番外編23     番外編22  番外編21 番外編20 番外編16

 ニッポン放送 「ウラナイ!」  深夜放送の裏側

 突然、「グローバー義和と、申します。」と、私の携帯電話に、連絡が、ありました。2018年の、10月の終わりにね・・・弦エニシ師匠の、お客様のようでした。
こんな、感じで、いつもの、「引継ぎか」って、感じで、返信しました。 本当に、そんな、感じでした。 
11月18日に、わざわざ、茨城県の、私の鑑定室に、お越しになるとの事です。 まあ、待ち構えてみましょう。
弦エニシ師匠のお客様は、大切にしなくてはと、常々思っています。 本当に、大切にしたいご縁なのです。師匠の余韻を、感じたい方々ばかりなのですから。

 18日が、来ました。11時が、迫って来ました。ドアのチャイムが、鳴り、
グローバー義和さんが、お見えになりました。 あらー、本当に、お越しに、なりました。
私が、最初に、言ったのは、「こんにちは~、弦エニシ師匠、来ていますよ。」でした。

 約17.8年前の頃、弦先生が、夜中のラジオ番組に、生出演しているという事は、知っていました。
私は、スターに、日曜日にしか、出勤していなかったので、リアルな御姿は、拝見していませんでしたが、
夜中の12時のラジオ番組に、出ちゃうなんて、なんて、ステキなんでしょうって、当時、思っていました。
しかし、私は、早寝早起きのタイプだし、その頃、子供を、産んで育てていた真っ最中だったので、夜中は、グッスリ寝ていたので、
師匠の出演する番組を、わざわざ起きて聴こうという姿勢が無い、不出来な、弟子でした。 

 確かに、完全、「夜型」いや、「昼夜逆転」生活の、師匠だったので、夜の12時というのは、一番、ノッテいる時間帯だったんだと、思います。
だけど、私は、心配してしまいました。そんな、人が、眠る時間に、お仕事をするなんて、大丈夫なのかなって。
特に、私は、晩酌、つまり、酒飲みなので、お酒飲んで、ゆっくりしないなんてって、勝手に、思ってしまっていましたから・・・
何て、活動的な方なんだろうって、師匠の事を、感じていました。 明け方の星を、眺めながら、寝るというのを、以前、聞いていたので、
「お仕事、夜中でも、出来るんだなー。」って、感心していました。 だけど、そんな時間に、活動している師匠の御姿を、私は、想像出来ませんでした。

 私は、16歳の時から、弦エニシ師匠と、会っていましたが、私の知らない師匠の姿が、有り過ぎて、時々、師匠を、良く知る御方と会うと、戸惑う時が、
有ります。だけど、私の、知らない師匠のお話、エピソードが、聞けて、本当に、ワクワクと、嬉しくって、聞き入ってしまうのです。
「人様を、訪問する時は、これぞとばかり、プレゼントを、持って行ったり」、「仕事先で、鑑定を、頼まれると、奉仕の精神で、受けたり」と、それは、それは、
対面する方々を、大切に思う師匠の姿勢を、伺えるお話ばかりを、聞かされてしまうのです。 その度に、私は、頭が、下がります。
タロットカード界の重鎮の、弦エニシの姿勢が、輝いていたのは、接する人に対する、心遣いが、明るいだけではなくて、細かく、気遣っていたのですね。
私は、今頃、気づきました。  今、気づいたので、いいですか?

 ニッポン放送の「ウラナイ!」という深夜放送の火曜日版に、出演していました。そのパーソナリティーが、グローバー義和さん。
18日に、私の鑑定室に、お越しになりました。師匠の、お仕事関連で、お会いする方は、グローバーさんが、初めてでした。 
私の、鑑定室、待合室には、弦エニシ所縁の物が、沢山、飾って、保存していますから、本当に、楽しい部屋・空間なんですよ。
3時間、グローバーさんと、お話しました。「グーちゃん」って、呼ばれていたんですって。 何でも、好きな人を、「ちゃん付け」で、呼ぶのが、師匠でした。
私も「ミミちゃん」って、呼ばれていたし、あれ ? 私の、周りは、全員、「ちゃん付け」だったな~( ^ω^)・・・

 番組収録後も、明け方まで、グローバー義和さん達は、弦先生と、あーだ、こーだと、色々な、「占い」を、したとの事を、お話の中で、伺えました。
グローバーさんは、本当に、弦先生が、大好きで、会いたくてたまらないのが、分かりました。先生も、この方との、お仕事を、どんなに大切に思っていたのか、
今、理解出来ました。 亡くなって、7年の時間が、それを、語ってくれました。
まっ、そんな、羨ましい裏話を、聞けて、本当に、幸せでした。仕事での、「占う姿勢」は、ピカ一でした。それが、終わった後の、「占う姿」は、超最高でしたから。
私は、お店が終了した後の、師匠の姿を、何回かしか、拝見したことが、ないですが、今も、ホッとした横顔と、一人で、奥の席に、座って、
「ワンオラクル」(タロットカードの一枚引き)を、している様子を、思い出します。 何の、緊張もなく、タロットカードと向き合う師匠は、綺麗でした。

 本当に、綺麗だったんです。今も、師匠が、着ていた服を、着ている自分がいますが、これを、着ていた師匠を、思い出します。
グローバーさんに、「私、弦先生の事で、泣いた事ないんですよ。」って、嘘をついてしまいました。ごめんなさい、粋がってしまいました。
本当は、毎回、この、「弦エニシ&me」を、書きながら、ボロボロ泣いているんです。 今回も、ひざ掛けが、冷たくなるくらい、涙が、こぼれました。
泣いている事は、私と、師匠だけの、秘密です。

 グローバーさんに、受け取ってもらった師匠の形見が、有ります・・・サングラスです。 
偶然、グローバーさんが、持ち合わせていた眼鏡ケースに、色も、形もスッポリ収まってしまった、サングラスでした。
不思議、又も、弦師匠は、答えを、出してくれました。
まだまだ、弦エニシ師匠は、ご活躍しています。 時々は、ゆっくり、金星で、お休みしてくださいね

 

 ミミ月丘へ 弦エニシ&meその1へ   その50へ   番外編12へ  番外編13へ   番外編14へ