカードのすり替えの被害に遭ったそうです。電 話をかけていたら、なにやら話し掛けてきて、この電話機はドウノコウノ、と言っ てきて、テレホンカードを渡すと、なにやらあって、返してもらったときには違う のになっていて、あとで気がついたということです。こちらの新品のテレホンカー ドは140度数くらい。彼女のはまだ100度数くらい残っていたはずなのに、次 にかけようとしたら、度数がゼロだったそうです。こちらは、日本のテレカと違っ て、デザインが1種類しかないし、穴があくわけでもないので、こういう犯罪が起 こりうるわけです。これからは、カードを新しく買ったら、マジックで黒々と名前 を書いておきましょう、ということになりました。ヤシという、列車で6時間以上 かかる街から来ている彼女に言わせると、ブカレストは、このことがなくても、オ ソロシイ、のんびり歩けない、ということです。ここしか知らない私にはわかりま せん。彼女の物腰がすでにヤシ化してしまっているのかもしれません。で、悪事を 働こうと狙っている側には、そののんびりした雰囲気がはっきり感じ取られるのか も。ニセ警官とか、そういう被害も、到着したばかりの不慣れなとき、例えばホテ ルに荷物を置いて、外にでてきた時とかに一番被害にあいやすいそうですから。
お久しぶりです。御無沙汰していてごめんなさい。 2学期はとても忙しくてゆっくりこのページをみることができませんでした。 大晦日になってやっと紅白をみながら読んでいます。こんなに活発にやりとりしているなんて....。 順番に最初の1ページを読みましたが、今年もあと1時間に迫り、うかうかしていられないと思って とりあえず書いています。伊丹十三の自殺で、くろさんと豊橋の映画館に、『たんぽぽ』と 『お葬式』の二本立てを見にいったときのことを思い出しました。今回『お葬式』のロケ地でも あった別荘に遺体が運ばれ義理の弟でもある大江健三郎もきていましたよ。宮本信子はやつれて 「夢のようだ」とコメントしていましたが、その様子は映画をみているようでした。 なにかそちらで必要なものがあったら言って下さい。 元気に新年を迎えて下さい。また書きます。
わ〜、静香ちゃん! ようやくやってきましたね。 女性が登場しないのでほんとは寂しかったの。 知ちゃんもそろそろ登場してください。 伊丹十三はほんとに惜しまれます。原因は結局何だったんでしょう。 写真週刊誌に載った写真だけとは思えないけれど。 クリスマスツリーというのは、こちらでは、25日が過ぎても普通に飾られるもの のようで、まだどこでも飾っています。TVのニュース番組のスタジオにもまだあ ります。ルーマニアの大統領の年越しの挨拶の後ろにも、国旗とともにツリーがう つっています。こういうところも松飾りに似ていますね。でも、このツリーはあと でどうするの、と、大家さんに聞いたら、ただ捨てるのだそうです。教会かどこか にもっていってどうかする、というわけではないようです。売っていたのも、根っ こはついていないので、来年まで土に植えておくとか、そういうこともできません。 年越しは一人で過ごすことにしました。今まで結構出歩いたり来客があったり、い ろいろ続いたので、ちょっとくたびれました。年越し番組をチェックしながら、と いうのは、私の今までの年越しにも似ています。実家にも帰らず、論文の締め切り を直前に控えていたりして、最近はたいていこんな感じでした。 夕方のルーマニア国営放送のニュースでは、新年の抱負の市民インタビュー、買い 出しに精出す市民、繁盛する美容院、深夜の交通案内、急患受付担当病院など、さ まざまな年越し情報も流しています。 フランス語のTV局ではパリのオペラ座から「メリー・ウィドウ」を生中継しています。 ルーマニアのアメリカ資本のチャンネルProTVは、大学広場に面した国立劇場 の前に野外ステージを作って、大々的ににぎやかにやっています。この大学広場は ブカレストの中心にあり、同時に1989年の革命の舞台の一つにもなったところです。 中央分離帯や広場に面した建物の壁には、革命で命を落とした人たちの十字架が あり、革命から8年の記念日が今月22日でしたから、それぞれの十字架に花輪が たくさん捧げられていています。画面で見ていても、大学広場には革命当時と同じ ようにものすごい数の群集が集まっているようです。大通りも通行止めにしている ようです。その群集の中から花火が上がっているのも画面からうかがえます。大学 広場は、うちからも直線で1キロほどですが、ちょっと行く勇気はありません。 89年にも、こうしてすぐそばでデモとは無関係に過ごしていた人もたくさんいたの ではないでしょうか。 こうしていても、外では時々爆竹か花火の音がします。連発ではなく、単発です。 花火大会みたいな、地響きがしそうな、ど〜ん、という音がすることもあります。 年越しの瞬間にはもちろんカウントダウン、それから花火。大学広場で打ち上げて いる花火も、うちの窓から半分くらい見えました。日本のみたいな丸いのではあり ませんでした。アパートのまわりでも爆竹が盛んに鳴っています。ビンのようなも のを投げつけて割っている音も聞こえます。 さっきメリー・ウィドウをやっていたチャンネルでは、今度はバレンボイム指揮、 シュターツオパー・ウンター・デン・リンデンからの生中継。ウインザーの陽気な 女房たち序曲、ドンジョバンニのデュエット、サンサーンスの序奏とカプリチオ? (バイオリンソロとオケ)、白鳥の湖の4羽の白鳥の踊り(バレエ付き)など。舞 台上にオケ、客席は普通の座席ではなく、テーブルもあって、飲食しながらという 感じです。 常動曲(こんな漢字?)で年越しの瞬間を待ち、12時になると、テナーのソリス トが指揮者のところにシャンペングラスを持ってあらわれ、天井からは紙ふぶき。 楽団員にもシャンペングラスが配られて、舞台上でも客席でも乾杯となりました。 そして景気よくドンジョバンニの乾杯のアリア。白鳥の湖のワルツ(観客のダンス タイム)、ショスタコのTea for twoなどなど。演奏中もテーブルをまわるマジシャン が何人かいてお客を楽しませています。演奏会というよりは、年越しのパーティに オケの生演奏がついている、という形で、見ていても楽しそうでした。ベルリンフィル のジルベスターコンサートはどこでも放送していませんでした。 ドイツのTV局はブランデンブルク門前、イタリアのTV局は9月の地震で大きな 被害の出たアッシジに、それぞれ野外ステージを設けてやってます。ルーマニアと イタリア、ドイツなどどは時差が1時間あるので、テレビでは新年のカウントダウン を2回楽しめるというわけです。イギリスのTV局もうつれば、さらに1時間の 時差があるから3回楽しめるのに。
皆さん、あけましておめでとうございます。 本年も宜しくお願いします。 ホントは、喪中なんで年賀状は出さなかったんだけど、まあ、ここに書くくらい いいでしょう。と言うことで、黒羽さん、喪中はがきは届きましたか? あー、ぐずぐずしている内に2日になってしまった。