高佐和幸のホームページへ 手話 点字 幼児教育 老人問題 知的障害者 福祉全般
このページは、八郷町立南中学校の公式サイトではありません。
総合的な学習で福祉教育を学ぶ様子を、「福祉教育」を選択した生徒が紹介しています。
そのため、私高佐のページを貸しております。
ですので、このページはあくまでも高佐和幸の個人的なサイトです。
当然このページの著作権は、ページ管理者の私高佐と、制作者の2名の中学2年生に属します。
ただし、二人とも卒業しましたので、e-Mailアドレスは削除しました。
講演会
2001年5月31日(木)、軍司有通氏をお迎えし、福祉に関する講演会及びアイマスク体験を行いました。
![]() |
![]() |
![]() |
自分の生い立ちを話してくれました。 | 軍司氏が、点字の打ち方を教えてくれています | 声が出るワープロの使い方を教えてくれました。 |
![]() |
![]() |
|
名前を入力する体験をしました。 | アイマスクをして校内を歩きました。 |
軍司氏は疾病による中途失明者で、現在は鍼灸院を開業しておられます。
〈軍司氏の講演から〉
全国で約3万人、茨城県内だけでも7,100人程度の視覚障害者がいる。
その90%が疾病による中途失明者で、原因のトップは生活習慣病。
視覚障害者のうち、点字の読み書きが出来るのはほぼ10%程度。
医師から失明を宣告された時、奥様が「私の片目をあげたい」とおっしゃったのを後で聞き、深く感謝した。
こつこつと努力している人が、最後には報われる。
「目が見えない」ことは真の障害ではない。そのことによって他の機能が低下したり欠損したりしていくことが真の障害だ。
「障害」自体は克服することが出来るが、「偏見」を克服するのは難しい。
障害者を理解することより、自分の周りにいる仲間を理解し、助け合うことが今君たちに本当に必要なことだ。
〈感想〉
私は視覚障害者を、「目が見えなくてかわいそう」と思っていました。でも講演会で軍司さんは、「目が見えないからかわいそうとは思われたくない。他人の手を借りなくても、みんなと同じように生活できる」と言っていました。 視覚障害者について、考え直したいと思います。
私は、目の見えない人は点字が使いこなせるものだと思っていました。でも、軍司さんの話を聞いてそうでないことがわかりました。考えてみれば、指先の感覚だけで点の一を判断するのはそう簡単のことではないと思いました。軍司さんの話を聞かなければこんなにいろいろなことを考えることはなかったかもしれないので、いい体験ができたと思います。
屋外のアイマスク体験
2001年6月7日(木)と13日(水)、学校の近くを、アイマスクをして歩きました。
自動販売機でジュースを買い、茨城県立フラワーパークに行きました。アイマスクをしている生徒、それを補助している生徒、どちらも緊張しました。
|
![]() |
![]() |
自動販売機でジュースを買う |
歩道を歩いてフラワーパークに向かう |
〈感想〉
ふだんは車がたくさん通っている道でも、何気なく歩いていました。でもアイマスクをすると、隣で友達が誘導してくれていても、ちょっとしたエンジン音でも驚いてしまいます。目が見えないと、本当に怖かったです。誘導するときには細かいところまで知らせなければならないので、思ったより大変でした。
車にひかれそうだし転びそうだし。目が見えないということは、本当に恐いことだと思った。前に先生が言ったように、音がすごく大きく聞こえました。誘導してくれる人が「あと5歩」などと言ってくれたので、本当に助かりました。
一番大変だったことは、パートナーと同じ速度で歩くことです。目の前の何かにぶつかりそうな気がして、空中で手を動かしたりして確認しないと前に進めませんでした。
手話・車椅子体験
2001年7月12日(木)、千代田町の手話サークルから講師をお招きして手話体験を、石岡市の重度身体障害者更正援護施設「光風荘」から講師をお招きして車椅子体験を行いました。
![]() |
![]() |
手話を使って自分の名前を表現しました。 | 校舎を離れて、初めての車椅子体験をしました。 |
福祉体験
講師としてお招きしたのが縁で、夏休み中の7月31日(火)〜8月2日(木)の三日間、「光風荘」で福祉体験をさせていただきました。
![]() |
![]() |
![]() |
光風荘の方と共同で作業しました。 | 自分にあったメニューで楽しい食事をしました。 | 光風荘の方を誘導しながら食前の楽しいお散歩でした。 |
このページへのご意見・お尋ねは、下記までメールでお願いします。
このページの管理人:t-kaz@intio.or.jp