第1回目

乙女座・スピカへ   ・・・   ふりむけば、叶ってる。 

7月の夜8時頃というのは、湿り気のある夜空の中で、一等星がぼーっと、輝いて見えます。西の空より南よりの空には、乙女座のスピカが輝いています。乙女座は、農業の女神・ペルセフォネです。「実りの象徴」です。

「プラス思考」という言葉がありますが、その言葉に救われる人もいれば、押しつぶされそうな気分になる人もいるでしょう。事は、考え方次第と言います。実際、「プラス思考」の人というのは、運が良いです。一緒にいて、周りも楽しくなります。

私はいつも、いろんな方のご相談を受ける時に、信じることという言葉を必ず申し上げています。

◆ 何を信じるのか・・・何を目標にすれば良いのか・・・

◇ 「成功している、夢が叶っている自分」を描けるからこそ、今がもどかしかったり、

  悔しかったりするのでしょう。それを描くだけで良いのです。断固とその描いた像を、  

  胸に抱いて下さい。未来が描けるというのは、叶う可能性が存在するということですから。

 

それでも、自信がない方には、「夢細分化計画表」を書くことをお薦めします。

これも、密教に精通しておられる僧侶の方に私が二十歳そこそこの時に教えて頂いた方法です。

別ページにしましたので、クリックして下さい。 「夢細分化計画表」へ

 

時々、鑑定の時、タロットカードを展開する前に、ガクンと力が抜けてしまう瞬間があります。

「私、ずっとこのまま独りなんだと思います。変わらないでしょうね。」などと、言い切られてしまうことがあります。または、「さあ、鑑てよ。」という矛のような表情を投げかけられます。

その方は、確かに変わりたい自分を描いているのだけど、それをグシャグシャにしている自分も隣合わせに描いているのです。・・・私は、そう感じるのです。

タロットカードを展開したところで、その言葉が発した「気」にタロットカードもおへそを曲げてしまうのではないかとヒヤヒヤします。遠回りかもしれないけれど、30分から1時間という時間の対話で、まず、その硬い考え・描写から脱していただきたいと私なりに説得します。

しかし、説得も虚しく、「抽象的なことしか言ってくれないのですね。」「もっと違うこと言ってくれるのかと思った」「何か、私の思っていたのと違う。」と返されることがあります。

確かに、ムっときますが、直ぐに悲しさがこみ上げて来ます。私は、魔法使いサリーでもなければ、小説家でもないし、気持ちや態度に反した言葉・歯の浮く言葉は、言えません。実際、その人は、苦しいのでしょう。どうすることもできないから、聞いてほしいから、時間を割いて、来るのでしょう。しかし、しかしね、その前にうずくまって、小さくなっている自分に気付いてほしいのです。「占い」や「予言」というのは、「言われっぱなし」のものではなく、

「自分の自由意思」の上に成り立っているといることを分かってもらいたいのです。

乙女座のスピカは、実りの女神様。穂が実るまで、人はワクワクしながら種を蒔き、ハラハラしながら、天気を仰ぎ、黄金の穂になる大地を夢みます。そして、時を迎え、一気に喜びを収穫祭で祝います。

最初から、「どうせ・・・」などと、投げやりで種を蒔く人はいません。蒔いたとしても発芽しませんよ。女神様もそんなやる気のない者にお力をわざわざ降り注ぎますか?

「無理かな?」「どーせ、アハハハハ」と思わず、思い切って未来を描いて下さい。

「自由意思」は「自信意思」へ、そして、「現実意思」へ叶っていきます。自然とね・・・

 

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