第13回目4月下旬 こぐま座へ・・・成長の過程が嬉しい
春の霞のせいか、夜空も「とろん」としていることが、ここ数日続いている。
夜空も、「春眠 暁を覚えず」状態かしら。
北の夜空は、比較的、はっきりと観察できる。昔、小学生の頃、先生が、理科の時間に、「北極星の位置は、覚えましょう。」と、何度も教えられた事を思い出す。
大熊座のしっぽの部分が北極星だ。
北極星は、「移動しない」という事を学んだ、小学生の私は、
毛布をグルグルと、体に巻き、家の屋上に登り、夕方から、深夜まで、じーっと、
北極星を見ていた事があった。その時、私の両親が、代わる代わる「何しているんだ―?」と、私の様子を、
うかがっていたのを、懐かしく思う。
こぐま座は、代表的な星座の大熊座の子供だ。
成長というと、子供や、植物の成長ぱかり耳につきますが、私たちの心の成長もあるのですね。
私自身、鑑定結果をお送りしたり、お手紙の返事を出したりと、出きる限り、「対話」を大切にしています。
最初の個人セッション・通信鑑定の時は、相談者の多くの方が、
「何でこんなに、苦しいのー・・・」と、叫びにも似た気を発し、それに対し、私も、心が痛み、
一緒に涙してしまうことがあります。
今年の初め、山陰地方にお住みの女性の方から、通信鑑定の依頼と、お手紙が寄せられました。
はっきり言って、その内容は、つらく、自分自身への自信をなくし、「何のために、どうして、私は存在しているのか。これからどのように自分の方向性を持って行けば良いのか」と、彼女は綴っていました。
2度、通信鑑定のやり取りがありました。 最近、彼女から、とても朗らかなお手紙を頂いたのです。
手紙より・・・
「初めて吉方位取りをしてみました。」
ふむふむ、自分自身で、幸せを手にしていこうという前向き姿勢が出て来ましたね。
「滞在先で、温かな気持ちになれました。」
それそれ、それがとても大切。自分自身がふわふわと温かくなること。
「温泉は入っていないけど、とてもリフレッシュできて、体も心もほぐれていってる」
まさに、彼女は、好転するスタート地点に立っているのがヒシヒシと感じました。
「年始には、寂しさと、絶望でただ、苦しかったけど、今は、ワクワクする気持ちが戻ってきました。」
うーん・・・嬉しい。
「私が私を幸せにしていくのですね。」
・・・うれし涙・・・
彼女は、自分の心に自ら、「栄養を注ぐ」ことを始めたのです。その切っ掛けが、微力だけれど私との通信鑑定のやり取りだったかもしれないし、日々、関わり合うお友達の言葉に何か好転へのメッセージが込められていたのかもしれないけれど、とにかく、彼女は、「幸せへの成長」を開始したのです。
彼女のキラキラした瞳が想像できます。 私の気持ちもホンワカして来ました。
他人の幸せを、心の底から「良かったね」と、言える場合って、悲しいけれど、少ないと思うのです。
でも、一度でも、本当につらい体験や、 絶望感を味わい、そこから這い上がり、自力で幸せをつかんだ人は、
心の底・本心で、「良かったね」と言えると思うのです。
「良かったね」と、相手へのいたわり、「良かったね」と、嬉しい報告を有難うという感謝の気持ちをこめて・・・
こぐま座は、小さめの星座。 「いつか、大熊座・お母さん熊より、大きくなるんだよね。」
単純な言葉が口から、こぼれてしまった。
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