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 私の鑑定室の一角に、弦エニシ師匠を、祭る祭壇が、有ります。私にとっては、今は、神の存在です。鑑定室に、入る時は、必ず、「おはようございます。」と、
言って、仕事に就きます。そして、一日が、終わった時は、師匠の御写真に向かって、「先生、有難うございました。」と、一礼します。
今でも、フォーチュンカフェ・スターに、出勤していた頃を、思い出します。特に、日曜日には・・・

 今、2021年 2月末、もうすぐ、師匠が、お亡くなりになって、10年が、経ちます。もう、10年かと、思いますが、私の記憶の中では、今も、キャっキャっと笑って、時々、うるさいんだけど!!!っという声が、聞こえてきます。本当に、もう、お会い出来ないんだなーって、悲しくなり、懐かしくなります。

 最近、私は、ご予約を、書き忘れてしまって、ゴメンナサイをした事があったり、昨日は、「さてと、飲むか。」と、晩酌の直前に、ご予約のお客様、お二人が、お見えになったり、ちょっと、危なっかしいです。 あ~、マイッタナーって、思うのですが、
いざ、鑑定・仕事に、就いてしまうと、ノリノリ調子になるのです。
本当に、タロットカードが、好きで、絵柄が、好きで、お喋りが、好きなんです。ワイワイ鑑定時間なんですよ~。
よく、「占いが、好き」という方々が、いらっしゃいますが、私程、占い・タロットを、好きな人は、いないですよ。
弦エニシの、弟子になったくらいですから。
そして、「占い」という、単語が、嫌いなのも、私です。なんなんでしょうね~、その業界にいるくせに・・・
私は、お越しになって下さった方々の、人生の、一部分に、携われた事に、嬉しさを、感じたから、この仕事に、喜びを、覚えたのです。
いろんな、関わり方って、有りますよね。それが、ここの私の、鑑定室だったって事に、意味が有り、深く感謝します。

 占う前に、その人の人生って、決まっているもんだと、思うんです。起こる事・全て、必然ですから、決まっているんですよ。
私は、「アガスティアの葉」予言書を、20代後半に読みに行って、確信しましたから。 だから、時々、占いなんて、必要ないんじゃないかなって、思うんです。
でも、「どうなのかな?」って、思ってしまうから、指針・占いを、必要と、してしまうんですよね。そうじゃないのかな?
どうせ、そういう人生なら、少しでも、良くしてみたいですよね。

 「占い師」・・・この言い方も、私は、嫌いなんですけど、「ミミ月丘」で、毎日、仕事が、出来るのは、師匠・弦エニシ先生の、お陰です。
本当に、これまでも、書きましたが、どんだけ、お世話になり、御迷惑をかけたりしましたが、この仕事で、一本立ちを、させて戴きました。
10代の頃から、先生、一筋で、憧れて、見てきて、聞いていて、占いの世界の天国の時間でした。弦エニシが、目の前にいるだけで、天国でした。
同じ、空間・部屋に、いらっしゃるんですよ!!! そして、お話が、出来るんですよ!!!  こんな事、もう、超嬉しくて、たまんなくて、毎回、感涙でした。

 10年経った今も、まだ、弦エニシ師匠の、遺品整理は、完了していません・・・というか、現在進行中で、いいんですかね。
飾ってみたり、着てみたり、差し上げてみたり、特に、バッグなんか、大切に使っていたり。 とにかく、毎日、楽しく、眺めています。
そして、キレイね、ステキね、と褒められています。 (先生、嬉しいですねって、心の中で、ほくそ笑んでいます。)

 この先生しかいない!!!っと、思ったのが、恐れ多くも、タロット占いの重鎮中の、重鎮の方でした。私は、本当に、奇跡的に、恵まれた弟子でした。
こんなにも、プラスの言葉で、鑑定時間を散りばめて飾り、そして、笑顔で、締めくくるという、素晴らしい鑑定内容でした。
そして、30分で、1万円という鑑定料!!! なんて、優しいんでしょうか!!! 本当に、今も、思い出すと、素晴らし過ぎます。感激してしまいます。
 
 私だけでは、ありませんね。鑑定ご依頼のお客様も、「弦先生で、お願いします。」でした。ぶれなく、弦エニシご指名でしたね。
弦エニシ師匠も、あっちも、そっちもの方々は、相手にしなかったと思います。「私が、一番の占い師」と、自信を、御持ちでしたから。
本当に、ご自分の鑑定に、確信・自信のあった師匠でした。
 私、個人の意見ですが、あっちも、そっちもの、占いに行く方って、あまり、充実している感じでは、ないんですよね。すみません、そう感じたので。

 

 
 

 

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