第10回目2月下旬 白鳥座へ・・・私の「暗」はどこに映るの?
冬は、本当に夜空が、キレイ ☆ プラネタリウムのドームを見上げているように、キレイ ☆
頭の真上には、大きく翼を広げた白鳥座が、夜空をゆっくり飛んでいる。
そうそう、白鳥座には、ブラックホールがあった・・・光まで吸い込んでしまうすごい天体。
「闇」が光を吸い込んでしまう ・・・ あっ、私たちの「心」も時々、ブラックホール状態になっている。
つい最近不思議な体験をした。真夜中、瞑想をしていると、顔のあたりに、ふーふーっと、冷たい息がかかり、
瞑想が深く進んでいかない。 「誰だろう?」 吐息をふきかける「何か」の正体が、つかめない。
しばらくしたら、どっかへ行ってしまうだろうと、思っていたけど、なかなかしつこい相手だった。
とうとう、私は、その相手のいる空間めがけ、「もう!」っと、引っ掻いてしまった。
「・・・・・!?」 私の指先・爪の先に、皮膚の感触が伝わった
次の日の朝、顔を洗って、コンタクトレンズを入れて、鏡をのぞいた瞬間、「えっ・・」っと、後ずさりしてしまった。
左の頬に思いっきり引っ掻きキズがあった!
昨日までは、なかったキズだ。 眠っている時? そんなことは、ないなー・・・
あっ、すぐわかった。 このキズは、真夜中にあの空間めがけて引っ掻いた時のもの。
ちょっぴりヒリヒリする。
ふーふーっと、私の顔に息をかけていたのは、私の「暗」という分身だったのかもね。
日頃、不満に思っていた事、怒ってしまった感情、なげやりな態度ナドナド・・・それらが、一丸となって、
「暗」の分身となって、瞑想状態の時に、現れたのかな。
自分の弱さ、不遇さ、過去へのこだわりを、周りの人たちのせいにしてしまうことが、ある。
私も瞑想中に、しつこく息をかけてきて、邪魔しているのが、まさか、私本人だとは、思いもしなかった。
私達の心の成長を妨げている「暗」は、外ではなく、まだまだ内なる自分に、潜伏しているのかな。
そして、時々、苦手な人に出会うと、その人に自分の「暗」を映して、自分の苦手を味わうのだろう。
夜空を羽ばたく白鳥さん、心は自由に飛べるよね。
白鳥さんの所にいるブラックホールという存在・「光」まで、吸い込んでしまう・・・
(心の状態の言葉でいうと)
時々、内なる「暗」に触れて、そこに、私達の輝いているものまで吸い込まれないように、羽ばたきを休める時も大切だよね。
でも、ブラックホールも宇宙のニーズが、あるから存在するのでしょう? 11回目へ
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